不倫(浮気)には原因がある!?必ず対策が見つかる全知識
結婚をしているにも関わらず、夫や妻が不倫をするのはどうしてでしょう。当然ながら不倫は、それが原因で離婚となり、今まで平和に過ごしていた生活を脅かしてしまいかねないというものです。
にも関わらず不倫をするには原因があります。このページでは不倫に至る原因を知って、不倫をさせない対策と、万が一不倫をされた場合の対策についてお伝えします。
不倫(浮気)に至る原因5選と不倫を防ぐ対策を知る
まず、そもそも不倫に至ってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。不倫に至る理由にはいろいろなものがありますが、代表的な5つの原因と、その対処法について検討しましょう。
(1)セックスレス
男性でも女性でも浮気をしてしまう理由として最もよく挙がるのはセックスレスです。知り合った当初とは違い結婚・妊娠・出産という事を通して、男女としてよりも家族として意識することが多くなった結果、男女としての行為であるセックスに対して積極的になることができず、セックスレスになってしまいます。
パートナーとの間でセックスレスになったからといって、性欲というものを抑えることができず、お酒を飲んだ勢いで、相手の知らない行動範囲で知り合った異性と、様々なシチュエーションで外にセックスをする相手を求めてしまうことになります。
端的に「セックスをするようにしましょう」という事を言うのは簡単ですが、すでに性的な対象として見ることが難しくなってしまっている相手と、今夜からセックスをしましょうというのも難しいものがあります。
無理をしてセックスをすると決めたとしてもお互いそういう気分ではないような時にはできない時もあります。そういった事が積み重なるとかえってセックスレスがひどくなることもあります。
セックスは男女としての意識や、ムードを作った末に行われるものであるので、たまには普段行かないような飲食店に出かけてお酒をたくさん飲んでみる、旅行でムードのあるホテルに泊まる、子供を実家の両親に預けて独身時代のように接する、などを積み重ねて雰囲気を作っていくことは必須です。
(2)異性としての魅力がなくなった
男女の関係はセックスだけではなく、魅力的な異性と一緒に居たいという願望もありますね。たとえば、夫であれば独身時代は運動をしていてガッツにあふれていた…妻であれば細身のスタイルで綺麗な足が自慢だった、というような場合を考えてみてください。
結婚してから、夫が家に居るときはほぼ座ったり寝ていたりして無気力であったり、妻が結婚したとたんに暴飲暴食を繰り返しみるみる太ってしまった、というような場合には、魅力的な異性として見ることができず、家で一緒に生活をしている人くらいにしか見えなくなることもあります。
当然こうなってくると、上述したセックスレスにも陥りがちで、たまたま声をかけてきたガッツあるスポーツマンと妻がつい不倫をしてしまう…などという事もあるでしょう。
これには、お互いのどういう所が好きで結婚をしたのか?ということを思い出し、あるいは話し合ったりしてみましょう。
その結果、かつての姿を取り戻すような努力がお互いに見えれば、その姿に異性としての魅力を見つけ、惚れ直すようなこともあるでしょう。
(3)家庭では安らげない
結婚した二人にとって、新しくできた家庭は安らぎの場所になるはずだったのではないでしょうか?
ところが、普段からただでさえストレスの多い仕事をしているような夫が、家で妻が育児に疲れ果てて夫に辛く当たってくる、というような状態だと、夫は安らぎを感じる場所が無くなってしまいますね。
同様に、普段はママ友との関係・子の育児で息が詰まる…という環境に居ながら家事について隅から隅まで細かく指摘して自分では何もしないような夫が居れば、妻はストレスの行き場を無くしてしまいます。
その結果、夫は家に帰りたくなくなり、職場のいろんな人と飲んでいるうちに、安らげる女性と不倫に走るような事があるかもしれません。
一方、妻は日中に一人で寄れるカフェの店員に親身に話を聞いてもらっているうちに不倫に走るかもしれません。
こういった事は、お互いがどのような事がストレスなのかをしっかり話し合って、相手が息をつける空間を作ってあげることで防げるでしょう。
子育てがつらくてつい辛くあたってしまうような場合には、親や兄弟などの家に預けて、夫がゆっくりできる時間を作ってあげると、夫はやはり家が安らぎの場所だと思い返すでしょう。
一方、夫としては、たとえば妻が毎日洗濯のために長時間家事を強いられているのであれば、ちょっとがんばって洗濯乾燥機を買ってあげて、一息つけるような時間をつくってあげるなどが良いでしょう。
(4)精神的に距離がある
長い時間一緒に居ると、あえて会話をしなくても日常生活は無理なく進んでいくものです。そのため、寝食を一緒にしているにも関わらず、まともな会話すらなく、すれ違い続けているなど、精神的な距離が遠くなってしまっているような場合があります。
そうすると、自分の日常に関心を持ってくれる人を探して、夫婦ともに外で趣味などの活動をそれぞれに行うようになって、その先で不倫に及ぶような事もあるでしょう。
このような事は、夫婦で共通して楽しめるような趣味や、子供が居るような場合には子供の習い事を夫婦で見に行くなど、一緒に楽しめるものを作るなどすると、自然とそこに会話が生まれるようになり、日常生活での会話もうまくいくようになるでしょう。
(5)物理的に距離がある
たとえば、夫は仕事で夜遅くまで休みなく働いていて朝くらいしか顏を合わせない、あるいは単身赴任をしている、といったケースがあります。
このような場合には二人が一緒に居られる時間が極端に減りますので、結婚をしていても誰かと一緒に住んでいる気がしない、という物理的な距離がある場合があります。
そのような場合にはついつい寂しさが募ってしまい、より身近で会える異性を求めてしまうような事があり、不倫に発展することがあります。
家で一緒に居る時間が少ない場合には、たとえば妻は夫の職場の近くに出向いていくなどして夕食を一緒にとるような事ができると良いですね。また、夫が単身赴任をしているような場合には、頻繁に帰ってきてもらったり、あるいは自分が出向いていったり、直接会える時間を多くします。
それもなかなか難しいような場合には、昨今はスマートフォンの普及で容易にテレビ電話をできるような環境になっていますので、そういったものを上手に利用します。
相手が何をしているのかわからないような場合には、ついつい羽を伸ばしてしまいがちなので、スケジュール管理アプリなどで何をしているのか?という事がわかればお互い安心しますし、会話のネタにもなるでしょう。
相手が不倫(浮気)をした場合の対策を知る
以上のような事で不倫を防止しようとしても、不倫を完全に防ぐことができるわけではありません。そこで不倫をされた場合には、どのような事を行えば良いのかを知りましょう。
(1)不倫・浮気の証拠を収集する
最初に、最も重要なことになりますが不倫の証拠をきちんと集めます。
もしあなたが不倫を疑われた立場だとして、何の証拠もなしに感情的に主張してくるだけの場合にはどう対処するでしょうか。
もしあなたが不倫をしているような場合でも、相手が何らの証拠も掴んでいないと知ったときには、自分は何もしておらず勘違いだ、という反論をしますね。その上でさらに不倫を続ける場合にはさらに慎重に行動するでしょうし、不倫をやめるような場合には証拠を消すことになります。
また、仮に不倫などしていないような場合には、同様の反論をする上になぜそのような事を言われなければならいのか?と相手に対して不信感を抱いてしまうことになります。
すべては、相手に「あなたは不倫をしました」という事を突き付けられる必要がありますので、まずは不倫の事実を決定づける証拠を確保しなければなりません。
不倫の証拠としては、相手と不倫相手がラブホテルや不倫相手の自宅に入るところ・出てくるところを撮影するのが一番確実なものとなります。
メールのやりとりやLINEに代表されるようなSNSのやりとりなども証拠となりますが、写真に比べると弱いもので、補助的に利用されるにとどまると考えておいてください。
(2)離婚する・しないを話し合う
不倫に関する証拠を確保することができれば、離婚する・しないという事を話し合いましょう。相手としても、セックスレスからくるちょっとした遊びだったような場合から、あなたと別れて不倫相手と共に生きていきたいと腹を据えているような場合もあります。
また、あなたの関係が修復不能といえるような場合でも、住宅の購入のために借入をした住宅ローンの返済を優先したい、子どもが成人するまでは家計負担を増えないようにしたい、世間体や親に説明ができない、といった理由で離婚はしないという事もあるでしょう。
話合いにあたって重要なのは、冷静に話合いができる環境をつくることです。
不倫されているのを知ったような場合には、頭に血が上ってしまっており、冷静な話し合いができなくなっているような場合もあります。
もう何年もすれ違いになっているような場合で、毎日夜遅くまで帰ってこないような場合には、相手が不倫をしていてもあまり驚きもしないでしょうが、仮に妊娠中に夫の浮気現場を見てしまった直後は裏切られた怒りと悲しみで冷静な判断ができないのは言うまでもありません。
親族や友達・カウンセラーや市区町村の女性相談などの機関などに話を聞いてもらって、少しでも心を落ち着けて、冷静な話し合いができるようにしておく事が重要です。
どうしても話合いが難しいと感じるのであれば別居をしておく事も一つの手です。
(3)離婚の条件に関する協議
離婚をするという結論になった場合には、離婚に関する条件についての話し合いを併せて行います。
離婚をするときには、お金の問題として財産分与・慰謝料、子供が居る場合には親権・面会交流・養育費といった問題が発生します。
特に養育費については、子供の年齢次第では何十年も支払いをするものになるので、明確に決めておくことが望まれます。
特に昨今では子供が大学に進学するのが当たり前になっていますが、現役で合格できなかったような場合の浪人生としての生活費・予備校への費用を出すか、といったことまで細かく決めるのが望ましいでしょう。
決定した事項については口頭で確認をするだけでは無意味なので、きちんと離婚協議書という形で書面にしておくようにしましょう。
また、この書面は公正証書という書面で作成をしておくと、後日支払いがされなくなったときに容易に強制執行ができるようになります。
(4)協議が整わないときには法的な手続きへ
離婚をする・しないという事や、その他の条件について合意が得られないのであれば、法的な手続きへの移行となります。
法的な手続きというと裁判を思い浮かべる方が多いと思うのですが、離婚と離婚に付随する問題を解決するためには、裁判を利用する前に一度離婚調停という手続きを利用する必要があります。
離婚調停とは、裁判官1名と調停委員2名が夫婦の間に入って、双方の言い分を聞きながらお互いに納得いく落としどころとしての調停案を出して、離婚を巡る紛争を解決しようとする手続きで、合意をすれば調停離婚として離婚が成立し、合意ができない場合には離婚審判や裁判に発展するというものです。
(5)不倫相手に対する慰謝料請求
慰謝料というものは精神的苦痛に対する補償として支払われます。
不倫は一人ではできませんので、精神的苦痛を与えるのは不倫をしている夫や妻だけではなく、その不倫相手も共犯ということが言えます。
そのため、慰謝料は不倫相手にも支払いを求めることができます。
相手の氏名・住所がわかる場合には内容証明郵便を利用して請求して、支払いがないような場合裁判を起こすことになります。
(6)離婚後の生活の自立に向けて
不倫問題は、離婚をすれば終わりというわけではありません。不倫による慰謝料は離婚をする場合には通常は何百万円もするので、分割で支払うことがほとんどですし、養育費があるような場合には子供が成人もしくは大学卒業するまで支払われるものになります。
これらの不払いがあった場合には、強制執行で相手の給与を差し押さえるような事が必要ですし、相手が支払える状態でなくなっているような場合には、児童扶養手当・生活保護といった公的な給付を受けることになります。
不倫(浮気)対策の専門家を知る
以上のような多種多様な問題を解決には、専門家の助力が不可欠です。
そこで、不倫問題に直面したときに相談する専門家にはどのような人が居るのかを知りましょう。
(1)夫婦問題カウンセラー・離婚カウンセラーなどの民間資格を持っている人
相談というとカウンセラーが思い浮かぶのですが、カウンセラーの中でも夫婦問題や離婚に関する知識を持っている人として、夫婦問題カウンセラー・離婚カウンセラーといった民間の資格を持っている人達がいます。
不倫が発覚するとほとんどの人は冷静さを失い、不倫問題解決のためにならない行動をすることもあります。
不倫に悩む人の話を聞くだけではなく、不倫から発生する慰謝料・離婚といった問題についての知識を持ちながら良い解決に導いてくれる存在といえるでしょう。
(2)探偵
上述したとおり、不倫をしたと相手に迫る場合には、証拠の存在が不可欠です。一番確実な証拠である、相手がラブホテルや不倫相手の自宅に入っていくようなところの現場写真を手に入れるためには、尾行・撮影した人が認識できる写真の撮影が必要になります。
探偵はこういった写真の撮影についての専門家です。
(3)弁護士
離婚や慰謝料の請求は法的な手続きになります。法律問題についての助力が必要な場合には弁護士に…というイメージの方が大部分だと思います。
しかし、弁護士の役割は法律的な知識を提供するだけではありません。離婚に関する交渉を代理してくれることによって、不倫発覚によって頭に血が上っている当事者に変わって、冷静に手続きを進めてくれます。
そのため、要求が過剰になりすぎたり、ろくに証拠もない状態で相手に離婚を迫ったり、といったことを防止してくれることになります。
(4)行政書士
行政書士は、法律に関係する書面の作成を代行する仕事で、不倫・離婚といった問題に関しては内容証明・離婚協議書の作成といったことでサポートしています。
不倫相手や夫・妻と本人の代理人として交渉する権限はありませんが、書面を法的見地から適切に作成するサポートをしてくれます。
(5)行政
行政では、市区町村や都道府県において、女性の悩み相談を行っています。不倫だけではなくDVがあるような場合には、一時避難のための施設を提供してくれたり、離婚後に養育費の支払いが途絶えるような事があった場合には、児童扶養手当や生活保護といったものを受給できるように相談にのってくれたりします。そのためには早めに相談をして生活状況を知っておいてもらうのが良いでしょう。
まとめ
このページでは、不倫をする原因とその対処法、不倫をされた後の慰謝料・離婚の手続きなどについてお伝えしました。
不倫をする原因を把握しておき、万が一不倫に悩むことがある場合には早めに専門家に相談するようにしましょう。