旦那の浮気の本気度は?夢中になっている兆候と対処法
旦那の浮気の中でも、特に厄介なのが浮気相手に本気になってしまっているケースです。
発覚後はスムーズに解決することが多い普通の浮気と違い、浮気相手に本気だと離婚騒動に発展する可能性もあるからです。
本気の浮気は早期対処が非常に重要となります。
旦那が本気の浮気をしている場合、どのような兆候が表れるのでしょうか。
特徴と対処法を解説していきます。
旦那が浮気に本気になっているときの態度
旦那が浮気に本気になっているときに共通するのは「浮気相手を優先し妻をないがしろにする」という点です。
具体的な例を見てみましょう。
(1)妻に邪険な態度をとる
浮気相手に本気になっていると、旦那は妻に対して邪険な態度を取ることが多くなります。というのも、浮気中の旦那にとって、妻は自分と浮気相手の恋の成就を阻む存在だからです。
日常生活での声掛けにもぞんざいな態度をとる、ちょっとしたことで苛立ちをあらわにするなど、旦那の態度が明らかに悪い場合は注意した方が良いかもしれません。
家庭の外に恋人を作っており、気持ちがそちらに傾いていることが考えられます。
(2)記念日や夫婦のイベントより不倫相手を優先する
夫婦のイベントの日に、不自然に仕事や急用を入れるときは要注意。
浮気相手とのデートや呼び出しを受けたのかもしれません。
この場合、妻の気持ちより浮気相手の機嫌を取ることを優先しているため、本気の不倫をしている可能性があります。
たとえば、クリスマスのディナーをかなり前から予約していたのに「仕事で急に呼び出された」「急な出張が入った」などと言って出かける場合は怪しいといえます。
一度だけなら本当に仕事かもしれませんが、クリスマスやバレンタインなどの予定を頻繁にキャンセルされるようなら嘘をついている可能性が高いです。
(3)スマホをいじっている時間が長い
家に一緒にいるのにスマホをずっといじっているときも、本気の浮気をしている可能性があります。
SNSやメッセージアプリなどで、浮気相手とのやり取りに夢中になっているのかもしれません。
特に、どこに行くにもスマホを手放さないときは怪しいと言えます。
トイレやお風呂にもスマホを持ち込むのであれば不倫の疑いが濃厚です。
浮気相手からの連絡にすぐに返信するために持ち歩いていると容易に推測できるからです。
また、妻にスマホを見られることを警戒しているときも、スマホを肌身離さず持ち歩くことがあります。
一日の間ずっとスマホをいじっている、SNSやメッセージの通知が頻繁にくるなら注意が必要です。
(4)妻と一緒に過ごす時間が少ない
妻と一緒に過ごしたがらず、一緒に居る時間が短いときも、本気の浮気をしている可能性が高いといえます。
この場合「休日に一緒に出掛けるのを面倒臭がる」「一人になりたがる」などの特徴があります。浮気相手に夢中になっている兆候かもしれません。
妻との時間を軽視するのは、浮気相手とのデートに時間を使おうとしていることが理由の一つです。
また、浮気が盛り上がるにつれ、妻の存在が徐々に疎ましくなってきているのも原因として考えられます。
休日の食事やデートを嫌がる、頻繁に断られるときは黄色信号です。旦那に不審点がないか、しばらくの間、注意深く観察してみてください。
旦那の浮気が本気になりやすい家庭の特徴
浮気はさまざまな夫婦に降りかかってくる問題であり、浮気をしてしまう理由は人によってさまざまです。
では、その中でも「浮気が本気になってしまう」のは何故なのでしょうか。
実は、旦那の浮気が本気になりやすい夫婦には一定の特徴があります。
具体的な例を三点見てみましょう。
(1)夫婦がお互いを異性として見ていない
夫と妻の両方がお互いを異性として見ていない場合、旦那の浮気は本気になりやすいと言えます。
これは仮面夫婦など、夫婦仲が険悪なケースだけではなく、仲の良い夫婦でも同様です。
たとえ夫婦仲が良くても、異性としての感情が伴っていない友人のような関係になっていると、妻が性欲や恋愛感情の対象ではなくなってしまいます。
そんなときに、旦那が外に恋人を作ってしまうと、不倫が盛り上がって本気になってしまいやすいです。
「家の中でお互いに身だしなみに頓着しない」「スキンシップやセックスがない」このような状況が続いていると、浮気が本気になりやすいといえます。
旦那に不審な行動があるときは注意が必要です。
(2)夫婦仲が冷え切っている
夫婦仲が冷え切っているときも、本気の不倫をしてしまうことがあります。
家の中では休まることができず、外に安らぎを求めてしまうからです。
夫婦仲が常に円満ならよいのですが、ときにはセックスレスや育児の方針違いなど、さまざまな問題から夫婦関係が冷えてしまうことがあります。
一時的に仮面夫婦化しているときに不倫を始めてしまうと、妻への思いがストッパーとして機能しにくく、本気になりやすいのです。
「事務的な要件以外の会話がない」「一緒に居る時間に苦痛を感じる」こんな状況に陥っているのであれば、旦那の浮気が浮気でなくなってしまうかもしれません。
(3)家事や育児で夫にかまう暇がない
家事や育児で忙しく、夫にかまう余裕がないと、夫が浮気に走り本気になってしまうこともあります。
自分に時間を使ってくれない妻より「本気で愛してくれるのは浮気相手だ」と錯覚してしまうケースがあるのです。
当然ながら、家事や育児で妻に負担が偏ってしまっているのなら、協力し助け合うのは夫の務めです。
しかし「楽な方に逃げてしまう」「被害者意識が強い」といった特徴がある夫であれば、妻に余裕のないことを理由に外に女性を求めることがあります。
家事・育児で余裕のない状態が続いており、夫の挙動が怪しい場合は注意してください。
旦那が本気になってしまったときの対策
もし旦那の不倫が発覚し、しかも不倫相手に本気になっているときはどうすればよいのでしょうか。
浮気が本気になってしまったときの対処法を考えていきます。
(1)不倫相手に慰謝料を請求して撃退する
旦那が不倫に本気になってしまった際、まずは浮気相手と別れさせなければなりません。
旦那と浮気相手を別れさせるのに最も効果的なのは、不倫相手に慰謝料を請求して撃退することです。
旦那に不倫された妻の中には「旦那と別れてくれるなら今回は許してあげよう」と考え制裁を加えない方もいます。
しかし、不倫においては、妻にバレたあとも隠れて交際を続けているというケースは決して珍しくありません。
確実に別れさせるには、慰謝料請求で経済的にダメージを与えて追い払ってしまうのが一番です。
不倫の慰謝料は数百万円の大金になることも多いです。
痛い思いをさせれば再発率はぐっと軽減されます。非常に効果的ですので検討してみてください。
(2)不倫相手と話し合いの場を持つ
不倫相手と直接会い、話し合いの場を持つのも別れさせるのには有効な方法の一つです。
通常、不倫相手は旦那の妻の存在を知ってはいても、どこか自分とは無関係な存在だと思っています。
そのため、不倫相手の前に直接姿を現すのはかなりのショックを与えることができます。
禁断の恋に酔って不倫を続けていた浮気相手に現実を突きつけることができるため、別れさせるのに非常に効果が高いのです。
また、慰謝料を請求する際は、一度金額や支払い条件を口頭で伝えた方がスムーズになります。
慰謝料の分割払や減額など、相手からの要望があればそれも確認できます。
「不倫相手が妻に危害を加える可能性がある」などの特殊な事情がない場合、一度会っておくのがおすすめです。
(3)離婚届けの不受理の申出をしておく
旦那が不倫に本気になっていると、妻と別れて浮気相手と一緒になるために勝手に離婚届けを書いて出してしまうことがあります。
自分のあずかり知らぬところで夫と離婚してしまわないよう、離婚届け不受理の申し出をしておくことをおすすめします。
離婚届の不受理申出とは、役所に対して「離婚の意思はないので離婚届が出されても受理しないで欲しい」と要請する手続きのことです。
離婚は当事者の合意に基づいておこなわれるもののため、不受理申出が出されている場合、離婚届けは受理されません。
不受理申出は、本籍地の市区町村役場に対しておこないます。
用紙は窓口で入手できるほか、専用のものがインターネットでも配布されているので、本人が記入して提出してください。
不受理申出は、申出人が取り下げの手続きをおこなうまでは無期限に効力を発揮します。
期限切れの心配が不要で効果も高いため、勝手に離婚届けを出される可能性がある場合は検討してみてください。
旦那が本気になった後でも略奪は阻止できる
「旦那が不倫相手に対して気持ちがあるならもう離婚するしかないのでは…」と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、旦那が本気になった後でも浮気相手による略奪は阻止できます。
具体的なアプローチを紹介していきましょう。
(1)そもそも略奪愛は長続きしにくい
まず大前提として、不倫から始まった略奪愛は、成功した場合でも長続きしにくいです。
禁断の恋に酔っている旦那には分からないかもしれませんが、略奪愛は妻への裏切りから始まる恋愛だからです。
万が一旦那と不倫相手が結婚できても、旦那が再度不倫するという疑念が常に付きまとうでしょう。
そもそも男女の恋愛関係とは非常に不安定なもので、カップルになっても結婚する前に別れてしまうことも多いもの。
冷静に考えれば、今の家族を捨ててまで浮気相手を取る意味はありません。
ダブル不倫の場合はなおさらです。
失うものが多く、世間体も悪い、家族にも祝福されない略奪愛は成就しても長続きすることは少ないのです。
まずは、旦那にその点を説明して理解してもらいましょう。
(2)夫に現実を再認識してもらう
不倫に酔って現実が見えていない旦那に、不倫で失うものの多さを説明し、再認識してもらいます。
不倫で最もダメージが大きいのは、やはり経済面でしょう。第一に、職場に広まれば評判が落ちて居づらくなります。
場合によっては、より収入の低い職場に転職しないといけなくなるかもしれません。
また、旦那の希望どおり離婚するとなると、妻に支払う慰謝料や財産分与も発生します。
具体例を見てみましょう。
夫婦の共有財産が「時価1,000万円のマンション」「貯金500万円」の二つだと仮定します。
資産の総額をおおざっぱに二等分すると、妻に分与する金額は750万円です。
不倫の慰謝料を200万円で計算すると、実に1,000万円近い金額を離婚時に支払う必要があります。
共有財産の他に旦那個人のローンなどがあれば、旦那の資産状況は大きくマイナスに傾くでしょう。
以上はあくまで一例ですが、不倫では家族・職・財産など多くのものを失うことになります。
そこまでして離婚するのか、一つ一つ整理して、旦那にもう一度考え直してもらいましょう。
(3)離婚する気がないことを伝える
そもそも離婚する気がないと伝えるのも、旦那に翻意させるのに効果的です。
いくら夫側が離婚を要求しても、妻が合意しなければ協議による離婚はできません。となると、最終的には裁判で離婚するしかありませんが、それには時間もお金もかかります。
妻との関係を修復するより、安易に外に女性を作る旦那に、そこまでする行動力があるかは疑問です。
そのため、今回に限って許すのでやり直したいと伝えれば、修復の可能性は十分にあるのではないでしょうか。
浮気相手への慰謝料請求は弁護士に依頼する
浮気相手を旦那から引き離すには、慰謝料の請求が最も効果的です。
その際、可能であれば弁護士に依頼することをおすすめします。
慰謝料請求を弁護士に任せるメリットを見てみましょう。
(1)弁護士に依頼することで妻の本気を示せる
まず、弁護士に依頼することで妻の本気度を示すことができます。
浮気を絶対に許さないという姿勢を夫や浮気相手に見せられるため、交渉や話し合いがスムーズに進みます。
たとえば、夫と話し合いをする場合、夫の性格によっては「怒鳴りつければ何も言えないだろう」「うやむやにすればいい」と考え、誠実な対応が期待できないかもしれません。
こんなケースは、弁護士を伴うのは非常に効果的です。
専門家を挟むことでいい加減な対応はできなくなりますし、実際にやるかどうかは別ですが、法的な制裁をにおわせることができます。
難のある交渉でも、相手をテーブルにつかせてスムーズに話し合いができるようになるので、弁護士を交えるメリットは大きいのです。
(2)裁判や調停に発展した場合に代わりに対応してくれる
示談がまとまらず、裁判や調停に発展した場合も弁護士が代わりに対応してくれます。
特に、旦那側が離婚を希望している場合は、離婚裁判や調停に持ち込まれる可能性は無視できません。
有利に離婚したい場合、夫側は「夫婦関係の実態がなかった」「妻から暴力を受けていた」など、裁判所で嘘の主張をおこなうことがあります。
こういったとき、一人だと慌ててしまい冷静に対処できないかもしれません。
また、示談交渉で浮気相手に弁護士がついた場合も危険です。さまざまな方法を駆使して慰謝料の金額を減額しようとしてきますので、妻一人で立ち向かうと十分な金額を受け取れない可能性があります。
こういったときは、対処を弁護士に依頼した方が有利になります。裁判所に手続きが必要になった際も代行してくれるのでおすすめです。
(3)慰謝料の適正金額を計算してくれる
弁護士に依頼すると、不倫相手に慰謝料を請求する際、金額を代わりに計算してくれます。
不倫の慰謝料は金額の変動が大きく「不倫の状況」「過去の判例」「不倫相手の経済状況」など、さまざまな要素が関係してきます。
法知識のない一般人が一人で算出するのは難しいのです。そのため、経験と知識の必要な慰謝料の算出も、弁護士に頼むのが確実です。
なお、慰謝料に関して要望があれば可能な限り対応してくれます。「なるべく金額を高くして制裁を加えたい」「経済的ダメージは少なくてもいいから早く回収して関係を断ちたい」など、希望があればあわせて相談してみてください。
まとめ
普通の浮気であっても妻の苦痛は計り知れません。旦那が浮気相手に本気になっているときはなおさらです。
しかし、慰謝料の請求を始め、不倫相手に法的に制裁を加えることで、撃退し旦那と再出発できることも多いです。
浮気相手を追い払い旦那との関係を修復するには、弁護士に相談するのが選択肢の一つ。
慰謝料の請求や裁判の際の対処など、さまざまな面から依頼者をサポートしてくれます。
現在は、相談料・着手金無料など、依頼者に優しい事務所も増えています。
一人で解決が難しい場合、法律家の手を借りることも検討してみてはいかがでしょうか。