旦那が年下の女性と不倫する理由は?対処法と再発防止策も解説
旦那が年下の女性と不倫していることを知った際、怒りと共に湧き上がるのが「なぜ若い女に手を出したのか」という気持ち。
実は、年下女性との不倫には理由が存在します。
この記事では、年下の女性との不倫に関し、旦那側・不倫相手側の心理を紹介。不倫への対処法もあわせて解説しますので参考にしてください。
旦那が年下の女性と不倫する理由
通常、倫理観を持った大人であれば、妻のある身で年下の女性との不倫には走らないはず。にも関わらず、年下の女性と不倫してしまう男性の心理とはどのようなものなのでしょうか。
(1)年下の女性に頼られるのが嬉しい
男性は多少なりとも女性に頼られることに喜びを感じる人が多いです。相手が年下の女性であれば、なおさら庇護欲をくすぐられ、それをきっかけに不倫関係になってしまうこともあるのです。
甘え上手な女性は、パートナーとする場合はともかく、単なる浮気相手・恋愛相手としてなら魅力的に見えることもあります。
女性に頼られるという状況は、特に職場で発生しやすいといえます。
そのため、不倫のなかでも相手が職場の部下や後輩である、というケースは一定数存在します。
(2)若い女性に魅力を感じた
年下の女性の若々しさに魅力を感じ、不倫関係に陥ってしまうこともあります。
男性のなかには、自分の年齢を棚に上げて若い女性ばかりを好む人もいますよね。
妻にはない若々しさやフレッシュさに惹かれ、不倫に走ってしまう場合もあるのです。
若い女性が好きで、特に女グセの悪いタイプの旦那であれば、出会い系アプリなどを利用し、自発的に不倫相手を探すこともあります。
このタイプは不倫を繰り返したり、複数の不倫相手がいたりすることも考えられるため特に注意が必要です。
(3)不倫相手からの押しに負けた
不倫相手の方が年上好きで、押しに負けて、なしくずし的に不倫関係に陥ってしまうケースもあります。
特に、気が弱く押されると断れないタイプの旦那や、面倒見がよく優しい性格の人の場合、好意をむげにできず押し切られてしまうことも。
真面目で優しい性格の男性だと、負い目から不倫相手と別れたくても別れられないという事態に陥り、ずるずると不倫が長期化してしまうことがあります。
このケースでは旦那の自力での解決は難しいため、早急に妻の介入による解決が必要といえます。
(4)子どもが欲しい
通常では考えられないことですが、夫婦の妊活が難航している場合や、妻が子供を望んでいない場合に、若い女性との不倫に走る男性がいます。
妻との話し合いや折り合いをつけないまま他の女性に手を出し、外で子作りに励んでいるケースです。
このタイプの男性は不倫相手との性交渉で避妊をしていない可能性が高く、不倫相手が妊娠してしまうリスクがあります。
長期化するほど妊娠の危険性が高まるため、早急に手を打つ必要があります。
年下の不倫相手が旦那と交際する理由
旦那が年下の女性と不倫をする理由を紹介しましたが、逆に不倫相手が既婚者と交際するのはなぜなのでしょうか。
既婚者と不倫をするリスクは誰でも知っているはずで、その危険を冒してまで、なぜ旦那との不倫をするのでしょうか。不倫相手側の理由を確認してみましょう。
(1)既婚者だと知らない
不倫相手の女性によくあるのが「そもそも既婚者だと知らされていない」「旦那に騙されている」場合です。
旦那が浮気相手に独身だと嘘をついており、知らない間に不倫に手を染めてしまっていることがあります。
このケースは決して少なくなく、男性によっては「子供は〇人欲しい」「こんな家に住みたい」など、結婚を匂わせたり、セカンドハウスを借りて巧妙に独身だと信じ込ませていたりすることがあります。
女性本人は普通の交際だと思っており、ある日突然妻から連絡が来て仰天するケースです。
不倫相手が、旦那が既婚者だと知らない場合、慰謝料の請求は過失の有無によって可否が決まります。
既婚だと気付かなかったことに落ち度がなければ、慰謝料の請求はできません。
逆に、貞操権を侵害したとして旦那が不倫相手から慰謝料を請求されることも考えられるでしょう。
似たケースに、既婚者だとは知っていたが「妻との夫婦関係は破綻しており、離婚目前である」と言われていたパターンもあります。
(2)年上の男性との交際をステータスだと思っている
若い女性に多いのが、年上の「頼れるオトナ男性」との恋愛をステータスと感じていることです。
また、不倫を「大人の恋愛」として肯定的に捉える社会的な風潮も手伝って、憧れや好奇心から既婚の年上男性に手を出す人もいます。
このタイプは、得てして不倫に罪悪感を持っておらず、妻からコンタクトがあって始めてことの重大さに気付く、というケースも多いです。
(3)不倫の恋に酔っている
禁断の恋に落ちている状態が快感となり、既婚者と不倫関係になることもあります。
不倫の背徳感は男女問わず刺激が強く「退屈な日常へのスパイス」としてはまってしまうことがあるのです。
なかには不倫の刺激が忘れられず、既婚者ばかりに何度も手を出す女性も存在します。
不倫の恋に完全に酔ってしまっていると、旦那と別れるよう要求しても応じないことがあります。
また、話し合いや慰謝料の請求を無視されるなど、不誠実な対応を取られることも考えられるでしょう。
旦那に年下の不倫相手ができた兆候
旦那に年下の不倫相手ができた場合、どのような点に変化が現れるのでしょうか。兆候と注意すべきポイントを紹介します。
(1)服装で若作りするようになる
それまで年相応の服装だったのが、急に若作りしはじめると怪しいといえます。
「筋トレで体作りを始める」「着こなしが若者風になる」「若い世代に人気のブランドを買い始める」といった特徴が現れることもあります。
それまで服装にあまり構わなかった旦那が、急に身なりを気にするようになることもあるでしょう。
これといったきっかけもなく「若々しい中年」を目指すようになった場合、何かしら外から影響を受けていると考えるのが自然です。
「最近服装の趣味変わったね」「急に筋トレを始めるなんて、何かあったの?」など、さりげなく探りを入れてみましょう。不自然な反応をするようであれば怪しいかもしれません。
(2)若い世代の流行に敏感になる
服装以外でも、若い世代の流行に敏感になるという特徴があります。これは不倫相手の興味を引いたり、話題作りのために勉強したりしている場合があるからです。
ファッションや音楽、アニメなど、エンタメジャンルの知識が増え始めるととくに怪しいといえます。
また、話し言葉やLINEなどメッセージの文面が、不倫相手の影響を受けて変化することもあります。
急に絵文字を多用し始めたり、若者言葉を使うようになったりした場合、さりげなく言動に気を配ってみましょう。
(3)お金遣いが荒くなる
年下の女性と交際している痕跡がとくに顕著に現れるのが、お金の流れです。浪費が増えるため、比較的分かりやすい特徴といえます。
不倫では、えてして男性は女性によく見られようとします。特に相手が年下の場合、たとえ金銭的に多少苦しい状況でも、デートの場で「割り勘にして欲しい」とは言いにくいもの。怪しいお金の流れがないかをしっかりと確認してみましょう。
お金の流れを調べる際は、口座とクレジットカードの明細両方を確認できるのがベストです。
カードは店舗名や日付まで分かりますし、履歴が残ることを警戒して現金を使えば、その分口座の出金が多くなるためです。
二つの履歴を照らし合わせながら、怪しいポイントがないかチェックしましょう。
明らかに出費が増えた場合、あくまで節約上の注意として「最近出費多いけど何に使ってるの?」と聞いてみましょう。
過剰な反応を示したり、答えに窮したりするようならしばらく注意深く様子を見てみましょう。
旦那が年下の不倫相手を作った際の対処法
旦那が年下の不倫相手を作った場合、自然消滅や、旦那の自力解決を期待して放置するのはおすすめできません。ではどのように対処するのが良いのでしょか。
ここでは、慰謝料の請求をゴールして、不倫への対処法を紹介します。
(1)不倫相手に関する情報を集める
慰謝料を請求するには、まず不倫相手を特定する必要があります。名前と顔がわからないと請求は難しいからです。
比較的手軽に調査できるのがSNSです。旦那もSNSをやっているのであれば、フォロワーのなかに異常に親しい女性がいないかチェックしてみましょう。
InstagramやFacebookであれば、顔や本名まで分かることもあります。
そのほか、旦那との共通の友人への聞き込みも有効です。
不倫の事実は伏せて、それとなく情報を集めてみましょう。
なお、不倫相手の特定は旦那が自白したあとに、旦那の口から聞き出すことも可能です。
証拠収集と並行して進めても問題ありません。
(2)不倫の証拠を集める
不倫の事実が発覚したら、相手の特定と同時に不倫の証拠収集を行いましょう。
不倫の証拠として活用できるのは、旦那と不倫相手の肉体関係を確認・または推察できるものです。
裁判になった場合のことを考えると、法廷で提出できるレベルの確実なものが望ましいです。
例を挙げると、以下のようなものが該当します。
【不倫の証拠として利用できるもの(一例)】
- ホテルに出入りしている写真(顔が写っているもの複数回分)
- 性行為の画像や動画
- 旦那または不倫相手の自白
不倫の証拠をひとりで収集することが難しければ、探偵に依頼しデートの現場を尾行してもらうことも可能です。
相応の費用がかかるためお財布との相談が必要ですが、確実な証拠を掴める手段の一つです。資金に余裕があればぜひ検討してみてください。
(3)不倫の慰謝料を請求する
証拠が揃ったら、いよいよ慰謝料を請求します。慰謝料の金額は不倫の態様によって変化するため、ケースによって異なりますが、100万円から300万円ほどになることが多いです。
慰謝料は旦那と不倫相手に請求することができます。両方に支払いを求めることもできますし、どちらか片方に全額請求することも可能です。
一般的に、配偶者への請求は離婚の有無を基準に決定されることが多いようです。
なお、慰謝料は誰に請求した場合でも、請求する総額は変わりません。
100万円が相当なケースであれば、不倫相手のみに請求するときも、旦那と両者に支払いを求めるときも受け取れる金額の合計100万円です。この点には注意してください。
なお、不倫相手にのみ慰謝料を請求する場合、あとになって不倫相手から旦那に対して求償権を行使されることがあります。
慰謝料の一部~半額程度を負担するよう求められるため、再構築前提の慰謝料請求では注意してください。
旦那と再構築するか迷った際に考えること
配偶者が不倫をすると、不倫解決後に離婚するか否かで迷う人は多いものです。
年下の女性に手を出した旦那と再構築するかどうか、迷った場合はどのように決断すればよいでしょうか。
再構築の有無を考える基準と、再構築時の対策を考えてみましょう。
(1)自分の心を第一に大切にする
旦那との再構築を検討するとき、まず大切にすべきは自分の心です。旦那の不倫によって深く傷つけられた心はそう簡単に修復できません。
再構築を選んだ人でも、その後ながくフラッシュバックに苦しめられることは珍しくないのです。
旦那の不倫に対する嫌悪感がぬぐい切れない、ショックが消えない場合、離婚も視野に入れてもよいでしょう。
また、一時的に別居するなど少しの間距離を置いてみることも一つの方法です。
まずは、自分の精神状態を客観的に把握し、最善の方法を考えてみましょう。
(2)旦那を今後信頼できそうか考える
旦那との再構築を考える基準の一つとなるのが、再構築した場合に、今後旦那をパートナーとして信頼できそうかどうかということです。
不倫に対して罪悪感がない、妻に責任を転嫁してくるのであれば、再犯や夫婦仲の悪化の恐れがあります。
逆に、旦那が不倫を心から反省しており、改心できそうであれば、再構築の道を選ぶのも選択肢の一つとなります。
妻にとって、夫は協力しながら共に生きるパートナーです。信頼できない相手と夫婦を継続するのは難しく、無理に疑心暗鬼に苛まれながら夫婦を続けても安らげる家庭は築けません。
そのため、再構築の可否は将来的に旦那を心から信頼できる日が来るかどうかを基準に考えてみましょう。
(3)再発防止策を用意する
旦那と再構築するのであれば、再発防止策を用意しておくことをおすすめします。
おすすめは、再犯時のペナルティを定め、書面に定めておくことです。
たとえば「再犯の場合は慰謝料300万円を払う」といった内容が代表的です。
事前の慰謝料や損害賠償の取り決めは、民法では「賠償の予定」と呼ばれており、契約において広く行われています。
取り決めた内容は書面にして押印しておくことで効力を発揮します。
万一再犯され、慰謝料の金額を争う事態になった場合は証拠として裁判の場で提出することも可能です。
なお、再犯防止の書面は弁護士事務所や公証役場などで、専門家に依頼して作成してもらうことをおすすめします。
インターネットのフォーマットなどを使用して自作もできますが、法的に有効な書面を作成できるかどうかに不安が残るためです。
まとめ
旦那が年下の女性と不倫を始めると、日ごろの言動や服装、支出などに変化が現れます。まずは注意深く様子を見てみましょう。
不倫が発覚した場合、まずは不倫相手の特定と証拠の収集から始めましょう。慰謝料を請求することで経済的に制裁を加え、妻の本気を示すこともできるため、不倫相手の撃退が期待できます。
慰謝料を請求するのであれば、不倫問題や男女問題に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。
請求自体は自分でも可能ですが、相手方に弁護士がついた場合や、裁判に発展した場合は、対応が難しく解決が難航する恐れがあります。
弁護士を選ぶ際は、不倫問題の解決実績がどのくらいあるのか、似た案件を担当したことがあるかなどを基準にしましょう。
現在は相談料と着手金無料の事務所も増えているため、複数の事務所に相談のうえ、自分にあった弁護士を選ぶこともできます。
親身になって相談してくれる弁護士を選び、協力を仰ぎましょう。