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旦那が女友達と浮気疑惑!怪しい場合の判断基準は?

ときに既婚女性の悩みの種となるのが、旦那の女友達です。常識的に考えると明らかに距離が近い、でも悪気はないかもしれないし……。
旦那の女友達にモヤモヤさせられている人は多いのではないでしょうか。

実は、旦那の女友達は、ときには「友達」の域を逸脱し、浮気相手になることもあるため注意が必要です。
この記事では、旦那の女友達が気になる場合に、疑うべきかどうかの判断基準を紹介します。

有害な女友達か判断するポイント

なんとなく距離が近いな、とは思っていても「ただの友達」と言われると有害かどうかは今ひとつ判断が難しいところです。
実は、夫婦関係に支障をきたすタイプの女友達は、共通するいくつかの特徴があります。

(1)妻に対し張り合ってくる

有害な女友達の特徴の一つが、妻に対して張り合ってきたり、旦那との関係の深さをアピールし、遠回しにマウンティングしてきたりすることです。

妻の知らない場での旦那の様子をたびたび話題に挙げたり、目の前で旦那にボディタッチしたりするなど、妻にだけ分かるように嫌がらせをする場合があります。
また「〇〇はだらしないところがあるから、奥さんが管理してくれて安心」のように、さも旦那は自分のものであると言いたげな言動が目立つのも特徴的です。

妻に対して張り合う態度は、旦那への独占欲の裏返しともいえます。悪気なくやっている可能性もありますが、この特徴が見られるときは、しばらく注意深く観察する必要があります。

(2)旦那の拘束時間が長い

女友達が旦那を拘束する時間が長いのも、有害であるケースの特徴のひとつです。
たとえば、仕事のあと「相談がある」などと称して夕食に呼び出し、その後も何時間も飲み歩いたりして拘束する場合などが代表的です。

通常の感覚の持ち主であれば、友達であっても異性である自分が、既婚者を度々長時間拘束するのは非常識であると分かるはずです。
とくに、まだ小さな子どものいる夫婦に対してはいかに迷惑な行為か簡単に想像できるでしょう。

それでもあえてこのような行動に出るのであれば、常識が著しく欠如しているか、わざとやっている可能性が高いです。
女友達に誘われて帰宅が遅れることが頻繁にあるなら、警戒すべきでしょう。

(3)頻繁にメッセージのやり取りをする

女友達と、毎日のようにLINEやSNSでメッセージをやり取りしており、常にスマホを触っているような場合も注意しましょう。
仲の良い友人がいるのは結構ですが、その相手が異性で、常軌を逸した頻度でやり取りするのは明らかに非常識です。

通常、既婚者で異性の友人に対しては、連絡や呼び出しを多少なりとも遠慮するものです。
旦那側に既婚者としての自覚が足りないのも問題ですが、異常に連絡頻度が多い女友達も、警戒する必要があります。
常識が欠如しているか、旦那を異性として狙っている可能性が高いといえます。

(4)二人きりで会うことが多い

女友達が、旦那と二人きりで、頻繁に会おうとする頻度が異常に多い場合も黄色信号です。
たまに会ったり、複数人で遊びに行ったりする程度であれば異常とはいえないかもしれません。
しかし、週末になるたびに旦那を呼び出したり、二人きりで頻繁に出かけたりする間柄は、はた目に見れば明らかにおかしいといえます。

二人きりで外出する頻度が多いのであれば、女友達が旦那に対して独占欲を抱いているとも考えられます。しばらくは警戒した方が良いかもしれません。

女友達と浮気を始めたときの兆候

女友達が浮気相手になってしまったケースでは、旦那の行動にはいくつか特徴的な変化が現れます。
兆候が単独しか出ていないならば「たまたま」のこともありますが、複数の不審点が見られるときは要注意。具体例を4点紹介しましょう。

(1)女友達と会う回数が減る

女友達と浮気を始めると、それまでと比べて女友達と会う回数が減ることがあります。
これは、実際には会う回数が減っているのではなく「女友達と遊びに行く」と旦那が申告しなくなるためです。

女友達が浮気相手になると、それまで堂々と会っていった旦那に、一抹の罪悪感が芽生えます。
妻に対して後ろめたいという気持ちが生まれることから、隠れて会うようになるのです。

女友達と会う回数が明らかに激減した場合「会うのを控えてくれた」と好意的に捉えることもありますが、事態が深刻化している可能性もあります。
同性の友人と遊びに行くなど、虚偽の理由で出かけていることも多いため、怪しいときは一度裏を取ってみてもよいでしょう。

(2)スマホを常に持ち歩くようになる

浮気を始めた男性によく見られる兆候なのですが、スマホの取り扱いが急に厳重になることがあります。
お風呂やトイレにまで持ち込むようになる、リビングに居る時は常にスマホを視界に入るところに置くなど、常にスマホに注意を払うようになるのです。

これは、妻がスマホを見ることを警戒しているのが理由の一つ。そのほかにも、浮気相手からのメッセージに即座に反応できるように備えている場合もあります。
男性は、ほかの部屋にスマホを平気で置きっぱなしにするなど管理が甘いことも多いもの。
しかし、旦那が急にスマホを厳重に管理し始めたら、警戒した方が良いかもしれません。

(3)女友達と遊んだあと内容を詳しく話す

女友達と遊んだあと、その内容を詳細に話すようになるのも兆候の一つです。
それもざっくりと概要を話す程度ではなく、聞かれてもいないことまで極めて具体的に話すようになります。

たとえば食事に行くとあらかじめ妻に伝えていたケースを例に挙げてみましょう。
この場合、どの店に行ってどのメニューにいくら払ったかに始まり、店の雰囲気や店員の接客態度、女友達の細かい発言などを詳細に伝えてくることがあります。

この「聞いてもいない内容を詳細に話す」現象は、嘘をついているときによく見られるものです。
話の内容に信ぴょう性を持たせて、相手に信じさせるため、詳しい内容を伝えなければという意識が働くからです。

怪しいと感じたら、数日後にでも再び話の内容について質問してみてください。
たとえば、焼肉に行ったと言っていたケースでは「この間の中華美味しかった?」などと鎌をかけてみましょう。
作り話であれば内容を忘れていることが多いため、訂正せずに妻の発言に合わせてくるなど、以前の内容と齟齬が出ることがあります。

(4)「友達だから」とアピールしてくる

女友達のことを口に出す際、聞いてもいないのに「友達だから」とアピールするようになるのも、浮気の兆候として見られる特徴です。

浮気をしている旦那側からすると、浮気をしていると気取られないための発言なのですが、言葉の端々に「あいつは大事な友達だから」と付くのは明らかにおかしいです。
妻からすると挙動不審にも映るため、分かりやすいポイントといえます。

ただの友達でも安心はできない

仮に、現状旦那と女友達が浮気をしておらず、単なる友達の場合でも、安心はできないこともあります。
旦那と距離の近すぎる女友達は、えてしてさまざまな方面に悪影響を及ぼすためです。
具体例を3つみてみましょう。

(1)女友達が旦那に好意を持つことがある

旦那にその気がなくとも、女友達の方が旦那に好意を持つことがあります。
もともと既婚者の旦那に対して異常な頻度で交際している女友達ですので、一度好意を持っても自分の中に留めておかず、不倫関係に持ち込もうとする可能性は十分にあります。

もともと旦那に対して「異性の友達」というポジションを確立している相手ですので、旦那の警戒心も緩い場合が多いです。
現在は友人としての付き合いでも、何かの拍子に魔が差して不倫関係に陥ってしまうリスクは無視できません。

(2)女友達の夫を巻き込みトラブルになることも

女友達が既婚者の場合、女友達の夫を巻き込んでトラブルに発展することも考えられます。
旦那と女友達は、普通の友人付き合いをしているつもりでも、すでに妻には不信感と不快感を多分に与えている状態です。
女友達の夫が同じ気持ちを抱いても不思議ではありません。

女友達の夫が思い込みの激しい人であれば、旦那を女友達の浮気相手だと誤認する可能性は十分にあります。
女友達の夫から、旦那が身に覚えのない慰謝料請求を受けることもあるでしょう。
事実、覚えのない慰謝料請求で訴訟にまで発展するケースは珍しくありません。

こういったケースでは、やってもいない不倫訴訟に対応するために、弁護士に依頼したり、さまざまな迷惑を被ったりすることになります。

(3)「距離感がおかしい」と旦那に伝えてみる

女友達との距離感が異常に近いときでも、旦那にはその自覚がないケースが多々あります。
この場合、旦那と女友達の関係性が、一般的に見て非常識であるということを認識してもらう必要があります。
「あなたと女友達の付き合い方はおかしい。不倫しか見えない。」とはっきりと伝えてみましょう。

ただし、旦那にとってただの女友達だと、妻からの訴えだけでは「神経質すぎる」「嫉妬深くて面倒」と感じてしまう人もいます。
可能であれば、旦那の同性の友人や義実家の協力を得ることが望ましいです。
「自分の行動は非常識なのだ」という認識を持ってもらうことが大切です。

女友達が怪しいときの調査方法

旦那の行動を整理してみたところ、どうも女友達と浮気をしていそうだ。疑いが濃厚な場合、まずは浮気の有無を確かめる必要があります。

この時点では、浮気の証拠を掴む必要はありません。
状況証拠でも、浮気の事実を推定するに足る情報を探してみましょう。
調査方法の具体例を紹介します。

(1)旦那の持ち物を調べてみる

まずは、旦那の財布やカバン、ジャケットなど、身の回りの持ち物を調べてみましょう。
浮気の痕跡をずさんに管理している人は意外と多く、持ち物をざっと調べるだけでも手がかりを見つけられることは多いのです。
たとえば、以下のようなものが見つかることがあります。

【旦那の持ち物から見つかる浮気の痕跡(一例)】

  • 避妊具やそのパッケージ
  • ホテルの会員カード
  • ブックマークされている旅行雑誌
  • 女性向けの店や飲食店のレシート
  • 浮気相手の毛髪

まずは、旦那が不在のタイミングで、身の回りのものをチェックしてみましょう。

(2)カーナビの履歴をチェックする

「カーナビに履歴が残る」ということに意識が向かない人は意外に多いもの。そのため、浮気に車を使っていれば、いつどこに行ったのか、行動履歴が丸ごと残っている可能性があります。情報の宝庫ですので、ぜひ活用しましょう。

カーナビの履歴を確認する場合、旦那の普段の行動と照らし合わせると不審点が見つかりやすいです。
「仕事の日だったはずなのに繁華街に出ている」「旦那が一人では行かない店の履歴がある」など、おかしな点がないか確認してみましょう。

(3)疑いが濃厚なら探偵への依頼も

事前調査の結果、浮気の疑いが濃厚であれば、探偵や興信所に依頼して本格的に証拠収集をすることも検討してみましょう。
探偵の調査報告書や撮影した写真は、裁判でも証拠として利用できる確実性の高いものです。
証拠が確保できれば、そのまま慰謝料請求に移行することが可能です。

探偵の費用は高額なイメージもありますが、事前調査で旦那の行動を絞り込んだり、自分に適したプランを選んだりすることで、ある程度費用を抑えることもできます。
予算が少ない場合も相談すれば可能な範囲で予算内に収まるよう調整してくれますので、証拠収集方法の一つとして検討してみてもよいでしょう。

女友達との浮気が発覚したときの対処

旦那と女友達の不倫が発覚した場合、その後はどのように対処すればよいのでしょうか。
浮気発覚後、不倫問題解決までにできる対応を紹介します。

(1)不倫問題に強い弁護士を探す

慰謝料を請求し、不倫の法的解決を目指すには、不倫問題に強い弁護士に依頼することをおすすめします。
慰謝料の請求自体は自分でも可能ですが、以下のようにサポートが必要になる場面は少なくありません。

【不倫解決のプロセスで専門知識が必要な場面(一部)】

  • 示談交渉を有利に進める
  • 慰謝料の適正金額を算出する
  • 法的に有効な示談書の作成
  • 訴訟の対応

まずは相談料無料の事務所のなかから、不倫問題の解決実績が豊富で、親身になってくれる弁護士を探してみてください。

(2)今後の方針を固める

弁護士探しと並行し、不倫問題解決の方針を固めておきましょう。これは慰謝料の金額や浮気相手にどのような要求をするかのほか、離婚の可否なども考えておく必要があります。

とくに、離婚するかどうかは、浮気相手にできる要求や慰謝料の金額も左右するポイントなので、早めに決めておくことをおすすめします。
ただし、離婚の可否は非常にデリケートな問題で、解決までのプロセスのなかで「やっぱり離婚したくない」などと考えが変わることは珍しくありません。

話し合いがまとまるまではいったん暫定として方針を決めておきましょう。
もし気持ちに変化があった場合、早めに担当弁護士に共有するようにしてください。

(3)慰謝料を請求する

ご存知のとおり、配偶者の不倫に対しては、配偶者および不倫相手に対して慰謝料を請求することが可能です。
金額は請求者の希望や不倫の態様、不倫当事者の財産状況などに応じて決定します。
いくらになるかはケースバイケースで、下は50万円未満、上は300万円超と幅があります。

なお、慰謝料請求の過程では、不倫相手側から減額を要求される場合が多いです。
「資力がない」「払いたくても払えない」というのがよくある言い分ですが、虚偽であることも珍しくないため、鵜呑みにする必要はありません。

弁護士とも相談しながら、いくらが妥当な金額なのかを考えてみてください。

(4)旦那と女友達の接触を禁止する

旦那と女友達の接触を禁止することもできます。具体的には、示談条件として「以降接触があった場合は〇〇万円支払う」というように、罰金のペナルティつきで接触禁止条項を盛り込みます。

ただし、接触禁止条項を設けていても、水面下で旦那に連絡を取ろうとする女友達は存在します。
このような場合に備え、示談の場において、目の前でスマホから連絡先を削除してもらうと確実です。

まとめ

旦那と異常に距離の近い女友達は、ときに浮気相手として厄介な存在になることもあります。
非常識な女友達がいる場合、まずは有害な相手なのかどうかを評価し、対応を練っていきましょう。

旦那と女友達の浮気が発覚したのであれば、慰謝料の請求や接触禁止など対応を取り、撃退することが可能です。
まずは不倫の証拠の収集と、弁護士を探すことから準備を始めましょう。

弁護士には専門分野があるため、弁護士探しでは「不倫問題解決の専門知識があるか」を基準にしてください。現在はインターネット上にWebサイトを公開している事務所も多いため、近場に不倫に強い弁護士がいないかどうか探してみましょう。

不倫慰謝料請求に強い弁護士

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