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60代になって不倫をする6つの理由。高齢でも不倫慰謝料は可能?

不倫は夫婦が高齢になっても起こり得ることです。
「夫も昔と違って性欲がないから退職後は落ち着くだろう」と考えてみてもそれは大きな間違いです。
不倫は60代でも意外と多いのです。

高齢になると不倫をする条件がむしろ整ってしまうとさえ言われています。
そして高齢になって不倫をすると、慰謝料や財産分与などで若い時の不倫よりもリスクが高くなってしまうこともありますし、セックスがない不倫の場合には慰謝料請求も難しくなってしまいます。

60代の不倫は、若い時の不倫とは状況が大きく異なります。60代の不倫が多い理由と、不倫慰謝料について詳しく解説していきます。

60代になって不倫をする理由

不倫とは縁が遠いように思われる60代ですが、意外にも不倫をする理由がそろっています。
60代が不倫をする理由は様々ですが、主な理由としては以下のようなものを挙げることができます。

  • 配偶者に対しての恨みがつのっている
  • 配偶者を異性と感じられない
  • 60代になっても恋愛感情は残っている
  • お金と時間を余している
  • 異性から褒められることが増える
  • 現役時代からの不倫体質

元々、不倫体質だった人は60代になっても変わりません。
また、これまでは不倫をしたことがなかった人でも退職してから不倫をしてしまうケースもあります。
60代が不倫をする6つの理由について詳しく解説していきます。

(1)配偶者に対しての恨みがつのっている

長い結婚生活の中で、配偶者に対して恨みがつのっていることを不倫という形で仕返ししようと考える人も存在します。
「夫が退職するまでは我慢して、退職後は自分の好きにしよう」という妻や、「自分は現役時代には妻からATMのように扱われた。退職後は自由にする」などと、夫や妻が配偶者に対して恨みを溜め込み、その恨みを発散するために不倫をするケースがあります。

夫と妻の関係をそれぞれが義務と感じており、夫の現役時代には義務に縛られていた人が退職後に解放されたと感じている夫婦に起こるケースが多いようです。

(2)配偶者を異性と感じられない

長く連れ添っている夫や妻に対して異性として感じることができない人は多いのではないでしょうか?
お互いが空気のようになっており、会話も刺激もなくなってしまいます。

現役時代はそれでよかったかもしれませんが、退職して時間ができるとこのような夫婦関係に物足りなさを感じるようになり、他の異性を求めてしまう傾向があります。

(3)60代になっても恋愛感情は残っている

異性を好きになるなどの感情に年齢は関係ありません。
60代になっても誰かを好きになることはありますし、家庭でパートナーに対して不満を抱えていればいるほど、他の異性と恋に落ちることはあります。

配偶者は「年をとってまで不倫なんてするわけがない」と思っていても、夫や妻に人を好きになる感情が残っていれば60代になっても不倫に走ってしまう可能性があるのです。

(4)お金と時間を余しているから

会社員を退職した60代は、現役時代に財産を形成し、退職金が入り、年金も受け取ることができます。
さらに、現役時代は仕事に取られていた時間が、退職後に余裕ができるようになります。

お金と時間の余裕が急にできるので、現役時代は仕事に傾けていたエネルギーを異性に対して向けるようになる人も少なくありません。
退職後の60代はお金と時間を余らせているので、現役時代よりも経済的にも時間的にも不倫をする余裕が生じてしまいます。

(5)異性から褒められることが増える

現役時代は職場で異性からそれほど褒められることがなく、家庭でも妻から褒められることがない人が、退職後に地域の行事などに参加すると急に異性から褒められるようになることが少なくありません。

職場では「役職」、家庭では「夫や父(妻や母)」という機能ばかり求められてきた人が、急に異性から褒められるようになると、その異性に対して恋愛感情を抱いてしまうことがあるのです。

現役時代にはこれまで機能としての役割を求められてきた人が、退職後になって急に社会で1人の人間として扱われて、さらに異性から褒められるようになるので60代の不倫は意外にも多いのです。

(6)現役時代からの不倫体質

現役時代から不倫体質だった人は、退職しても不倫体質が変わることはないでしょう。
50代まで異性を口説いていた人が、60代になって急にその癖が直るようなことはほぼ考えられません。

むしろ時間をお金に余裕ができた60代になってからの方が、異性を口説いたり親しくなったりする可能性は高くなります。

また、意外にも60代などの方が地域の行事などで異性との出会いは多くなります。
もともと不倫体質の人は、60代になってからの新しい出会いで出会った異性と親密になり、不倫関係へと転じてしまうことは珍しいことではありません。
若い時から浮気性の配偶者を持っている人は、60代になってからも要注意です。

60代が不倫をする4つのきっかけ

60代が不倫をしてしまうのは、これまでと異なるきっかけがあるからです。

  • 職場
  • 町会や自治会
  • インターネット
  • サークル

仕事ばかりしていたこれまでの環境から、異性と自然に出会うきっかけが増えることが、不倫相手を見つける原因になります。
60代が不倫に走るきっかけはどのようなタイミングなのでしょうか?

(1)職場

60代になりこれまでの会社を定年退職になると、これまでの会社に退職後も勤務し続け新しい勤務先に異動する人も少なくありません。
そして、60代の再就職先の仕事は60歳までの現役時代とは異なり、第一線で働く必要がない、比較的余裕のある仕事であることが少なくありません。

忙しくて異性と親密になる機会がなかった人も60代からは仕事に余裕ができ、異性ともゆっくりと会話ができるようになります。

そして、職場には多くの異性がいます。このような異性と親密になり、継続雇用や再就職後に不倫をしてしまうケースがあります。

(2)町会や自治会

60代になり現役を退くと、町会や自治会の活動に積極的に参加するようになります。
町会や自治会はこれまでの現役時代のキャリアなどは一切関係のない人間関係で、そこには異性も多数存在します。

完全に平等な人間関係の中で異性と接するので、町会や自治会の人間関係は異性が親しくなれる環境です。
学生時代に男女が皆平等で人間関係が自由だったことに似ているかもしれません。
このような環境下で、近所の異性と不倫関係になってしまうケースもあるようです。

(3)インターネット

最近は高齢者がインターネットで異性と出会って不倫に走るということもよくあります。
マッチングアプリなどで60代同士が出会うというケースもあるにはあるようですが、最も多いのがFacebookです。

Facebookの友達検索機能は非常に優秀で、60代の小中学校時代の友人も「友達かも?」で上がってきます。
Facebook上で数十年ぶりの再会を果たし、メッセンジャーで意気投合し食事にでもいくうちに、昔の友人と親密になり不倫関係になってしまうことも珍しくありません。
60代の不倫はインターネットをきっかけとしても起こっているようです。

(4)サークル

60代になって時間ができると、スポーツ、趣味、料理などのサークルに入る人も少なくありません。
このようなサークルでも異性と出会う機会は多々あります。

同じ趣味を持つもの同士で意気投合して恋愛関係になってしまう60代も多いようです。

60代の不倫で不貞行為は成立するのか?

そして、多くの人が気になるのは「60代の不倫でもセックスはするのかどうか?」すなわち、不貞行為は成立するのかという点ではないでしょうか?

セックスがないのであれば「仲のいいお友達程度」として、それほど夫や妻が自分以外の異性と仲良くしていることは気にならないかもしれません。
しかし、セックスがあるとなると話は別になります。
60代の不倫でセックスがあるのかどうかはケースバイケースというのが実情です。

(1)セックスがある場合は不貞行為

60代になってもセックスをするかどうかは、人それぞれと言った方がよいでしょう。
60代になり性欲がないという人ももちろんいますし、60代になっても性欲が旺盛という人も存在します。
実際に60代の不倫でセックスをするかどうかは個人差があるとしか言いようがありません。

しかし、相手に対して恋愛感情を持っているのであれば、好きな相手とセックスをしたいと考えるのは人間の自然な感情です。
そのため、実際にセックスをするかどうかはともかくとして、いつでもセックスができる環境下にあることだけは間違いありません。

いくつになっても、配偶者以外の異性とセックスしてしまったら不貞行為が成立します。
この場合には、慰謝料請求をすることによって慰謝料を獲得できる可能性が非常に高いと言えるでしょう。

60代だからセックスはしないということはあり得ませんし、セックスをしたら不貞行為です。

(2)純愛不倫は不貞行為に該当しない?

60代の不倫の中では、昔の純愛漫画のような交際をしている人たちもいるようです。
一緒に食事を楽しみ、公園などに出かけ、体のふれあいと言えば手を繋ぐ程度という付き合いをする人も存在します。

まさに純愛ですが、やはり配偶者がいれば不倫は不倫なのかもしれません。
詳しくは後述しますが、このようなセックスを伴わない不倫の場合には慰謝料請求が非常に難しくなってしまいます。

一般的には不貞行為の定義とは、配偶者以外の異性とセックスをしたかどうかですので、セックスをしなければ不貞行為は成立しない可能性の方が高いと一般的には考えられるでしょう。

60代の不倫はリスクが高い。高齢不倫の3つのリスク

60代で不倫をして、離婚まで至ってしまうと経済的なリスクが非常に高くなってしまうことは頭に入れておく必要があります。
不倫によって経済的に豊かな老後を壊してしまう可能性があるのです。
具体的には以下のようなリスクが考えられます。

  • 財産分与が高額になる
  • 慰謝料が高額になる
  • 年金が半額になる

60代で不倫離婚をすると起こりうる、経済的なデメリットについて詳しく解説していきます。

(1)財産分与が高額になる

離婚するときには財産分与が発生します。
財産分与とは夫婦の財産を離婚時に分割するものですが、いくら夫が稼いだお金を貯蓄して、夫の退職金だったとしても、これまで夫婦関係を継続してきたのであれば、それは夫婦の共有財産と判断されます。

若い時の離婚であれば、それほど財産を蓄積していないので財産分与は少額になることが多いですが、60代になると蓄積した財産が多いので財産分与も高額になります。
たとえ慰謝料が発生しなくても、財産分与だけでかなりの金額を失ってしまうのです。

(2)慰謝料が高額になる

慰謝料は配偶者に対する権利の侵害の度合いによって決定し、権利の侵害が大きいと判断された場合には慰謝料が高額になり、権利の侵害の度合いが小さければ慰謝料は少額になります。

そして60代の不倫の場合には、これまで長年苦楽を共にした配偶者を裏切ったのですから、若年の不倫よりも権利の侵害の度合いが大きいと判断される可能性があり、慰謝料も高額になってしまうことがあります。
慰謝料請求された場合、60代の不倫は金額が大きくなってしまうリスクがあります。

(3)年金が半額になる

離婚したときに以下の条件を満たしていると年金は分割されてしまいます。

  • 婚姻期間中の厚生年金記録があること
  • 当事者双方の合意または裁判手続により按分割合を定めたこと
  • 請求期限(原則、離婚等をした日の翌日から起算して2年以内)を経過していないこと

結婚している間に年金を納めている記録がある場合には、厚生年金は半分になってしまうことがあります。

このように、高齢になって不倫をして離婚する場合、財産分与や慰謝料で多くの財産を失い、年金まで半分になってしまうことがあるので、離婚後に生活に困窮する可能性があります。

60代の不倫で不倫慰謝料をとれるケース

これまで長い間連れ立ってきた60代の夫婦であっても、不倫をされたらどうしても許すことができないという人も多数存在します。

むしろ長い時間寄り添ってきたからこそ、配偶者の不倫を許すことができないという人も多いのではないでしょうか?
配偶者の不倫を許すことができない場合には慰謝料をとって離婚するという選択肢があります。

しかし、セックスなしで不倫をしていた場合には慰謝料請求が難しくなるので早めに弁護士や司法書士などの専門家へ相談するようにしましょう。

(1)不貞行為の明確な証拠を

慰謝料の請求には不貞行為(自分以外の異性とセックスをしていること)の客観的な証拠が必要になります。
具体的には不倫相手と一緒にホテルやマンションに出入りする写真などが必要です。

この証拠を高齢になって自分で撮影することは困難ですので、慰謝料請求をしたいのであれば探偵に依頼した方が確実です。

(2)セックスなしでは慰謝料請求は難しい

慰謝料の対象となるのは、あくまでも自分以外の異性と不貞行為をした場合のみです。
そのため、60代でセックスなしの純愛不倫をしている場合には慰謝料請求をすることが難しくなります。

配偶者の不倫に対して慰謝料請求をする場合、配偶者が自分以外の異性とセックスをしているかどうかの見極めは非常に重要になります。

ただし、過去にはセックスなしのプラトニック不倫での慰謝料請求が認められたケースもあります。
金額はセックスがあった場合よりは低くなったものの、慰謝料の請求が100%認められないというわけではありません。

セックスなしの慰謝料請求はかなりイレギュラーなケースですので、この場合には弁護士や専門家へ相談する必要があるでしょう。

(3)早めに専門家へ相談を

原則的にセックスなしの不倫で慰謝料請求をすることは不可能です。
そして前述したように、慰謝料を請求するのであれば配偶者が他の異性とセックスをしていたという客観的な証拠が必要になります。
客観的な証拠とは、配偶者と不倫相手がホテルやマンションに出入りする写真だけと言っても過言ではありません。

そして、そのような決定的な証拠写真を60代になって自力で撮影することは困難です。
どうしても慰謝料を請求したいのであれば、早めに探偵に依頼しそして慰謝料の請求は弁護士や司法書士などの専門家の手を借りた方がよいでしょう。

まとめ

60代になっても不倫はあります。むしろ、不倫の条件は60代になって定年退職してからの方が揃ってしまうと言っても過言ではないかもしれません。

60代の不倫に対して慰謝料請求する場合には「セックスがあるのかないのか」が非常に重要になります。
非常に微妙な案件になるので、探偵へ証拠を依頼し、弁護士や司法書士などの専門家の力を借りた方がよいでしょう。

不倫慰謝料請求に強い弁護士

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