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旦那の浮気で修羅場に!浮気現場に遭遇した体験談と対処法

配偶者が浮気をすると、少なからず精神に負担がかかります。
ときには、浮気現場に遭遇したり、浮気相手との面会の場で修羅場になってしまったりすることも。修羅場に遭遇した際のストレスは計り知れず、適切に対処しなければ心に深くキズがつくこともあります。

では、実際に修羅場に遭遇した際、どのように対応すればよいのでしょうか。
実際にあった修羅場の例と、対処法を紹介します。

みんなが体験した修羅場エピソード

では、実際にどのような場合に修羅場に発展するのでしょうか。
インターネットの質問投稿サイトより、修羅場エピソードの具体例を紹介します。

(1)別居中の旦那の家で不倫相手に遭遇し修羅場に

離婚を前提に別居中の旦那の家で、不倫相手と遭遇して修羅場に発展したエピソードです。
旦那の自宅に子供を連れていったところ、浮気現場に遭遇しました。

昨日こどもの希望で旦那の家に こどもを連れて行ったところ(中略)不倫現場に遭遇してしまいました。

女性の方は下半身丸出しで布団におりトイレに逃げ トイレを力ずくで開けようとしましたが旦那に阻まれ開けられず。
出ていけといわれ収集がつかず、追い出され警察の方も来ていただいてしまったような状況です。

引用元:不倫現場で修羅場になりました。|Yahoo!知恵袋

この方の場合、離婚成立前に旦那が恋人を作ったことが修羅場の理由の一つ。行為の場で子供の布団を使用していたことも、火に油を注ぐ結果となったようです。

(2)旦那と妹の不倫現場を目撃

浮気現場に遭遇したケースのなかでも、とくにショッキングなのが、旦那の浮気相手が家族や親族だった場合。この方のケースでは、質問者の実の妹が旦那の不倫相手でした。

ちょうど先程、夫と実妹の不倫現場を目撃してしまいました。 本日、旦那と私と実妹と友人の4人でお酒を自宅でのんでいまして、先に潰れてしまった私と友人は、寝室で寝ていたんです。

ふと尿意で目が覚めトイレに向かう途中、何やらリビングから妹の喘ぎ声らしきものが聞こえ、びっくりして聞き耳を立てて少し聞いていたら、確実にその行為の音が聞こえてきたんです。
確かめずにはいられなく扉を開けたら、予想的中、行為をしていました。

引用元:夫と実妹の不倫現場を目撃してしまいました…。|Yahoo!知恵袋

不倫相手が家族の場合、慰謝料の請求や、制裁を加えようとした際に、他の家族から制止されることがあります。
また、本人自身も家族を相手に慰謝料請求に踏み切れないことがあります。

この方も、実母から和解するようすすめられたようです。
親族内の浮気は、親戚や家族を巻き込んで大事件に発展することがあるため、通常の浮気よりさらに厄介だといえます。

(3)自宅に不倫相手の妻が乗り込み修羅場 あわや暴力沙汰に

こちらは浮気相手側からののエピソード。アルバイトをしていた店の店長と不倫をしており、それを知った妻が自宅に乗り込んできた話です。

バイト先の店長(私18歳、店長24歳)とつきあってました。バイト先はみんな知っていました。それが店長の奥さんにバレて、奥さんとその友達がうちに乗り込んできました。

その乗り込んできた奥さんの友達からたまたまいた父が話を聞いて思いっきり激怒!応接間においてあった大きなガラスの灰皿でぶん殴られそうになったことを思い出します。

引用元:不倫や浮気がバレて修羅場を経験した方。|Yahoo!知恵袋


今回は投稿者の父親が手をあげましたが、不倫の修羅場では当事者間で暴力沙汰の大喧嘩に発展することも多いです。
詳細は後述しますが、相手にケガをさせてしまうと刑事事件に発展する可能性もあるため、絶対にやめましょう。

旦那の浮気現場に遭遇したらどうすればいい?

実際に旦那の浮気現場に遭遇した場合、パニックになってしまう方も少なくありません。
もし自分が浮気現場に遭遇してしまったとき、どうすればよいのでしょうか。
対応方法を紹介します。

(1)浮気相手の身元と連絡先を抑える

「帰宅すると浮気相手が自宅にいた」「旦那と浮気相手が性行為の真っ最中だった」このような場面で落ち着くのは大変難しいかと思いますが、いったん深呼吸しましょう。

浮気相手と旦那、自分が一同に会しているタイミングは希少です。
とくに、浮気そのものを知らなった場合や、浮気相手の身元が分からなかったのであれば、浮気相手の連絡先と証拠を一度に獲得する千載一遇のチャンスです。

浮気相手の連絡先として、最低限以下のものを控えておきましょう。

  • 浮気相手の氏名と住所
  • 浮気相手の携帯電話の番号
  • 勤め先の住所と電話番号

このほかにも、浮気相手の実家や自宅の固定電話番号などを控えておいてもよいでしょう。

①連絡先は口頭では確認しない

一点注意したいのが、口頭で伝えられた連絡先を鵜呑みにしてはいけないということです。
浮気相手が保身のために嘘をつく可能性は十分にあります。

住所を確認するのであれば、保険証や免許証など、公的機関発行の証明書を提示してもらいます。
そのほかの情報も、口頭ではなく浮気相手のスマホに登録されている内容をチェックするようにしましょう。
携帯電話の番号などは、その場で発信して着信するか確認すると確実です。

②浮気現場の写真を取っておく

帰宅時に浮気の真っ最中だった場合、まず証拠写真を取っておきましょう。
性行為の最中でなくとも、行為を強く推定させる写真が撮れれば、言い逃れできない証拠になります。
スマホのボイスレコーダーなどで音声を録音するのも良い方法です。

(2)冷静に対応するように努める

ある日突然修羅場に遭遇すると難しいかもしれませんが、浮気現場に遭遇した場合も、冷静に対応するように努めてください。
熱くなり対処を誤ると、その後の慰謝料請求や不倫問題の解決に支障をきたすこともあります。

修羅場に遭遇したときも、先述のとおりやるべきことは「連絡先」「証拠」の2点の確保のみ。
その場で必要なことは決して多くないため、落ち着いて確実に対応しましょう。

(3)しばらく旦那と距離を置くことも考える

通常、修羅場に遭遇すると、妻側には計り知れないストレスがかかります。
なかには、旦那の顔を見るたびに浮気現場の様子がフラッシュバックしてしまうことも。

旦那と一緒にいることが辛い場合や、慰謝料請求の準備を進めたい場合、一時的に別居するのも一つの方法です。
距離を置くことで解決までの準備を円滑に進められますし「今後どうするのか」を冷静に考える時間を作れます。

避難先は実家でも良いですし、ウィークリーマンションなども利用可能です。
もちろん、妻ではなく旦那の方に出て行ってもらい、自宅で過ごすことも可能です。

修羅場を経験して心に傷を負ったときの対処

修羅場の経験は、妻の心に大きな傷跡を残すもの。修羅場を経験した後の心の傷にはどのように対処すればよいのでしょうか。

(1)プロのカウンセラーに相談する

プロのカウンセラーに相談し、自身の心の痛みを吐き出すのは、効果的な対処法の一つです。
無関係の第三者に悩みを相談することで、自身が何に一番傷ついたのか明確になり、前に進むための助けを受けられることがあります。

相談する相手は友人や家族でも良いのですが「同じコミュニティに属している」「浮気相手が親族なので相談できない」といった場合もあるでしょう。
全くの他人であるカウンセラーであれば、その点の心配は無用です。
またカウンセラーは「聞くこと」のプロであるため、よりよい未来の形を探る手助けをしてくれます。

(2)離婚する

旦那の不倫後、経済的事情や子どもがいることから「再構築」を前提に再スタートを考える方もいます。
しかし、旦那に改心の様子が見られない場合や、どうしても許せず、顔を見るのも辛いケースでは、離婚を検討した方が良いこともあるでしょう。
そもそも、旦那が逆ギレしてしまったケースなどは、再構築に非協力的なこともあります。

離婚したいけれど経済的に不安があってすぐには難しいのであれば、即座に離婚するのではなく「〇年後までに経済基盤を整えて離婚」などと計画を立てるのも一つの方法です。

離婚の可否は非常にデリケートな問題のため「こうするのが正解」というものはありません。
再構築と離婚、どちらをえらべばより良い未来に繋がりそうか、時間をかけてシミュレーションしながら考えてみましょう。

(3)心療内科に相談する

旦那の浮気が強いストレスとなり、うつなどの精神疾患を引き起こしてしまうことがあります。
この場合、自分だけで改善しようとしてもうまくいかないことは多いです。
そのため、心療内科や精神科など、メンタルケアを受けられる医療機関への相談を検討しましょう。

これらの病院では、カウンセリングや作業療法、投薬など、さまざまな方法から心の病にアプローチし、症状の改善を図ります。
不眠や不安、イライラなどが原因で日常生活に支障を及ぼしているのであれば、一度相談してみることをおすすめします。

浮気相手を許せないときはどう制裁すればいい?

浮気相手を許せない、制裁を加えたいという希望がある場合、どのような方法があるのでしょうか。浮気問題の解決で検討できる制裁方法を紹介します。

(1)不倫に対しては慰謝料の請求ができる

まず、不倫で受けた精神的苦痛に対して、妻から浮気相手および旦那に、慰謝料を請求できます。
慰謝料の請求金額は、各ケースを個別に判断して決定するため一概にはいえませんが、おおむね100万円から300万円程度が一般的です。

慰謝料の金額は、不倫の態様から決定します。
すなわち「どの程度酷い不倫だったか」「いくらが妥当か」を、不倫の期間や子どもの有無など各要素から判断することになります。
具体的な増額要因は以下の記事でも紹介しています。

 

慰謝料は「旦那」「不倫相手」「旦那と不倫相手」の3パターンの請求先があり、通常妻の意思で決定することが可能です。
旦那に請求するかは離婚するかどうかで判断することが多いです。

慰謝料を誰に請求するのがよいか、以下でケース別に紹介しています。

(2)離婚しない場合は接触を禁止することもできる

配偶者と離婚しないのであれば、浮気相手と配偶者の以降の接触を禁止することができます。
具体的には、示談の条件のひとつとして、接触禁止を盛り込みます。

接触禁止条項には、必ず罰金を設定するようにしましょう。
ペナルティのない条項は守られない可能性があり、水面下で浮気相手と旦那が再犯するリスクを排除しきれないためです。
罰金の金額は数万円~数十万円程度が一般的です。

なお、不倫相手と旦那が同僚の場合などは、接触を完全に断つのが難しいケースもあります。
こういったときは「接触は職務上必要な範囲にとどめる」など、制限内容を調整しなければならないことがあります。

(3)制裁は合法な範囲で行う

浮気に対する制裁は、合法の範囲内で行うようにしましょう。
不倫相手を許せない気持ちが強いと、違法な方法で制裁を加えてしまうことがありますが、これは危険です。

たとえば、不倫相手の職場で浮気の事実を公開したり、浮気相手をストーキングしたりするなど嫌がらせをするのはやめましょう。
刑法の名誉棄損に該当する、ストーカー規制法に違反するなど、刑事罰の対象になる可能性があります。

修羅場を体験した際の注意と対処

修羅場を体験した際、強い精神的ショックから、正しく対処できない場合や、感情が先走って違法行為を犯してしまうことがあります。
こういった事態を回避するため、あらかじめ注意点を知っておきましょう。

(1)暴力を振るうのはNG

浮気現場に遭遇した場合などは、つい感情的になって手をあげてしまうかもしれません。
しかし、浮気相手に暴行を加えたり、怪我をさせたりしてしまうと刑事罰の対象になります。

暴力は倫理的にもNGなのですが、不倫問題でとくに懸念すべきなのは示談交渉への影響です。
浮気相手から被害届を出されると、取り下げることを条件に減額を要求されたり、慰謝料の請求をしないよう求められたりすることが考えられます。

このように、交渉が不利になる切り札を相手に持たせることになるため、注意しましょう。

(2)不倫とは無関係な部分で制裁は行わない

不倫とは直接無関係な部分で制裁を行うのも控えたほうがよいでしょう。
たとえば、以下のような制裁は倫理的観点や違法性の観点から控えるようにしてください。

  • 不倫相手に転園や引っ越しを強要する
  • 同じ職場の不倫相手に職権を使って嫌がらせ(パワハラ)をする
  • 不倫相手の所有物や資産を壊す
  • インターネットに不倫相手の個人情報を掲載する

こういった制裁は違法なうえ、不倫相手からの訴えにより、自分の社会的立場を損ねる可能性が高いです。
制裁は合法の範囲で行い、可能な限りリスクは排除しましょう。

(3)不倫相手と会うのが辛ければ弁護士に任せることもできる

修羅場に遭遇した後も、慰謝料の請求や示談交渉など、不倫相手と会わなければならない場面が発生します。
しかし、修羅場を経て心が傷ついていると「同じ空気を吸うことすら耐えられない」と感じる方もいるでしょう。

こういった場合、弁護士を選任し、代理人として代わりに交渉してもらうことが可能です。
交渉の進行状況にもよりますが、修羅場以降不倫相手と一度も会わずに慰謝料の回収まで漕ぎつけられることもあります。

弁護士を選ぶ際は、浮気問題解決の実績を確認したうえで、無料相談で対応を確認すると確実です。
相談の際は、慰謝料の見込み金額を聞き、きちんと答えられるかをチェックしてみましょう。

正しく弁護士を選ぶことができれば、浮気問題解決までの心強い味方になってくれます。
現在はインターネットなどで実績を公開している事務所も多いため、まずは近場の弁護士事務所を探してみましょう。

まとめ

旦那と浮気相手の浮気現場に遭遇すると、頭に血がのぼって対応を誤る可能性があります。
一度深呼吸し、まずは冷静になりましょう。

浮気現場に遭遇した場合、写真撮影などによる証拠の保全と、浮気相手の連絡先を確保しましょう。
後の慰謝料請求のための重要な要素です。このとき、口頭ではなくスマホの登録内容や公的な証明書の内容と照らし合わせると確実です。

浮気相手が許せず制裁を加えたいのであれば、慰謝料を請求できます。
ただし、書類の準備や示談交渉の準備などを一人で行うのは負担が大きいです。
そのため、信頼できる弁護士のサポートを受けることをおすすめします。

不倫慰謝料請求に強い弁護士

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