1. 不倫慰謝料請求ガイド
  2. 旦那が浮気の事実を認めない心理

旦那が浮気の事実を認めないのはなぜ?旦那の心理と解決法

妻に浮気を勘付かれ、問い詰められても、一部の旦那は頑なに認めようとしないことがあります。
状況的に浮気をしているのは明らかなのに、いつまでもとぼけつづけるのは何故なのでしょうか。
また、旦那に浮気の事実を認めさせるにはどうすればよいのでしょうか。

この記事では、浮気を認めようとしない旦那の心理と、浮気を認めさせるための対処法を紹介します。

浮気した事実を認めない理由は?

そもそも、明らかに浮気しているにも関わらず認めようとしない理由は何なのでしょうか。
浮気をとぼける旦那の心理を4パターン紹介していきます。

(1)慰謝料の支払いを心配しているから

浮気を認めてしまうと、慰謝料の支払いをはじめ法的に責任を追及されることから、いつまでも浮気を認めない場合があります。
浮気の慰謝料は安くても100万円程度になることが多く「お金がない」「あっても払いたくない」という理由で逃げ回ることがあります。

この場合「今浮気を認めれば被害を最小限にできる」という面から旦那にアプローチしてみてはいかがでしょうか。

浮気が明らかなのにいつまでも認めようとしない態度は慰謝料の増額要因にもなります。
早めに認めた方が慰謝料額は少なく済むため、この点を攻めてみても良いかもしれません。

(2)家庭崩壊を防ごうとしているから

自分が浮気を認めることで不倫の事実が確定し、家庭が崩壊すると考えている旦那も、いつまで経っても浮気を認めないことがあります。
本人は家庭を守っているつもりなのですが、妻の立場からするととうに信頼は失墜しており崩壊が始まっているため、おかしな心理状態といえます。

まずは、事態を客観的に把握してもらわなければなりません。

このタイプには、不倫を認めないことにより徐々に事態が悪化していると伝えてみるのも一つの方法です。
妻の信頼を損ない家庭の崩壊は始まっていると伝えることで、浮気を自白することが見込めます。

(3)ダブル不倫だから

浮気相手の女性も既婚者である、いわゆるダブル不倫のケースでも頑なに浮気を認めない場合があります。

この場合、旦那が主に恐れているのは、妻から浮気相手への制裁と浮気相手の夫からの慰謝料請求です。
とくに、浮気相手の家庭にまで飛び火すると、妻と浮気相手の夫の両方から慰謝料を請求される恐れもあるため、いつまでも認めようとはしません。

相手の家庭への影響を恐れて口を閉ざす夫に対しては、そもそも浮気相手から浮気相手の配偶者に浮気がバレない保証はないと説得してみましょう。
黙っているのが自体の悪化を招くだけだと分かれば、自分から告白してくる可能性もあります。

(4)妻とのもめごとが嫌だから

単に妻とのもめごとが面倒で、口論になるのが嫌だから浮気を認めないという旦那も存在します。
実に子供じみた理由ですが、浮気を認めると妻が怒り狂うのが目に見えていることから、頑なに口を閉ざす旦那も存在するのです。

このタイプの旦那には、明らかな浮気を否定し続けていても事態は一切好転しないと理解してもらうのが近道です。

また、いつまでも逃げ回る幼稚な態度に失望していると伝えるのも一つの方法です。

浮気を否定する旦那に認めさせる方法

いつまで経っても浮気を認めない旦那に、浮気を認めさせるにはどのように対処すればよいのでしょうか。
拒む相手に浮気を認めさせる3つの方法を紹介します。

(1)「決定的な証拠」を用意する

最も確実なのは、旦那が言い逃れできない決定的な証拠を用意することです。
ここでいう決定的な証拠とは、旦那と浮気相手の肉体関係が客観的に確認できる証拠のことです。
できれば裁判でも証拠として提出できるレベルの動かぬ証拠が望ましいでしょう。

浮気の証拠の具体例として以下のようなものが挙げられます。

【不倫の証拠として利用できるもの(一例)】

  • 肉体関係を匂わせるメッセージやメールのやりとり
  • ホテルから浮気相手と出てくる写真
  • ラブホテルのレシート
  • 性行為中の写真や動画など

 

浮気の証拠は単体ではうまく言い逃れられる可能性もあるため、できれば複数種、または複数回分集めておくとより確実です。

(2)旦那の罪悪感にアプローチする

もともと真面目な性格をしている旦那など、浮気に対して罪悪感を抱えていそうな場合は、罪の意識にアプローチして自白するよう誘導することもできます。
ポイントは、妻からの信頼を裏切ったという事実を感情的にならず静かに伝えることです。

「信じていたのにあなたに裏切られて辛い」
「浮気は明らかなのに逃げ回る姿を情けなく思う」
「不誠実な態度に深く傷ついている」

など、旦那の浮気に対する気持ちを正直に伝えてみましょう。
これ以上とぼけても事態は良くならないと思わせることができれば、自分から浮気を自白してくる可能性があります。ぜひお試しください。

(3)浮気相手に接触する

旦那が浮気を頑なに認めない、そもそも話し合いができないといった場合は浮気相手の方にアプローチしてみることもできます。
浮気相手の自白は不倫の証拠としても活用できるため、可能であればとっておきたいところです。

浮気相手に接触する場合に一点注意したいのが、旦那の異性の知人を浮気相手と誤認しないよう注意することです。
自身も恥ずかしい思いをしますし、妻から連絡があったことが旦那に伝わると、浮気について探っていることを知られてしまいます。

こうなると、それ以降証拠が残らないよう行動される可能性が高いですし、そのとき存在する証拠も隠滅を図られるでしょう。
連絡先の相手が間違いなく浮気相手だと特定できるまでは連絡するのは控えましょう。

なお、浮気相手と面会する場合は、どちらかの家ではなくカフェやホテルのラウンジなどひと目のあるところがおすすめです。
自白を録音するためにICレコーダーを忘れず持って行きましょう。

旦那が逆ギレしたときの対処法

厄介なことに、旦那のなかには浮気を問い詰められると激昂して話し合いにならないタイプも存在します。
浮気を問い詰められた旦那が逆ギレしてしまった場合、以下の二つの対処法が考えられます。

(1)第三者に間に入ってもらって話し合いをする

おすすめの方法が、第三者に間に入ってもらったうえで話し合いをすることです。
旦那が激昂してヒートアップしてしまうと、話が進まずに話し合いそのものをうやむやにされてしまう可能性があります。

また、それを狙ってあえて怒鳴りつける旦那も一部存在します。

逆ギレに対する効果的な対策は、旦那が熱くなりにくい環境で話し合いを行なうことです。そのために、第三者の存在はストッパーとして非常に頼りになります。

話し合いに同席してもらう第三者は、可能であれば弁護士が望ましいです。
ただ、浮気の証拠がない段階で弁護士に依頼するのは気が引ける、という場合は妻側の知人や友人に同席を頼むのがおすすめです。

なお、旦那の知人や親族はときに旦那の肩を持つ可能性もあります。
そうなるとストッパーとしての働きが期待できないばかりか二対一で責められることもあるため同席を依頼するのは控えた方がよいでしょう。

(2)一時的に旦那と距離を置く

旦那が逆上してしまった場合、数日程度生活拠点を分けて距離をおくのも一つの方法です。
一時的に実家やビジネスホテルなどにプチ家出してみてはいかがでしょうか。
旦那には、ヒートアップした精神状態を元に戻してもらう必要があります。

妻が出ていくと、旦那は少なからず動揺するものです。妻のいない数日間は旦那が自分を見つめなおす機会にもなるため、あらためて話し合いの席を設けてくれるなど進展が見られることもあります。

自分でできる浮気の証拠集めとは

旦那がなかなか浮気を認めない場合、認めさせる最も確実な方法は証拠を集めて提示することです。
では、浮気の証拠はどのように集めればよいのでしょうか。自分でできる浮気の証拠集めと、注意点を紹介します。

(1)行動と持ち物を調査する

まず、旦那の日々の行動と持ち物をチェックし、浮気の兆候がないかを確認します。
持ち物や行動から得られる情報は、あくまで浮気の存在を推定するためのものであり、単体では証拠としては弱いことが多いです。

ただ、情報を集め行動を予測することで、決定的な証拠を得るための足掛かりにできます。

持ち物を調べる場合、旦那の鞄の中のレシートやポイントカードなどを見てみましょう。
見覚えのない店やホテルのポイントカード、旦那の好みに一致しない飲食店のレシートなどがあれば浮気相手と利用している店のものかもしれません。

行動の履歴を探る場合、カーナビの履歴や交通系電子マネーが活用できます。
仕事と無関係の駅で降りている場合や、残業や出張の日に遊びに行っている場合はかなり怪しいといえます。

このように、浮気を推測できる証拠は身の回りに存在することも多いです。ぜひ探してみてください。

(2)お金の流れを確認する

旦那がどこで何にお金を使ったのかを調べることができれば、浮気の際の足取りを掴む手がかりになります。
こちらも単体では証拠としては弱いのですが、浮気中の行動範囲やよくいく店などを絞り込むことができます。

お金の流れをチェックする場合、もっとも情報が多いのはクレジットカードの利用明細です。
カードの履歴は店名と日付が分かるため、どこで何をしていたのか明確に分かります。

そのほか、口座の入出金履歴も役立つ情報のひとつです。大きな金額が定期的に出金されている場合、浮気相手に高額なプレゼントを贈っている可能性もあります。

(3)尾行など屋外調査は控える

浮気の決定的な証拠を掴むためにもっとも有効なのが、尾行や張り込みなどの屋外での調査です。
しかし、旦那の目に触れるリスクのある調査を自分でやるのはおすすめしません。

自分で尾行を行なう場合、いつもの服装、いつもの車で行なうことが多くなるのではないでしょうか。
姿を見られてしまうと一瞬で尾行しているとバレてしまうためリスクが大きいのです。

また、尾行慣れしていない一般人が跡をつけること自体、バレやすいためおすすめできません。さらに、警察の職務質問を受けるリスクもあります。

以上のように自分での屋外調査は失敗する確率が高いため、旦那と面識がなく尾行のプロである探偵などに任せるのが確実です。

探偵の業務や依頼内容については以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。

浮気問題を泥沼化させないために注意するポイント

浮気問題は、対処方法を誤ると解決の出口を見失い、ときに泥沼の長期間闘争に発展することもあります。
こうなると心身ともに負担が大きくなり時間もかかりますので、可能な限り泥沼化は防ぎたいところです。

では、具体的にどうすれば泥沼化を防げるのでしょうか。注意したいポイントを3点見てみましょう。

(1)慰謝料を請求する

まず、旦那の浮気相手には慰謝料を請求することをおすすめします。
「慰謝料を請求した方が話はこじれるのでは?」と思う向きもあるかもしれませんが、慰謝料請求には再犯を防止し浮気相手を撃退する効果があるのです。

慰謝料の金額に対する多少の交渉などは想定されますが、一度示談がまとまれば効果の高い方法といえます。

仮に「今回だけは許してあげよう」と慰謝料を請求しなかった場合、浮気相手の性格によっては「大した問題にならなかったからこれからはうまくやろう」という方向に行動力を発揮することがあります。
苦しみながら不倫問題を解決したにも関わらず、これではかかった労力が水の泡です。

このような事態を防止するために、慰謝料の請求は重要なのです。なお、慰謝料の相場は事案に応じて異なりますが、おおむね100万円から300万円ほどに収まることが多いです。

慰謝料は旦那と浮気相手両方に請求が可能ですが、どちらか片方だけにも請求が可能です。
慰謝料の相場と請求先については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

(2)浮気解決は弁護士に依頼する

次に、浮気の解決は弁護士に相談することをおすすめします。
大ごとにする気がないので当事者間だけで解決したい、と希望する方もいるのですが、浮気相手が戦う姿勢を見せた場合は危険です。

浮気相手が弁護士を雇って慰謝料の減額や請求の無効を主張してくると、妻ひとりでは対処することは難しいでしょう。
ひどい場合は不利な条件で示談をまとめられてしまうこともあります。

こういった事態を防止するため、浮気問題の解決はサポートしてくれる弁護士が不可欠です。
高額な報酬の発生が心配であれば、一度無料相談を利用して解決見込みを聞いてみるのも一つの方法です。

慰謝料はとれそうか、費用はどの程度かかるのかを相談してから依頼の可否を決められます。相談の結果依頼しないことも可能ですので、気軽に連絡してみるのがおすすめです。

(3)浮気相手とはひとりで会わない

もう一点重要なポイントは、浮気相手とはひとりで会わないということです。
浮気相手と妻という立場は敵同士のようなもので、ヒートアップするとつい手を出したり罵ったりしてしまう方もいます。
逆に浮気相手から暴行を加えられることもあるかもしれません。

そのため、浮気相手との面会や話し合いの際は、弁護士を連れて人目のある場所で行なうようにしましょう。
前述のように、カフェやホテルのラウンジなど常に無関係の他人が近くに居る場所を選ぶことで、お互いにヒートアップを防げます。

まとめ

状況から考えて浮気をしているのは明らかなのに、なぜか浮気を認めようとしない。
そのような旦那は決して珍しくありません。浮気を認めさせるのに最も確実な方法は、浮気相手との肉体関係が客観的に分かる証拠を突き付けることです。
旦那の行動や足取りを絞り込みプロに依頼することで効率的に証拠を集めることができます。

旦那の浮気問題を効率的に解決するには、弁護士のサポートを受けることをおすすめします。
逆ギレする旦那との話し合いもしやすくなりますし、浮気相手が戦う姿勢を見せた場合も、相手の弁護士と代わりに交渉してくれます。

浮気問題を解決するケースでは、不倫や夫婦問題の解決実績の豊富な事務所に絞って相談に行くのが良いでしょう。
過去の事例や慰謝料の相場などをよく知っているため、非常に頼りになります。無料相談を実施している事務所も多いので一度相談を検討してみてください。

不倫慰謝料請求に強い弁護士

ページトップ