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不倫相手の身元調査は自分でできる?可能な範囲と専門家に依頼するメリット

配偶者の不倫が発覚した場合「不倫相手がどんな人間なのか知りたい」という人は多いものです。
不倫の身元調査は、相手を特定し制裁を加えるための第一歩です。
相手に自分の犯したことの重大さを理解してもらうためにも必要なステップになります。

とはいえ、身元調査は専門家に頼むと莫大な費用がかかるイメージがあると思います。
不倫相手の調査は、費用をかけずに自分で行うことはできないのでしょうか。

この記事では、不倫相手の身元調査について、自分で可能な範囲と専門家に頼むメリットを紹介していきます。
不倫相手の身元調査を低コストで行う方法が分かりますので参考にしてください。

不倫相手の身元調査はするべきか?

配偶者に不倫をされてしまった人の中には、必ずしも不倫相手の身元調査を望まない方もいるでしょう。

「関係を修復する予定なのでパートナーを追い詰めたくない」
「二度とやらないと約束してくれればそれで良い」

こんな思いから、相手と別れるのならそれ以上は探らない、という方針を取るケースも見られます。

結論から言うと、配偶者と離婚するか否かに関わらず、不倫相手の身元調査は実施した方が良いでしょう。
いったい何故なのか、その理由を紹介します。

(1)懲らしめたい・別れさせたい場合、身元調査は必須

配偶者と確実に別れさせたい場合や、何らかの形で制裁を加えたい場合は身元調査が必須となります。というのも、相手がどこの誰なのか分からなければ対策を取ることができないからです。

慰謝料を請求するにせよ、接近禁止の書面にサインさせるにせよ、相手を特定しなければ連絡を取ることができません。
浮気相手を放置する気がないのであれば、必ず身元は調査してください。

(2)不倫相手との話し合いができる

不倫相手の身元を特定できれば、話し合いの場を持つことができます。
「話し合いをする必要は感じない」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、不倫相手との話し合いには以下のようなメリットがあります。

  • 相手の顔が気になるのであれば、確認することができる
  • 配偶者との接触禁止や慰謝料の請求についての書面に署名させることができる

不倫相手に制裁を加えるのであれば、顔を合わせて要求を伝えることのできる機会になります。
直接会って、自分のやったことの重大さを理解してもらうことが可能です。

(3)不倫相手が逃げても捕まえられる

身元が判明していれば、条件交渉中に不倫相手が逃げても捕まえることができます。

実は、慰謝料の協議中に不倫相手が姿をくらませることは珍しくありません。
逃げられてしまうと身元が分からなければ泣き寝入りするしかありませんが、どこの誰か調べておけば職場や実家などを訪ねることもできます。

また名前と住所を調べておけば、不倫相手の住民票を取得できることがあります。
手続きは弁護士など専門家に頼むことが多いですが、「慰謝料を請求するため」など正当な理由を証明できれば自分でも住民票を請求できます。

不倫相手の逃げ得を許さないためにも、身元を調べておくことが大切です。

不倫相手の身元調査は自分でできる?

不倫相手の身元を調べるにしても、調査にあまり費用をかけられない場合もあるかと思います。
こういうケースでは、身元調査を自分で行うことはできるのでしょうか。
不倫相手の身元調査を自分で行う方法とリスクについて紹介します。

(1)身元調査を自分で行うにはリスクが伴う

結論から言うと、不倫相手の身元調査は自分でも可能です。
しかし、プロに依頼した場合と比べて失敗率が高いため、あまり効率的とは言えません。

①知らずに不法行為を犯してしまう可能性がある

身元調査を自分で行うことによるリスクの一つは、そうと知らずに不法行為を犯してしまうことです。
例えば、不倫相手を調査する過程での以下のような行為は不法行為にあたる可能性があります。

  • 配偶者のLINEやメールの勝手な閲覧
  • 配偶者のスマホに黙ってGPS追跡アプリを仕込む
  • SNSに勝手にログインしてダイレクトメッセージを見る

配偶者の不倫を疑った場合はやってしまいがちですが、裁判になると不利になることも考えられるので控えた方が良いでしょう。

自分で不倫相手を調べる場合、どこからが不法行為にあたるのかの判断は難しいと思います。知らずのうちに法律を破っていないかの注意が必要です。

②張り込みや尾行は失敗する危険が高い

身元調査の定番方法といえば張り込みや尾行です。
しかし、この方法はプロがやってこそ効果的なものであり、自分で行うと失敗する可能性があります。というのも、素人の尾行には以下のような失敗リスクがあるからです。

  • 自宅の車を利用すると配偶者に気付かれる
  • 人ごみに入った途端見失う
  • 一人でずっと尾行するので気付かれやすい
  • 張り込み中に警察官の職務質問を受ける

探偵が張り込みや尾行を可能としているのは、プロだからこそできる工夫をしているからです。
尾行や張り込みはチームで行うのが通例ですし、機材もプロ仕様のものを使っているため、鮮明な証拠を取ることができます。
真似をして自分でやった場合は、失敗するリスクの方が高くなるでしょう。

③集めた証拠が使えない場合がある

自分で証拠集めをした場合、内容次第では証拠として使えない場合があります。
例えば、以下のようなものは単体では決定的な証拠とは言えません。

  • 飲食店を利用したカードの明細
  • 女性向けの店で買い物をしたレシート

また、違法に集めたものや、反社会的な手段で集めた証拠は裁判では採用されない可能性があります。
一例として、該当するのは以下のようなものです。

  • 配偶者のスマホのデータを勝手にコピーしたもの
  • 不倫相手の家に盗聴器や盗撮カメラを仕掛ける

証拠が弱いと不倫を認めさせることができない場合があり、また違法な手段で調査を行うと不倫相手に訴えられるかもしれません。
自分で調査を行う場合、適切に利用できる証拠かどうか判別が難しいこともあります。
自分で調査する場合は、慎重に行わなければいけません。

(2)浮気相手の身元を自分で調べる方法

不倫相手の身元を調べる方法は、何も尾行や張り込みだけではありません。
危険の少ない範囲で、ある程度の情報を自分で集めることができます。
リスクの少ない調査で得た情報も特定の足がかりになりますし、プロに調査を頼む場合も有用な前情報として活用できます。

具体的な調査方法を見てみましょう。

①配偶者や浮気相手のSNSを調べる

配偶者や浮気相手がSNSを使っているのであれば、そこから身元を割り出せることがあります。
配偶者と不倫相手がSNSで繋がっている場合、以下のような特徴が見られる場合があります。

  • 相互フォロワーの中に異常に親しげなコメントをやり取りしている相手がいる
  • 配偶者が頻繁に投稿に「いいね」している異性がいる

また、有名なSNSサービスにはそれぞれ特徴があります。
身元調査に活用する際、以下のポイントに注意してチェックしてみてください。

サービス名 特徴 確認内容
Twitter 一投稿の文章が短く
気軽に投稿できる
配偶者が外出しているタイミングで恋愛関係を匂わす投稿をしている、またはフォロワーがいないか
instagram 投稿には最低一枚写真と文章がセットになっている デートの様子や食事・ホテルなどの写真を投稿しているフォロワーがいないか
配偶者の一部が写り込んでいないか
Facebook 本名で登録する
卒業校や職場を登録できる
交際相手として配偶者を登録しているユーザーがいないか
配偶者と同じ職場で怪しい異性がいないか

②カーナビの履歴をチェックする

カーナビの履歴も、不倫相手を特定するための前情報として有用です。
ラブホテルや女性向けの飲食店、仕事帰りの不審な寄り道があれば不倫相手のために車を利用したのかもしれません。

配偶者と浮気相手の行動圏が絞れれば、探偵への張り込みの依頼や、利用客として潜入するなど更なる情報の糸口になります。
日常的に配偶者が車を使っているようであれば、一度チェックしてみてください。

③自宅に監視カメラを仕掛ける

自宅に不倫相手を連れ込んでいる気配があれば、家に監視カメラを仕掛けるのも一つの方法です。
性交渉など、不倫の決定的な瞬間を収めることができるかもしれません。
寝室や居間など、二人で使用しそうな部屋が広く映るよう設置してみてください。

④配偶者の財布を確認する

古典的ではありますが、財布の中身も貴重な情報源です。
例えば、以下のようなものが入っていれば要注意です。

  • 同性とは利用しなさそうな小洒落た飲食店のレシート
  • 女性向けのアパレルショップやアクセサリーショップのレシート
  • ラブホテルの会員カード

単体では身元の特定までは難しいですが、お気に入りの店であればまた利用する可能性があります。
張り込みポイントの候補になるでしょう。

不倫相手の身元調査は専門家に依頼するのがおすすめ

不倫相手の身元調査は、探偵や弁護士などの専門家に依頼するのがおすすめです。
不倫調査の知識がない場合、調べるのに時間がかかる場合や、知らずに違法な調査をしてしまうリスクがあります。

では、専門家の身元調査と素人の調査では何が違うのでしょうか。
この章では、専門家に調査を依頼した際のメリットを以下の四点にまとめました。

(1)専門家の身元調査で分かること

探偵や興信所に身元調査を依頼した場合、以下のような様々な情報を得ることができます。

  • 不倫相手の職場
  • 自宅の住所
  • 不倫相手の家族構成
  • 実家の所在地

以上はあくまで一例ですが、自分で調査した場合、ここまでの情報を仕事や子育てと並行して得るのはかなりの時間がかかるのではないでしょうか。
専門家に依頼すると、正確かつ短期間で不倫相手の身元を洗い出すことができます。

(2)ある程度情報を持っている場合は弁護士に依頼する

名前や住所など、不倫相手の情報がある程度分かっているのであれば、身元調査は弁護士に依頼することをおすすめします。
弁護士は、依頼の解決のために適切な範囲内で他人の個人情報を調査できる「職務上請求」という職権を持っているからです。
弁護士の職務上請求を利用すると、不倫相手の戸籍謄本や住民票を即日取得できます。

また、不倫の結果慰謝料を請求する場合や離婚する場合は、そちらも合わせてサポートを受けることが可能です。

(3)不倫の有無も一緒に調べる場合は探偵に依頼する

不倫をしている疑いが濃厚だが証拠がない。こんな場合は探偵や興信所に依頼すると良いでしょう。
配偶者の行動パターンに合わせて張り込みや尾行を行い、不倫の有無や不倫相手の身元を調べてくれます。

(4)専門家に依頼する前の準備の方法

専門家に調査を依頼する際は「現在持っている情報」「希望条件」「依頼したい内容」を整理しておくことをおすすめします。
希望や方針をあらかじめまとめておくことで、打ち合わせをスムーズに進めることができます。

探偵や興信所を利用する際は、現在判明している情報を詳しく伝えるようにしてください。
怪しい人物や場所を絞り込んでおくと調査日数の短縮が期待できます。

探偵に身元調査を頼んだ際の相場

探偵に身元調査を依頼する場合、どの程度の料金がかかるのかは気になるところです。
不倫の証拠を取れなかったにも関わらず、法外な報酬を請求されてはたまりません。

この章では、不倫相手の身元調査を探偵に頼んだ場合の料金とプランについて解説します。

(1)浮気調査の料金形態とプラン

探偵の浮気調査にはいくつかのタイプが存在し、それぞれ調査時間や料金形態が異なります。
代表的なのは以下の三種類のプランです。

【探偵の浮気調査の三つのタイプ】

プラン 特徴
時間単価型 1時間あたりの料金が決まっているプラン
稼働時間に応じて報酬が発生する
パック料金型 ある程度まとまった時間分の料金がセット化されているプラン
時間単価型と比べ1時間あたりの料金が安い
成功報酬型 成功した場合のみ料金が発生する
成功報酬とは別に着手金が設定されていることもある

(2)身元調査のプラン別料金相場

不倫の身元調査の料金は調査内容によって異なります。
事務所によって設定している料金は様々です。
以下は、大手探偵事務所の料金を複数社調査した際の平均価格です。

【不倫の身元調査の料金(例)】

プラン 料金相場
時間単価型 1時間8,000円から12,000円
パック料金型 1時間8,000円から10,000円(25時間パックなら20万円から25万円)
成功報酬型 20万円から50万円

以上はあくまで一例ですので、参考までに考えてください。
実際に依頼する際は費用の見積もりを取ることをおすすめします。

(3)身元調査の費用を安く抑える方法

身元調査の費用を抑えるには、適したプランで契約することが重要です。

例えば、不倫相手と会う確率の高いタイミングが分かっているなら、何日も調査を頼む必要はありません。時間単価型のプランで十分に成果を得られるでしょう。

一方、情報不足で長時間の調査が予想される場合、時間単価の安い成功報酬型やパック料金型のプランがおすすめです。

探偵事務所ごとに用意しているプランは異なるため、候補の中からどのプランが一番費用を節約できるか吟味してから契約してください。

(4)探偵と興信所の違い

結論から言うと、探偵と興信所には、利用者が気にしなければならないほどの差異はありません。
この二つの機関の成り立ちは、その業種が設立された経緯にあります。
簡単に説明すると、探偵と興信所は、生まれた当初の目的が異なるのです。

顧客 設立当初の目的
探偵 個人 浮気調査や人探しなどプライベートな内容
興信所 法人 取引先や従業員の信用調査など

以前は依頼主や仕事の内容で違いがあった探偵と興信所ですが、現在はほぼ違いはありません。
一つの事務所で両方の業務を請け負うことも多いため、依頼の際はあまり気にしなくても良いでしょう。

まとめ

不倫相手に自分の行いを反省させ、責任を取らせるには身元調査は必須です。
個人でもある程度までは可能ですが、張り込みや尾行などの現場調査は自分で行うには少々リスクが高いです。

違法調査をしてしまう、配偶者にバレてしまう、こういった危険が懸念されるため、できればプロに依頼する方が良いでしょう。

不倫相手の情報がある程度あり、離婚や慰謝料の請求といった目的がある場合、弁護士に依頼するのがおすすめです。
一方、不倫をしているかどうかから調べて欲しいのであれば探偵や興信所に頼むと良いでしょう。

現在の状況、不倫相手・配偶者に対する希望、手元に集まっている情報をまずは整理してから今後の方針を固めてみるのがおすすめです。
その後、不足分の情報を補うのに必要な証拠を集めていきましょう。

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