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旦那が帰ってこないのは浮気が原因?本当の理由を推測するポイント

旦那が連絡もなく帰ってこない。このような事態に直面すると、何かあったのかと心配する方は多いのではないでしょうか。
しかし、旦那の身を案じる一方で浮かび上がるのが「浮気」の二文字です。

では、旦那が帰ってこないのは何が原因なのか、浮気の有無は何を判断材料とすればよいのでしょうか。

この記事では旦那が家に帰ってこない理由を推測するポイントと、浮気の有無を考える基準を解説していきます。

旦那が帰ってこないときに考えられる理由

普段どおり仕事に出た旦那がいつまでたっても帰ってこず、連絡もない。
このような場合、帰宅しない理由としては何が考えられるのでしょうか。代表的なものを見てみましょう。

(1)飲み会で帰れなくなっている可能性がある

飲み会でお酒を飲みすぎ帰れなくなっていることが考えられます。
旦那の仕事や社内の関係にもよりますが、お酒好きの旦那であればこのような事態も十分にあり得るといえます。
以前にも飲みすぎによる外泊があった場合はなおさらです。

飲みすぎて潰れてしまっていると連絡を入れるのは難しいですし、飲み会の後に同僚の自宅やビジネスホテルに泊まっていると帰ってこないこともあるでしょう。

社会人であればお酒は飲みすぎないのが基本ですが、体育会系の社風やお酒好きの旦那であればこのようなケースもあります。過剰に心配する必要はないかもしれません。

(2)事件や事故に巻き込まれている可能性

何らかの事件や事故に巻き込まれており、連絡の取れない状況になっていることも考えられます。

たとえば交通事故に遭って一時的に意識を失っているような状態が代表的です。
この場合、身元の分かるものを携帯していないと目覚めるまで自宅に連絡は来ないでしょう。あまり考えたくはありませんが、可能性の一つとしては存在します。

(3)急な残業で帰れなくなった

激務の仕事であれば、残業が発生して自宅に帰れないこともあります。
もちろん、スマホで一報入れればそれで済む話なのですが、旦那自身も慌てており心に余裕がない状態であれば連絡できないこともあるかもしれません。

特に、顧客先で何らかのトラブルが発生し朝までに解決しなければならないようなケースでは、連絡する暇も余裕もない場合も考えられます。

もちろん、家で帰りを待っている家族に無用な心配をかけないためにも連絡はすべきですが、この場合はやむを得ない面も大きいため、あまり強く責めるのはおすすめしません。

(4)浮気をしている

残念ながら、妻以外の女性と浮気をしており無断外泊している可能性もあります。
浮気相手とのデートに夢中になっている場合や、お酒の入った状態の勢いで浮気に走ったケースでは家庭への連絡を忘れてしまうことも。

当然ながら、浮気は家族への裏切りに他なりません。早急にやめさせるためにも対処が必要となります。

では、浮気かどうかを判断するにはどうすればよいのでしょうか。次章で詳細に解説します。

旦那が帰ってこないときに整理してみるポイント

旦那が帰ってこないからといって、必ずしも浮気をしているとは限りません。
決めつけるのは早計といえるでしょう。
浮気をしているかどうかは、最近の夫の言動も考慮して総合的に判断する必要があります。

では、どのような点を確認すればよいのでしょうか。整理すべき代表的なポイントを4点確認してみましょう。

(1)最近の言動に不審なものはなかったか

旦那の最近の言動に、不自然な点や不審な部分はなかったでしょうか。
一例を挙げると、過去の出来事について複数回訪ねたとき、毎回回答の内容が違うなどが挙げられます。

たとえば、過去の出張の行先を聞いて、毎回答える行先が異なる場合などは怪しいでしょう。架空の出張を浮気に利用している可能性があります。

その他にも、性欲が旺盛なのに求めてくる回数が減少したり、最近になって帰宅後即シャワーを浴びるようになったりしたなど、生活習慣の変化も細かく思い返してみましょう。
浮気をしている場合「あれ、おかしいな」と思う点があるかもしれません。

(2)お金遣いに変化はないか

旦那のお金使いに変化はないでしょうか。急にお金遣いが荒くなった場合は注意が必要です。もとが倹約家であればより怪しいといえます。

たとえば、それまでやりくりできていた小遣いを「飲み会が増えた」「付き合いで出かけないといけない」とたびたび増額を頼むようになるなどが代表的な現象です。
その他にも、銀行口座の残高の減りが不自然に激しい場合はしばらく注意深く様子を見た方が良いかもしれません。

男性が浮気をすると、浮気相手に見栄を張りたがることから、少なからずデート代やホテル代で出費が増加するものです。お金の流れを追うことで、ある程度浮気の可能性を判断できます。

(3)服装に変わりはないか

身なりに無頓着だった旦那が、服装や身だしなみに急に気を遣うようになることも、浮気の兆候の一つといえます。
異性を意識することで、自分をより魅力的に見せるために外見を整えるようになるからです。

たとえば、仕事用の服を良いものにしたがったり、急にデザインを吟味して服を選ぶようになったりしたなどの変化はありませんか?

服装の中でも、下着のデザインを気にする、以前より短いスパンで買い替えるといった兆候がある場合は黄色信号といえます。
下着は親密な関係の相手にしか見せることはないからです。妻に対してはさほど気にしなかった下着を急に気遣い始めた場合、浮気の可能性は十分にあるといえるでしょう。

(4)出張や残業が増えたか

出張や残業の急な増加も要注意な兆候の一つです。ふだんどおり家族と生活していると、浮気相手との逢瀬の時間を確保できないため、仕事を理由に浮気相手とデートする時間を取るようになります。

もしかすると、妻に対して出張・残業と告げた日に、こっそり浮気相手との旅行やデートにふけっていた可能性もあります。

もちろん、普段から出張や残業の多い職種であれば、出張や残業の増加だけで浮気の有無を判断するのは危険です。

しかし、職種的に出張も残業も少ないはずなのに最近急増した場合は要注意といえます。

旦那の帰宅時の対応はどうする?

なかなか帰ってこなかった旦那が深夜や翌朝に帰宅した場合、妻はどのように対応すればよいのでしょうか。帰宅時の対応例を3点紹介します。

(1)いきなり浮気を問い詰めるのはNG

まず、原則としていきなり浮気を問い詰めるのはNGです。朝帰りの時点では証拠はないでしょうし、本当に事情があって帰ってこられなかった可能性もあります。

また、仮に浮気だった場合も、証拠のない状態で問い詰めるのは悪手です。旦那が警戒心を強め、身の回りの証拠になりそうなものを全て処分してしまう可能性があります。

今後の調査に支障をきたす結果になりかねないため、疑いが濃厚でもこの時点ではまだ抑えましょう。まずは、帰ってきた夫を落ち着いて迎えることが大切です。

(2)まずは帰ってこなかった理由を聞く

まずは、帰ってこなかった理由を直接聞いてみましょう。何か事件や事故に巻き込まれていたのであればその点を把握しておく必要があります。

また、浮気の疑いが濃厚であれば、旦那の説明を何らかの形で残しておき、他の記録や再度の説明と食い違いがないか検証できます。
何故帰ってこなかったのか、連絡もできなかった理由は何なのかを詳細に聞いてみましょう。

(3)「心配した」と伝える

無断での朝帰りには腹が立つのも当然です。
しかし、まずは「心配していた」と伝えるようにしましょう。
飲みすぎなど怠惰な生活習慣が原因で起こったのであれば、これを機に改めるきっかけになるかもしれません。

また、浮気が理由の場合も、罪悪感に訴えかけることができます。帰ってきた旦那をいきなり問い詰めるのではなく、理由を聞き、心配していたと伝えるようにしましょう。

帰宅の遅れた旦那の浮気の有無をチェックする方法

帰宅した旦那に帰ってこなかった理由を聞いても、浮気の疑いがある場合は納得できないこともあるでしょう。
そもそも、浮気をしている人が正直に「浮気をしていて遅くなった」とは言わないからです。

では、旦那の浮気の有無をチェックするにはどうすればよいのでしょうか。簡単に実行できる確認方法を3点紹介します。

(1)朝帰り当日の足跡をたどってみる

まずは、夫の朝帰り当日の足跡をたどり、旦那の説明と一致するかを確認してみましょう。
どこに行っていたか行動の履歴を調べることで、旦那の言っていたことが本当かどうか確認できることがあります。

代表的な調査手段として、車を使用していたのであればカーナビの履歴を、電車であれば交通系ICカードの履歴を確認する方法があります。
移動履歴から旦那の足取りを追跡し、本人の説明と一致するかを照合してみましょう。

交通系ICカードを利用した浮気調査については以下の記事で詳細を解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

(2)旦那の知り合いに探りを入れてみる

旦那が当日誰かと一緒だったと説明している場合、その知り合いに探りを入れてみるのも一つの方法です。
妻とも顔見知りであることが前提ですが、確実性の高い調査方法です。

たとえば「同僚のAさんと飲んでおり送ってもらった」と説明された場合、それが本当か電話やLINEで裏を取ってみましょう。

なお「浮気が怪しいので確認したい」と言うと角が立つことがありますし、連絡したことを旦那に知られると以降の浮気調査がやりにくくなります。
そのため「Aさんの車に旦那が落とし物をした」「居酒屋に忘れ物をしたので店を教えてほしい」など、当たり障りのない理由をつけて確認をとってみるのがおすすめです。

旦那の説明が口から出まかせであれば、その時点で嘘をついていたことが露見するはずです。

(3)クレジットカードの履歴を確認する

旦那がクレジットカードを日常的に使用しているのであれば、利用明細に書かれている履歴が役に立ちます。
当日の記録が反映されるまでに数日かかることもありますが、金額のほかに日付や店名まで記載されるため、足取りをたどるのに適しています。

このクレジットカードの明細に記載されている内容が本人の説明と一致しない場合、何らかの隠し事をしている可能性が濃厚です。

たとえば、居酒屋に居たと発言していたにも関わらず、履歴には女性好みのレストランの店名が表示されているような場合は注意が必要です。
そのほか、ラブホテルで使用していた履歴があればほぼ浮気は確定と考えてもよいでしょう。

浮気が判明した際の対処法は?

旦那の言動や足取りを調査した結果浮気が判明した場合、その後はどのように対処すればよいのでしょうか。浮気問題の解決のため、最低限必要な対策を紹介します。

(1)まずは弁護士に相談する

浮気問題では、旦那との話し合いや浮気相手との交渉が必要です。場合によっては法廷闘争に発展するケースもあるため、一人で対処するのは難しいといえます。
そのため、浮気が発覚した際はまずは弁護士を探すことから始めましょう。

なお、依頼する弁護士は誰でも良いわけではありません。事務所や弁護士によって得意とする案件の種類があるからです。
浮気問題の解決であれば、不倫や家庭問題・夫婦関係を専門とするプロフェッショナルに相談するのが最善といえます。

また、弁護士と依頼者の相性も少なからず存在するため、必ずしも最初に相談した弁護士に依頼する必要はありません。

初回相談無料の事務所も増えてきているため、いくつか相談したうえで、最も親身になってくれる弁護士を探してみましょう。

(2)浮気相手と別れさせる

不倫した旦那と離婚するか否かによっても異なりますが、夫婦関係の再構築を望むのであれば浮気相手と別れさせる必要があります。

一般的には、弁護士を連れた妻が出てくれば不倫関係の解消に応じる浮気相手が多いですが、なかには水面下で関係を継続することを目論むこともあります。

浮気相手と旦那を確実に別れさせる方法の一つとして、示談の内容に「旦那との以降の接近禁止」を盛り込むことができます。

不倫問題解決以降は旦那とは接触せず、連絡も取らないことを示談の条件に含めてしまうのです。
実際には、再び連絡を取っていた場合に備えて少額の罰金を設定しておくのが一般的です。

なお、浮気相手と職場が同じなど交流を断絶させることが難しい場合は「連絡は業務に必要な範囲に留める」など、個別に規定する内容を変更する場合もあります。
このような場合は弁護士とも相談したうえで、現実的な落としどころを探っていきましょう。

(3)慰謝料を請求する

当然ながら、不倫が確実なのであれば慰謝料を請求できます。
妻のなかには「別れてくれるなら慰謝料までは求めない」と言う方もいます。

しかし、これはあまりおすすめできません。というのも、慰謝料請求による制裁を受けなかった旦那や浮気相手は再犯するケースが珍しくないからです。

浮気がバレたけれど、大した問題にはならなかったと認識されると、同じ相手と再び浮気をする可能性があります。
これでは浮気解決のためにかけた労力が全て水の泡になってしまいます。そのため、相場の範囲で良いので慰謝料を受け取ることをおすすめです。

慰謝料の相場はおおむね100万円から300万円程度が平均的です。不倫の期間や婚姻歴の長さ、当事者の資産状況などを総合的に判断して決定します。
なお、浮気の慰謝料は離婚の有無によっても金額が大きく左右されるため、可能であれば請求前に決めておくと後がスムーズに進みます。

慰謝料の相場については以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。

まとめ

旦那がなかなか家に帰ってこない場合、心配すると同時に浮気の疑いが頭をよぎることもあるでしょう。
しかし、帰ってきた旦那をいきなり問い詰めるのは得策とは言えません。
証拠のない段階で問い詰めても逃げられる可能性が高いですし、残業など別の理由があることも考えられるからです。

浮気の疑いがある場合、最近の旦那の言動や足取り、お金遣いなどを総合的に評価し、浮気の有無をあぶりだすのがおすすめです。まずは落ち着いて情報を整理してみましょう。

万一浮気が確定してしまった場合、法的手段を駆使して浮気相手を撃退する必要があります。きちんと責任を取らせるためには、弁護士のサポートが必要です。

弁護士に依頼する際は、相談料無料の事務所に連絡し、お試し相談を利用してから依頼を決めるのがおすすめです。
複数事務所に相談してから決めることもできるため、自分に適した弁護士を見つけてみてください。

不倫慰謝料請求に強い弁護士

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