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出産後に旦那が浮気!旦那の心理状態と浮気の解決方法を解説

夫の浮気はただでさえ妻の心を傷つけるものですが、とりわけ手酷い裏切りとなるのが産後の浮気です。

しかし、産後間もない時期に妻子に助けが必要だということは旦那にも分かるはずです。
にもかかわらず、浮気に走ってしまうのは何故なのでしょうか?

この記事では、出産後に旦那が浮気に走る理由と、浮気を解決する方法を考えていきます。

出産後に浮気する旦那の心理

生まれて間もない子供がいるにもかかわらず、旦那が浮気に走る理由は何なのでしょうか。出産後に浮気をしてしまう旦那の心理を考えてみましょう。

(1)性欲の発散

まず挙げられるのが、浮気を性欲の発散の手段としている場合です。

産後の妻は出産のダメージと育児で消耗しているため、とてもセックスどころではないという方も少なくありません。
妻が応じられないことから、外の女性で性欲を満たしてしまう旦那もいます。

とはいえ、妻がいつまでたっても回復できない状態は、裏を返せば周囲のサポートが不足している状態ともいえるでしょう。

当然ながら第一に妻子を支えなければならないのは旦那です。家庭状況の根本的な解決を図らず外の女性に逃げてしまうのは責任感の欠如の現れといえます。

このタイプは浮気相手をあくまでセックスフレンドだと考えていることが多いため、露見した後は素直に戻ってくることも多いです。

(2)生活が子供中心だと感じている

生活が子供中心で寂しさを感じていると、浮気相手に癒しを求めて不倫に走る旦那もいます。
「妻が構ってくれない」「ないがしろにされている」と考え、家庭の外に女性を求めてしまうケースです。

このタイプの特徴として「自分をないがしろにする妻が悪い」と浮気の責任を転嫁していることがあります。

しかし、生まれたばかりの子がいる家で、生活が子供中心になるのは当たり前です。
小さな子は少し目を離しただけで事故が起こってしまうこともあり、常に誰かが気を配っていなければなりません。

家族の一員である以上旦那の気持ちも尊重すべきではありますが、子供が小さいうちは子供メインの生活になるのは仕方ない、と理解してもらわなければなりません。

(3)妊娠前に作った浮気相手と続いている

妊娠前に既に浮気相手を作っており、同じ相手と産後まで続いていることもあります。
旦那本人は「やめなければ」と思っているケースでも、浮気相手が別れることを拒否していたり「奥さんにバラす」と脅迫したりしているような場合は惰性でずるずると関係が継続していることも。

別れたくても別れられない状況は「NOと言えない」タイプの旦那に見られる特徴です。
浮気相手と別れられないときは旦那の自力解決は難しいため、妻や弁護士など第三者の介入が必要なケースが多くなります。

(4)産後クライシスに疲れている

産後のホルモンバランスの変化や家事・子育ての負担増加により、妻が「産後クライシス」を起こしていることが原因で外の女性に逃げてしまう旦那もいます。

産後の女性はホルモンバランスが崩れやすく、精神状態の悪化が見られることもあります。
旦那との口論が増える、会話が減少するなど夫婦関係が悪化するケースが散見されます。

とはいえ、産後のホルモンの乱れは生理現象であり、子供を産んだ女性であれば誰にでも起こり得ることです。

そのため、ある程度精神状態が不安定になるのは仕方のないことといえるでしょう。
旦那の積極的な家事育児への参加で関係が改善されることも多いので、夫婦で話し合いながら乗り越えていきたいところです。

旦那の浮気をやめさせる方法

旦那の浮気が発覚した際、やめさせるにはどうすればよいのでしょうか。
浮気相手を追い払い不倫を解決する方法を解説します。

(1)浮気の証拠を集める

旦那の浮気を解決するためにまずやるべきことは、浮気の証拠集めです。
証拠のない状態で問い詰めても逃げられる可能性が高く、法的に責任を追及することは難しいからです。浮気の確実な証拠を掴むために動き出しましょう。

浮気相手に責任を取らせるには、言い逃れできない確実な証拠が必要です。
理想的なのは、肉体関係を客観的に確認できるものが複数用意できることです。
この点をゴールとして証拠集めを進めていきましょう。

 

手始めに、旦那の身の回りのものや、自宅からチェックできる情報を集めてみましょう。
鞄の中身や手帳の内容、財布のレシートなどに浮気を示唆する情報が隠れていることがあります。

また、クレジットカードや銀行口座、交通系ICカードの履歴なども可能であればチェックしてみましょう。

なお、浮気調査で利用されることの多い旦那のスマホは、取り扱いに少々注意が必要です。以下で詳しく紹介していますので参考にしてください。

 

尾行や張り込みなど、外出しての調査は旦那に気付かれる可能性が高いため控えた方が無難です。
必要に応じてプロの探偵に依頼することをおすすめします。

(2)慰謝料を請求する

浮気の証拠を掴めれば、旦那と浮気相手には慰謝料を請求できます。
経済的にダメージを与えることができ、合法的な制裁としてはもっとも効果の高い方法の一つです。

慰謝料の金額は個別の不倫の態様によって異なりますが、100万円から300万円の間で収まることが一般的です。

なお「夫婦の間に子供がいる」という事実は慰謝料の増額要件ですので、子供がいない場合と比べて慰謝料は高くなる傾向があります。

慰謝料の請求先は「旦那のみ」「浮気相手のみ」「旦那と浮気相手両方」の3パターンから任意に選ぶことができます。
離婚しないケースでは旦那には請求しない方も多いため、状況に合わせて最適な選択肢を選んでください。

慰謝料の増額要件および慰謝料の請求先と各メリットについては下記でも紹介しています。

(3)浮気相手と旦那の接近を禁止する

旦那と離婚しないのであれば、浮気相手と旦那の再度の接近を禁止することができます。

不倫では、表面上別れた不倫相手と水面下で関係が継続している事例はしばしば見られます。
苦労して関係を再構築したにも関わらず、再度不倫の泥沼で苦しむこともあるのです。

この事態を防止するためにも、浮気相手と旦那の接近禁止は有効な方法です。

実務では、浮気相手との示談条件を決定する際に、旦那との面会・連絡を制限する条項を追加することで対処するのが一般的です。
違反した際のペナルティとして罰金を併せて設定しておくことで、接近禁止条項に強制力を発生させます。

なお、旦那との離婚が前提であれば、離婚後の人間関係は旦那の自由です。
このケースでは接近を制限することはできないため注意してください。

(4)話し合いを行う

不倫問題の解決と進行して、旦那とも話し合いを行ないます。
「浮気の原因は何だったのか」「今後の夫婦関係をどうするのか(離婚の是非)」「離婚する場合は子供の親権はどちらが取るのか」など、夫婦の今後について旦那と協議します。

旦那と話し合いを行なう際、浮気相手の示談交渉とは一緒にしないことをおすすめします。
浮気相手との話し合いには別で場を設けてください。というのも、浮気相手とは浮気の示談条件を、旦那とはそのほかに夫婦の今後の話し合いも行うため、それぞれ協議する内容が異なるからです。

旦那との話し合いは浮気相手には関係なく、同席させれば場が荒れる原因となります。
別日で行なう、場所を分けて行うなど適時工夫しましょう。

旦那と離婚すべきかどうか

産後の旦那の浮気は、妻にとっては大きな裏切りです。
しかし、子育てのことも考えると離婚するのはためらわれる場合もあるでしょう。

旦那と離婚するかどうかを決めかねるケースでは、離婚の是非はどのように考えればよいのでしょうか。
参考に、離婚するか否かを決定する際の4つの基準を紹介していきます。

(1)経済力の減衰をシミュレーションする

離婚と切っても切れないのがお金の問題です。
まず、旦那と離婚することで家庭の経済力がどの程度減衰するかをシミュレーションしてみましょう。

とくに、共働きだった場合は旦那と離婚することで世帯単位での収入は大きく減少します。
離婚後の生活に問題はないか、子供を引き取るのであれば子育てに十分な収入が確保できるかを考えてみましょう。

経済力のシミュレーションをする際は、給与収入だけでなく、各種手当や制度なども合わせて確認してみましょう。
子供を引き取るのであれば旦那からの養育費を受け取れますし、国や自治体からひとり親の支援を受けられる場合もあります。

 

支出の面では、自分と子供に将来的にかかる学費や生活費を概算で出してみましょう。
離婚後支出に見合った収入が確保できるか総合的に評価してみるのがおすすめです。

(2)ひとりで子育てのできる環境か整理する

旦那なしで子育ての可能な環境かどうかも基準のひとつとなります。
離婚したと仮定して、母親だけで子育てできるか、周囲の協力を仰げるかを確認してみましょう。

たとえば、子供が急に体調を崩した際に対応できるか、保育園などに時間内に子供を迎えに行けるか、仕事中に預かってくれる先があるかなどがポイントとなります。

普段の子育てを考えて、離婚後のシミュレーションを具体的に行なってみましょう。
仮に男女関係では信用できない相手でも、子供の親として割り切るのであれば必ずしも離婚しなくてよいこともあります。

ただ、周囲の協力が期待できなくても、現状旦那が子育てに参加していない夫婦であれば、離婚しても子育てを取り巻く状況は変わらないこともあります。
離婚後の状況変化を基準に子育てがどう変わるのかを考えてみてください。

(3)旦那に反省の意思があるかも基準に

離婚後の再構築を考えるうえで重要なのが、旦那に反省の意思があるのか、心を入れ替えてくれそうかという点です。

たとえば、旦那によっては浮気の原因を妻にばかり転嫁して反省しない、話し合いに応じず離婚そのものをうやむやにしようとする人もいます。
妻に対する不誠実な態度が目立つのであれば、関係の再構築は難しいかもしれません。

一方、浮気を心から後悔しており妻とやり直すことを望んでいるのであれば、離婚は一旦思いとどまっても良いかもしれません。
夫として、子供の父として心を入れ替えてくれるのであれば再構築の余地はあるでしょう、

(4)子供に今後与える影響を考える

離婚によって、子供にどのような影響があるかも判断基準の一つとなります。
仮に再構築しても、夫婦喧嘩の絶えない家庭になっては子供の精神の成長に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

また、子供に対する旦那の接し方も重要なポイントです。
日頃から世話をせずに子供を邪険に扱うような父親であれば、無理に結婚生活を続ける必要はないかもしれません。

逆に、浮気の発覚する前から子煩悩で、子供にとってはよいパパであれば「とりあえず継続」という形で離婚は保留にするのも一つの方法です。

産後の浮気の再犯防止は?

産後の浮気を解決した後再構築を決めた場合、注意しなければならないのが浮気の再犯です。
旦那の再度の浮気を防止するにはどのような対策をとれるでしょうか。

(1)旦那のお金を管理する

まず、旦那のお金を妻が管理することで、金銭的に浮気をできなくする方法があります。
浮気中の男性は、往々にして浮気相手に見栄を張りたがるもの。
不審なお金の動きで浮気が発覚することも多いのです。

具体的な手段としては、旦那の銀行口座やクレジットカードなどの履歴を共有してもらうことが挙げられます。
とくにクレジットカードの履歴は「どこで」「いくら使ったか」まで分かるため、不審な明細がひと目で分かります。

旦那の月の収支をおこづかい制にしてしまうのも選択肢の一つです。
締め付けすぎると旦那の不満につながるため金額の調整は必要ですが、うまく旦那の収入を絞ることで経済的に浮気相手に貢げなくなります。

(2)旦那も家事育児に参加してもらう

家事育児に協力していなかった旦那であれば、浮気を機に参加してもらうのも一つの方法です。
産後の浮気には「家や子供のことは妻がなんとかするだろう」という責任感の欠如が関係していることが多く、当事者意識を持ってもらうことで再犯の抑止効果が期待できます。

仮に日中は妻が家で家事育児を担当しているのであれば、旦那の帰宅後の育児を担当してもらうのはいかがでしょうか。
それまで全く家事育児に参加していなかった場合、最初はやり方や手際が悪くイライラしてしまうかもしれませんが、今後の成長に期待して根気強く教えていきましょう。

(3)離婚条件をまとめ書面にしておく

万一の再犯の際の離婚条件を書面にまとめておくことも、浮気の再犯を防止する効果があります。
財産分与や慰謝料の金額、子供の親権や養育費などを具体的な金額で定めておきましょう。
このとき作成した書面は、離婚協議で条件を決定する際に証拠として利用できます。

この方法には「再び浮気してしまった場合はこれだけ払わなければならない」という心理的な圧力をかける効果があります。

また「二度目の浮気は許さない」という妻の姿勢を形にしたものでもあるため、旦那に「次やったら本当に離婚される」という危機感を抱かせることができます。

旦那の女癖が悪いなど、再犯の可能性が高いケースではとくに有効です。お試しください。

まとめ

出産後の旦那の浮気は、ただでさえ消耗している妻の心をさらに傷つけるもの。状況を改善するには、旦那と浮気相手に法的に責任を取らせることをおすすめします。
そのなかで代表的なのが「慰謝料の請求」です。経済的に制裁を加えることができ、再犯の防止にもなります。

旦那と離婚すべきかどうか迷うのであれば、いったん感情は脇に置き、冷静に状況を分析してみましょう。
経済力はどの程度減衰するのか、ひとりで子育てはできるのか、仮に旦那と関係を継続した場合は状況が改善するのかなど、多角的に評価してみてください。

旦那の浮気を解決するには、証拠を集めて法的に責任を追及するのが早道です。

ただ、証拠の収集や相手方との交渉はひとりでは難しいのが現実です。そのため、慰謝料請求の準備を始めるときは、浮気や離婚問題に強い弁護士のサポートを受けましょう。
慰謝料の算出や交渉の代行、必要に応じた離婚交渉など、幅広い面から解決までトータルサポートしてくれます。ぜひ無料相談を実施している弁護士を探してみてください。

不倫慰謝料請求に強い弁護士

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