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既婚者が不倫に走るきっかけとは?浮気の心理や本音を解説

「夫が会社で社内不倫しているかもしれない」「妻が何かのきっかけで浮気を始めているかもしれない」など、この記事を読んでいただいている方の中には、配偶者の不倫でお悩みの方が多いと思います。ご自身の配偶者に実際に不倫された妻や夫、あるいは配偶者の不倫が疑われる方の中には、何がきっかけだったのか原因がわからないという方も少なくありません。

実際に不倫をしている人は何がきっかけで不貞行為に走ったのか、どういう心理で不倫をしているのかを知ることで、あなたの夫や妻の不倫のきっかけを防ぎたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、既婚者が不倫に走るきっかけについて、その本音や心理状態について解説したいと思います。

不倫を経験した人の割合は?

不倫している人はどのくらいいると思いますか? 少し古いデータになりますが、2013年に行われた日本全国の20~60代の男女14,100名を対象にした調査では、「結婚相手・交際相手以外に不倫・浮気相手がいるか」という問いに対して、男性で約27%、女性で約16%が、特定または不特定の相手と浮気をしているという回答を寄せています(相模ゴム工業「ニッポンのセックス」http://sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/love_sex.html)。上記データによると、男性では20代で不倫している人が全体の31.5%と最も高く、女性では40代が最も不倫した割合が高く19%に上るという結果が出ています。

また、ある統計では、一生のうちで既婚者が不倫を経験した人は、男性では74%、女性でも約30%を占めるという結果も報告されています(森川友義「大人の『不倫学』」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000405.000005069.html)。男女によって不倫経験率に差はあるものの、不倫の経験率は決して少ないとは言えないのが実情です。

不倫経験者が答えた不倫のきっかけで多い理由

どういう人が不倫をしているのか、不倫に走ったきっかけや理由が知りたいという人は多いのではないでしょうか。

(1)セックスレスも不倫のきっかけに

不倫の割合が高い理由のひとつには、夫婦のセックスレスの増加が影響している可能性があります。セックスレスは日本性科学会によって「カップル間の合意した性交、およびセクシャル・コンタクトが1か月以上ない場合」と定義されています。そして関東在住の40~79歳の666人の男女を対象にした調査(2012年)によると、このセックスレスの割合は、50代の男性86%、女性75%と、12年前の約2.5倍に急増していると報告されています。

一方で、同調査によると、配偶者以外の異性と不倫をした女性の割合が2000年の4%から16%と4倍に増加しており、セックスレスが不倫の一助になっている可能性が指摘されています。

(2)不倫相手との出会いで多いきっかけとは

不倫関係が始まるきっかけでは、何が多いと思いますか?先述の相模ゴム工業のデータによると、不倫相手との出会いで最も多いのは同じ会社だったこと、つまり社内不倫であるといわれ、全体の21.4%を占めています。不倫の兆候として多いものが、男性では「残業の増加」「地方出張の増加」が、女性では「パートに出たいと言い出した」といった傾向が多いといわれていることからも、社内不倫の多さを示していると言えるでしょう(マイナビ https://uwaki-pro.com/columns/228/

不倫相手の出会いで多いものは、上記に続いて友達の紹介や合コンが21.2%と同率で続きますが、これは上記統計が「交際中の人」も含んでいることから、未婚者も一定数含まれることが予想されます。その他の理由としては、友達、出会い系サイトやSNS、飲み屋やキャバクラと続きますが、昨今はSNSで既婚者との出会いがトラブルになるケースも増えています。特に出会い系サイトでは相手が18歳未満であることを隠して登録していることもあり、この場合は不倫だけではなく児童買春や青少年育成条例違反など、刑事事件の問題にも発展しうるので注意が必要です。

夫が不倫する理由や男性の浮気の心理とは

不倫する人は、男女で心理に違いがあるといわれています。2017年に探偵会社が行った調査をもとに、不倫をする男性に特徴的な心理を、ここで5つご紹介したいと思います(調査対象:既婚男女1103人、2017年実施、探偵事務所・興信所調査の浮気スナイパー http://www.uwakichousa.link/furin-experience/)。

(1)認められたい欲求が不倫に走らせる

不倫のきっかけとして、社内不倫が多いことをご紹介しましたが、日本の企業構造上、社内不倫の場合は、男性が上司で女性が部下というケースが多くなりがちです。男性が会社で部下の女性に頼られ、必要とされて自分の存在が認められると感じることで、部下に愛着を感じて不倫に走るという心理があります。

(2)セックスレスで不倫に走る

昨今の家庭内での夫婦のセックスレスが原因で不倫に走ったという回答も多くみられ、男性に特徴的な心理のひとつと言えます。

(3)さみしさや甘えたい心理から不倫に走る

家庭に妻子があっても、寂しさを理由に不倫に走る男性の心理があります。妻が実家に頼りがちで自分の居場所がないと感じるといった事情が影響することもあるようです。また、仕事がうまくいかない、家庭に問題があるといった場合に、甘えさせてくれる女性と不倫に走ったという声も特徴的です。

(4)価値観の共有を理由に不倫に走る

男性の場合、不倫の理由としてよくあげられるのが、「価値観が同じだった」「分かり合えた」というものです。仕事や遊びなど、不倫相手には自分の一面しか見せないものですが、その部分に良い反応を示してくれた相手に対して、共感できた、同じ価値観の相手がいたと感じ、不倫に走る男性は少なくありません。

(5)セックス相手を求める心理

夫婦がセックスレスの場合のみならず、不特定の相手との性的刺激を求めて不倫する男性がいます。アメリカの著名なゴルフ選手が話題になりましたが、不倫がひどい場合はカウンセリングや治療も含めて検討すべき場合があります。

既婚女性が不倫する理由や女性の浮気の心理とは

女性の不倫の場合、男性とは心理に異なる点があります。週刊誌が不倫経験を有する25歳~45歳の女性1000人(独身500人、既婚者500人)に対して行った調査では、既婚女性の不倫の心理として次のような内容が明らかになりました。

(1)不倫によって精神的に満たされるという心理

500人の既婚女性の約過半数が、精神的に満たされることを不倫の理由に挙げています。その中には、夫が多忙な寂しさや、不倫相手に異性としての魅力を感じ、好きだと感じるという心理も含まれるようです。

(2)不倫相手には女性としてみてもらえるという心理

同調査では、不倫相手に女性としてみてもらえることを不倫の理由に挙げる人は、90人を超えています。これは、子育てなどで、自分自身でも女としての部分が減ったように感じ、不倫によってその渇望を埋めるという心理が働いていると言えます。

(3)セックスレスで不倫に走る

夫とセックスレスだったり、夫との性交では満たされないので不倫で埋めるというのは、男女に共通した不倫の心理と言えます。

(4)暇つぶしのために不倫する

男性にはない不倫に走る心理として、暇つぶしのためや、いろいろな男性と経験したいという理由を挙げているのが特徴的です。価値観の共有や分かり合えたと感じたから不倫に走ったと回答する男性に比べて、女性の方が割り切った心理を持っているとも言えます。

(5)疑似恋愛から不倫する

女性でも、社内不倫の割合は高く、同調査では、不倫相手との出会いは職場、中でも上司との不倫が30%に上るという結果が出ています。この理由として、職場では、仕事で上司に認められようと頑張る心理が、いつの間にか恋愛感情にすり替わる傾向が強いことが指摘されています。

社内不倫のきっかけと知っておくべき3つのリスク

上記のように、社内不倫は男女ともに不倫のおおきなきっかけになっています。男性の場合は「仕事で部下の女性に頼られることで自分に自信が持てること」、女性の場合は「上司に認められようと頑張っているうちに、上司のために頑張る意識に変わり、恋愛感情に移る」という心理状態に異なる傾向がみられるものの、職場は不倫の理由になりがちです。

社内不倫は、職場が同じなのでむやみに口外しないだろう、自分の立場が悪くなるようなことはしないだろう、という暗黙の了解が働き、リスクが少ないと考える人もいます。しかし、実は次のようなリスクもあることを知っておくべきでしょう。

(1)家族に不倫がばれた場合のリスク

不倫したけれど離婚しない場合は、示談書に不倫相手との接触禁止を約束することが多いのですが、社内不倫の場合はどうやって守らせるかでもめることも多くなります。また、会社の上司が夫婦の仲人をしていたような場合や、不倫問題の仲裁に上司や同僚が介入した場合などは、会社に迷惑がかかり仕事に与える不利益も避けられないでしょう。

(2)職を失うリスク

よほど緩い会社でない限り、社内不倫を推奨する会社は稀です。特に金融関係など高い信用性が求められる職場では、不倫することで不正がしやすくなるなどの恐れがあるとして、どちらかが異動させられるケースもあります。また、警察などの公務員の場合は、不倫は全体への奉仕者としてふさわしくない非行行為として処分対象になります。

(3)不倫相手ともめた場合のリスク

社内不倫がうまくいっているときは、当事者二人は調子に乗っているかもしれませんが、一度不倫関係がこじれると悲惨です。場合によっては誹謗中傷を広められる、収入状況もある程度わかるので手切れ金を請求されるなど、名誉の面でも金銭面でも負うリスクは高いと言わざるを得ません。

気を付けるべき不倫と不貞行為のボーダーライン

マイナビが行った調査(2016年3月、22~39歳の社会人男女、有効回答259人)によると、どこから不倫・浮気かというボーダーについて、男性はキス(42%)、手をつなぐ(29%)、性行為(23%)、ハグ(6%)、女性は手をつなぐ(41%)、キス(32%)、性行為(20%)、ハグ(8%)と、男女に差がありました。

しかし、夫婦間の不倫の場合、着目すべきは不倫が「不貞行為」であったかどうかです。不貞行為とは、異性との性交渉(挿入を伴う肉体関係)、および性交類似行為(射精を伴うペッティングなど)をいいます。この不貞行為があって初めて、「法律上の不倫」となり、離婚原因になるか、慰謝料請求ができるかどうかが決まることになるのです。

これは、夫婦はお互いに「貞操義務」(配偶者以外の異性とは性交渉をしないという決まり)があるのに、これに違反したことで傷つけられ、その精神的苦痛を賠償するために、不貞行為をした配偶者とその不倫相手に慰謝料を請求できるという理由です。そして、不貞行為があったことは、法律で離婚できる理由のひとつにも定められています。

もちろん、夫婦間で、「私たちの夫婦はキスから浮気」「手をつないでも許さない」などの決め事を勝手に作るのは構いませんし、それに違反した場合に自由に慰謝料と称してお金を払うのも結構です。しかし、相手が支払いを拒否した場合に許せないからと言って、キスや手をつないだことを理由に裁判で訴えても認められません。

不倫が疑われる場合にやっておくべき3つの対処法

夫や妻の不倫が疑われるけれど、はっきりしないのでどうしたらいいかわからないという方もいるかもしれません。そのような場合はすぐに結論を出そうとせずに、不倫が明確になった場合に備えて次の3つの準備をしておきましょう。

(1)不倫の証拠集め

不倫の証拠で集めるべきものは、上記でご説明した「不貞行為」があった証拠です。具体的には、ラブホテルに出入りする写真や動画、性交渉を写したデータ、性的関係があったことを示すメールやSNSのやり取り、音声データなどです。デート中の写真や、プレゼントと思しき領収書などは、それだけでは証拠になりませんが、他の証拠と相まって利用できることもあるので保管しておきましょう。

(2)夫婦の財産の調査

不倫が事実と発覚して離婚を検討した場合に備えて、夫婦の財産の調査をしておきましょう。というのも、離婚するときは、「財産分与」といって、結婚中に夫婦で築いた財産は二等分するのがルールなので、それに備えて夫婦の財産を把握しておく必要があるからです。特に住宅ローンがある場合は、不動産価値とローン残高で財産の分け方が変わるので、負債も併せて調べておきましょう。

(3)離婚に備えて住居と収入源の確保

不倫が疑われる配偶者との間に未成年の子どもがおり、不倫が確かなら離婚して親権を取りたいと思う場合は、離婚後に生活する住居と、収入源を確保しておきましょう。親権は、子どもの生活を第一に決められるので、住居と収入は親権を取りたい場合には必須の条件になるからです。特に今専業主婦で離婚後の生活に不安がある場合は、家族や役所のサポート体制を調べておきましょう。

まとめ

今回は、既婚者が浮気や不倫に走るきっかけや心理を、男女別の違いを中心にご説明してきました。夫と妻で不倫に走る理由に違いがあること、社内不倫が理由として多いことに驚かれた方もいるかもしれません。もし、配偶者が心配な場合は、こうした心理を知って不倫予防をすることも重要ですが、不倫が確実でどうしたらいいかわからない場合は、弁護士などの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。取るべき対処方法や今後のアドバイスを受けるなど、まずは弁護士にお気軽にご相談ください。

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