1. 不倫慰謝料請求ガイド
  2. 不倫相手に本気

夫が不倫相手に本気になっている?妻側ができる3種類の対抗策

男性だから1度や2度の浮気程度であればしょうがないのかも…と思っていたら、夫が自分と離婚をして不倫相手と一緒に生きていく手段を考えていた…という事態は避けたいものです。
このページでは、夫が不倫相手に本気になりそうなときに妻側としてできる対抗策についてお伝えします。

こういう兆候ありませんか?不倫相手に本気になっている夫の特徴

まず、夫が不倫相手に本気になっている時にはどのような特徴が現れるかを知りましょう。

(1)態度がおかしい

まず、夫の態度がいつもと違いおかしいようなことはないでしょうか。
たとえば、夫婦で共通の話題に夫が乗ってこなくなったり、そもそも会話がなくなってきたりしてくるような事があります。
たとえば夫が今までは夫婦で会話をするための共通の話題を作っていたような場合には、不倫相手に本気になっている結果、従来の共通の話題作りについても頓着しなくなったことが考えられます。
また、不倫相手に本気になっているような場合には、あなたの存在が不倫相手との障害になっていることから、常に機嫌が悪い…といったこともよくあります。
もし、本人はこそこそ浮気を隠しているような場合には、ちょっと「浮気なんかしないでよー」といった冗談にも怒ってくるような事も考えられます。

このように普段の会話・機嫌の良しあしといった態度が急に変わるようなことがあるようでしたら、不倫をしていて、その相手に本気になってしまっている可能性を疑いましょう。

(2)夫婦として大事な事をしてくれなくなる

次に、夫が不倫相手に本気になってくると、生活のリズムなどの行動を不倫相手との逢瀬に合わせるようになってきます。
そうなってくると、夫婦が生活するにあたって大事な事をしなくなってきます。
たとえば、帰宅時間が遅くなる・帰宅しなくなるという状態になり、家を空ける事が増えます。

また、誕生日や結婚記念日といった大事な記念日を忘れてしまうような事も発生してくるでしょう。
このようになってくると、セックスの回数も極端に減る・なくなるといったことは充分に考えられます。

(3)堂々と不倫をするようになった

夫婦関係次第では、浮気するようなことを黙認するような夫婦もいるでしょう。
たとえば、夫婦関係自体は破綻してしまっているような場合でも、マンションのローンが残っているような場合には、夫婦でマンションのローンの返済が終わるまでは一応の夫婦関係は維持しよう、というような場合があります。
また、子が成人を迎えるまでは・・というような場合もあります。

このようなケースだと、堂々と不倫をするようになり始めます。
そうなると、新しい相手と結婚できない障害になっている事が余計に不倫相手との仲を本気にさせてしまうことがあります。

妻ができること

それでは、夫が不倫相手に本気になったときに、妻としてはどのような行動が取れるのでしょうか。

(1)夫を取り返す

妻側としては夫が元の生活に戻ってきてくれるのがベストな選択肢ではないでしょうか。
そこで夫を取り返すための行動を考えてみましょう。

①まずは冷静に行動をする

最初に、夫を取り返すにあたって不可欠なのは、自分が冷静になることです。
夫と不倫相手との間に火がついている状態を見ているのは、さぞかし腹立たしいことでしょう。しかし、その感情に任せてただ二人の間を邪魔するような事があると、いわゆる心理学における「ロミオとジュリエット効果」といわれる作用が働き、邪魔をされている二人の結びつきがより強固になってしまうのです。

たとえば、夫の両親に告げ口をするなどして、夫の両親から夫を攻め立てて、不倫相手との縁を切るような行動に出たとします。
夫としては不倫相手に本気になっていると未練が残ってしまい、会えなくなった原因であるあなたに対する感情が一気に悪化することは容易に想像できますね。
ですので、夫を取り返すための行動を確実に行うには、自分が冷静にならなければなりません。
友人や自分の両親など、協力をしてもらえる方に相談し、まずは自分のメンタルを立て直して、冷静に行動をします。

②何で不倫を始めたかを知る

冷静に行動することができるようになったなら、次になぜ不倫をすることになったのかを分析しましょう。
あなたと結婚をして一緒に暮らしているにもかかわらず、それでも不倫に走ってしまうには原因があるはずです。

たとえば、夫が男女の時間を楽しみたいタイプにもかかわらず、甘えてみたりする愛情表現を怠っていたような場合には、甘えてくれる女性を求めてしまうかもしれません。

また、長い時間夫との生活に慣れてしまい、ちょっとした事で夫のプライドを傷つけるような言葉を発していたような事はあるような場合には、持ち上げてくれるような女性が現れるとつい心を許してしまうという事もあるでしょう。

一番多い原因になるのは、やはりセックスの回数が減ってしまっているような場合です。
妊娠中は仕方がないにしても、結婚をしても夫も男性であるので、あなたが拒み続けると別の人とセックスをしたいという衝動に駆られるかもしれません。

今までうまくいっていたにもかかわらず、あなたのちょっとした変化によって少しずつ気持ちがすれ違っていたような場合には、意識をして少し改善するだけで変わってくる可能性はあります。

③不倫相手を知る

また、同時に不倫相手がどのような人なのかも知ることができればベストでしょう。
夫が不倫相手のどのような所に興味をもったのかを知ることができれば、不倫相手に何を求めていたのか?自分にない魅力はどのようなものなのか?という事を知ることができます。
これにより、夫があなたの元へ帰ってこない理由を知る事が出来る可能性があります。

④対策はゆっくりと

以上の情報を分析して、対策をたてるわけですが、その対策はゆっくりと行うように心がけましょう。
たとえば、相手に癒しを求めるタイプの男性に対して、愛情表現が足りなかったり、労りの言葉が減っていたりすることが原因で不倫された、と分析したとしましょう。
この場合に、いきなりべったり夫と一緒にいるようなことがあっても、夫としては「不倫がバレたか…」と警戒をしてしまうような結果になり、余計に距離をとってしまうことになりかねません。
少しずつ会話を増やし、普段の会話に労いの言葉を増やしていくところから徐々に距離を縮めていくような形でふれあいを増やしていくのが良いでしょう。

(2)夫と離婚をして慰謝料等をもらう

夫を取り戻すための方策をとったが、もう夫婦関係は完全に冷め切っていて修復は無理だ・・と思った場合には、夫と離婚をして慰謝料をもらうという事が良いでしょう。
あなたがまだ若く子供もいなくて再婚が可能であるのであれば、早くそのための行動をとった方が良いのかもしれません。
また、子供が居るような場合には、自宅に帰ってこない、夫婦でいても喧嘩ばかりで会話もないという状態は子供に悪影響といえるでしょう。

(3)不倫相手から慰謝料をもらう

不倫によって精神的な苦痛を被ります。
その精神的な苦痛には慰謝料の請求ができるのですが、不倫は一人でできるものではないので、不倫相手もその対象となります。
ただ、このようなケースでは不倫相手の慰謝料も夫が払う…というようなケースがほとんどなので、話合いで解決する場合には一緒に解決することがほとんどです。

夫と離婚をするためのステップ

では夫と離婚をするためにはどのような方法で進めて行けばよいのでしょうか。
5つのステップに分けて考えてみましょう。

(1)証拠を押さえる

まずは証拠を押さえましょう。
離婚の交渉において証拠は非常に重要となります。
というのも、証拠を押さえていない状態で相手に離婚を迫っていったとしても、相手としては不倫をしていないと主張することになれば、離婚自体に合意したとしても、慰謝料を払ういわれはないという事になります。

逆に、夫側からは、不倫したといういわれのない主張を繰り返したことによって、夫婦関係がこじれたので、離婚の原因をつくったのは妻の方です、という主張がされる可能性もあります。
当事者間で離婚の協議がまとまらなければ調停・審判・裁判といった裁判所を利用する手続きになるのですが、この際には民法が規定する離婚原因があることが前提となり、その主張には証拠が必要になります。

証拠がなければ上述したような事実認定がされてしまうことにもなるのです。
逆に言うと、証拠さえあれば、どんな言い訳をしても無駄だという風に相手も判断をするようになります。

(2)離婚をするかどうかの話合い

証拠をあつめたら離婚をするかどうか、まずは話し合うことが通常です。
話合いをするときの注意点なのですが、冷静に行うことが重要です。
感情論で交渉をすると、譲歩しても良いとおもっていた事項についても譲歩してもらえなくなる、といった事も発生しかねません。

冷静に、どのような事実があったのか、その事実によって自分がどのような事を考えているのか、その考えに基づくと結婚生活を維持するのは難しい、という事を理路整然と伝えるようにします。

また、交渉にあたっては相手にyesかnoかの二択を強いるのが良いでしょう。
たとえば、「不倫をしているわけですが、このことについてあなたはどう思うのか?」というような聞き方をしたら、「自分にも弱いところがあったが、妻にもこのような事実がある」「あやまっている」「やり直したい」という様々な返答が帰ってくるので、それに対応していくという形になります。

しかし「不倫相手と関係をつづけるのか、やめるのか」「自分に非がある事を認めるのか、認めないのか」というyesかnoかの返答をさせるようにすると、返答の種類は2種類しかないので、その後の展開を予測しながら交渉をすすめることができます。

なお、絶対に離婚したい場合には、早い段階から別居をするのが良いでしょう。
これは、調停・裁判等では離婚を請求して離婚原因がある場合でも、やりなおせる状況だと判断されると離婚を認めないことがあり、別居に至っていないような場合にはまだやりなおせると判断される事がほとんどであるためです。

冷静な交渉といっても、そもそも冷静になれない・どのような事実をつきつければ法律上有利な立場にたてるか、ということは難しい問題です。
このような場合には、早めに弁護士に依頼をして、法的な助力とともに、交渉を代理してもらうことにより落ち着いて交渉ができるというメンタル面での助力も得るようにしましょう。

(3)離婚の条件に関する話合い

離婚をするとなった場合には、離婚にあたっての条件の話合いに進みます。
まず、夫婦の共有財産については財産分与という形でだれの持ち物にするのかを決定しなければなりません。
夫が不倫相手に走ってしまったようなケースでは妻は夫に慰謝料を請求することができますので、その慰謝料もこの段階で決めるようにします。

子が居る場合には、子と会う条件である面接交渉や、養育費の支払いに関する条件についても話し合うことになります。
この際なのですが、不倫相手との生活を維持するために、慰謝料・養育費の支払いを延滞・ストップすることはよくある事ですので、支払いについての合意は書面で残しておきましょう。

この書面は通常の書面ではなく、裁判の手続きを省くことができる公正証書という書面で作成するのが一番望ましいといえます。
公正証書の作成については弁護士だけではなく行政書士も依頼を受けて行うことができますので、助力が必要な場合には相談をするようにしましょう。

(4)交渉が決裂する場合には調停・審判・裁判を行う

離婚に関する交渉が決裂するような場合で、これ以上話合いをしても意味がないならば、裁判を行うことになります。
ただ日本の法律では、離婚の民事裁判を起こす前に必ず「調停」を利用することになっています。
「調停」というのは、裁判所で行われる手続きで、調停委員という裁判官1名と専門知識を有する人2名からなる人が、当事者の主張を聞きながら妥当な解決策を模索していくものです。

当事者から交互に話を聞いて、調停案というものを当事者に提示し、これに当事者が同意すれば裁判をしたのと同じように取り扱うことになっています。
これに反対すると裁判にうつることになります。
ただし、一部の手続きでは「審判」という手続きによって離婚の手続きを行うものもあります。

不倫相手に損害賠償をするためのステップ

これと同時に、不倫相手に対する損害賠償をすすめていきます。

(1)証拠をおさえる

夫に対する離婚と同様に不倫相手に対する請求についても証拠を必要とします。
ただ、夫との離婚交渉のための証拠はそのまま証拠とすることが可能です。

(2)相手について調べる

不倫相手に損害賠償を請求する場合、不倫相手と連絡を取る必要があるため、相手について調べる必要があります。
不倫の証拠をつかんでいるのであれば、夫に教えてもらうのが良いのですが、教えてもらえないような場合にはSNSなどを利用したりもします。
どうしてもわからないような場合には、探偵などに調べてもらうのが良いでしょう。

(3)内容証明を送る

交渉に入るにあたって、内容証明を送ることがあります。
交渉をするにあたっては、電話・メール・SNSを利用するのもいいのですが、これだけだと単に怒っているだけなのか本気なのか、という事がわからない場合もあります。

このような場合には「内容証明」という郵便を利用します。
内容証明は法律的には、どのような内容の文書を送ったかを証明してくれる文書にすぎませんが、実務的には本気で何かを請求する場合にこの内容証明を利用します。
内容証明には、夫と不倫をした事実、損害賠償請求をすること、金額、返答期日、返答期日までに返答がなければ裁判を起こす、といった内容を記載します。

(4)裁判を起こす

慰謝料の支払いがない場合には民事裁判を提起します。
こちらは元をたどれば夫との不倫になるのですが、夫と離婚をする場合でも、離婚をしない場合でも、調停を経ずに民事裁判を起こすことが可能です。

まとめ

このページでは、夫が不倫相手に本気になっている場合への対応についてお伝えしてきました。不倫をしている場合、少しずつ夫に変化が発生するので、その兆候は見逃さないようにしましょう。

夫を取り戻すにしても、やむを得ず離婚を選択する場合でも、落ち着いて行動をすることが必要不可欠です。証拠収集などの専門的な知識が必要なものでもあります。より有利に問題解決を導きたいのであれば、弁護士のような専門家に相談するなどするようにしましょう。

ページトップ