旦那の浮気の初期状態は?放置するリスクと対処法
旦那が浮気を始めると「最近、旦那の様子がおかしい」「以前と行動が変わった」と感じる方は多いもの。
この記事を読んでいる方のなかにも、旦那の行動を不審に思う方もいるのではないでしょうか。
いつもと違う行動をとったり、不自然な言動が出て来たりした場合、浮気の初期状態の可能性があります。
浮気の放置には多くのリスクがともなうため、早めに浮気の有無を確定させ、初期のうちに対処し深刻化を防ぐことが必要です。
この記事では、浮気の初期状態に現れる特徴と放置のリスク、具体的な対処法を紹介します。
旦那の浮気の初期状態で現れる特徴
浮気は初期状態で対処すべきですが、浮気が始まったことをどのように判別すればよいのでしょうか。
実は、浮気を始めたての時期は、以前と違った行動が比較的分かりやすく現れることが多いです。
以降に紹介する内容に複数当てはまる場合、旦那は浮気をしている可能性があります。
具体例を見てみましょう。
(1)急に優しくなる
浮気初期にしばしば見られるのが、不自然に態度が優しくなることです。
それまで無関心だった家事や育児に献身的に参加しようとしたり、急に花やプレゼントを買って来たりすることがあります。
浮気中の旦那は、妻に対して多少なりとも罪悪感を抱いている人が多いです。
とくに初期はその傾向が強く、埋め合わせをするため急に献身的になることもあります。
旦那が優しくなること自体は喜ばしいことですが、影に浮気が隠れていることも考えられます。
他にも不審点がないか、最近の旦那の行動を思い返してみましょう。
(2)妻の予定を気にするようになる
妻の予定を事前に把握しようとするのも、浮気初期の兆候の一つ。
妻のスケジュールを知って不在の隙を狙えば、自分も浮気相手とのデートの予定を立てやすくなるためです。
たとえば、以前は「帰宅前に連絡して」という程度だったのが、事前に帰宅時間や残業の有無を確認したり、仕事での外出先を細かく聞いたりするようになると怪しいでしょう。
こういった兆候が見られるのであれば、一度事前の連絡と異なる時間に帰宅して様子を見てみるのがおすすめです。
家に居るはずの旦那がいない、自宅に訪問者を招いた痕跡があるなど、いつもと違う点があるかもしれません。
(3)聞かれてもいないことを話すようになる
外出中の出来事について、自分から事細かに説明するのも、浮気初期の旦那に現れる特徴です。
浮気初期は、旦那本人も「浮気をしている」という状況に慣れていないため、バレないように特に神経を使っています。
そのため、浮気相手のデートから帰ったあとは、その内容に信ぴょう性を持たせるため細かく説明しがちなのです。
たとえば「友人との飲み会で外出していた」と嘘をついている場合、会話の内容やお店のメニュー、従業員の対応など、具体的な要素を織り交ぜて、必要以上に詳細に話します。
こういった兆候がある場合、旦那が話した内容をメモしておき、数日後にでも同じ内容について再びたずねてみましょう。
「中華料理店と言っていたのに今度はフレンチと言っている」「同行者がAさんからBさんに変わった」など、不審点はないでしょうか。
作り話であれば、内容を覚えておらず以前話した詳細と齟齬が出ることも多いです。
(4)スマホの取り扱いが厳重になる
浮気をし始めると、多くの夫はスマホの取り扱いを急に厳重にします。
とくに初期は妻に浮気が露見しないか戦々恐々としているため、肌身離さず持ち歩く人も少なくありません。
たとえば、以下のように変化が見られることがあります。
【スマホの取り扱いの変化】
- お風呂やトイレにまで持って行くようになる
- メッセージアプリの通知が出なくなる
- スマホの使用時間が増加する
他にも、スマホの画面を見られるのを急に嫌がるようになる、妻に知られていた暗証番号を変更するなどの兆候が出ることがあります。
こういったケースでは何かしら隠し事があることが多いです。
(5)家にいない時間が増える
自宅を不在にする時間が増えるのも特徴の一つです。
休日の一人での外出が増える、出張や残業で家を空ける時間が長くなる場合、浮気相手とのデートに時間を割いているのかもしれません。
休日の趣味での外出が増える、休日出勤や泊まりでの出張が増えたケースでは、影に浮気が潜んでいることがあります。
なかには、1~2時間程度の短時間で逢瀬を繰り返す人もいるため「ちょい外出」でも油断は禁物です。
旦那の浮気には初期段階で対処すべき理由
旦那に浮気の疑いがある場合でも「旦那を信じたい」「きっと自分から戻ってきてくれるはず」と浮気を静観・放置してしまう人もいます。
ただし、これはさまざまな理由からおすすめできません。旦那の浮気は早い段階で白黒はっきりさせ、適した対処を講じた方がよいでしょう。
では、浮気を放置するとどのようなリスクがあるのでしょうか。具体例を見てみましょう。
(1)長期化すると浮気相手に情が湧く
浮気が長期化すると、浮気相手に情が湧き、別れるに別れられなくなることがあります。
深刻化すると「自分には浮気相手も妻もどちらも必要」という意識を持ち、二重生活が常態化してしまうことも多いです。
ときには、妻と別れて浮気相手と再婚すべく、離婚準備を始めるケースもあります。
浮気は必ずしも当事者間に恋愛感情があるとは限りませんが、付き合っているうちに恋愛感情が芽生えることも考えられます。
当初は単なるセックスフレンドとしての付き合いでも、浮気関係が長くなるにつれて、関係が変化するかもしれません。
恋愛関係になってしまうと旦那の自発的な解決は期待できません。
浮気相手が素直に要求に応じなくなるなど、後の対処が難航するリスクも増すため、早急に妻の介入が必要です。
(2)浮気相手が妊娠する可能性がある
浮気を放置して長期化することで、浮気相手が妊娠する可能性があります。
とくに、浮気が常態化すると、浮気の罪悪感や危機感も薄れてくる傾向にあり、ときには避妊を怠ってしまうこともあるのです。
また、浮気相手の性格によっては、旦那の気を引く目的や、略奪婚などを狙ってわざと妊娠しようとすることも。
ピルを飲んでいると嘘をついたり「安全日」だと偽って避妊させたりしないケースが散見されます。
浮気相手が妊娠してしまうと、浮気問題が泥沼化することは必至です。
また、旦那の死後の相続などにまで禍根を残します。このような事態を避けるためにも、早めの対処が必要だといえます。
(3)浮気が継続すると妻の心理的負担が大きい
浮気が長期化すると、妻の心理的負担が激増します。
旦那が浮気をしていることを知りながら、何もしらないように装って接するストレスは計り知れません。
なかには、旦那の浮気によって妻が精神に不調を来たしてしまうケースも存在します。
旦那の浮気を静観している限り「旦那に裏切られている」という苦しみは終わりません。
この状態から脱却し新しいスタートを切るためにも、早急に浮気問題の解決に動くことをおすすめします。
(4)子どもに知られるリスクが増す
子どもがいる場合、旦那の浮気を知られてしまうのは大きなリスクです。子供が旦那のスマホを見てしまう、浮気相手といるところを目撃してしまうなど、ひょんなことから旦那の浮気に気付いてしまうことがあります。
父親の浮気は、子供にとって大きなショックになることも珍しくありません。
父親に憎しみを抱いて成長してしまう場合や、大人になってから自分の恋愛に消極的になってしまうことも多いです。
予期せぬところで浮気を子供に知られる前に、旦那の浮気はやめさせなければなりません。そのためにも、早急に対処が必要です。
慰謝料を請求し浮気を初期段階で食い止める方法
浮気を初期段階で食い止めるのにもっとも有効なのは、慰謝料を請求して経済的にダメージを与えることです。
再犯すれば再度慰謝料を請求される、という警戒から再発防止効果もあるため、ぜひ検討しましょう。
では、具体的に慰謝料請求まではどのように進めればよいのか、段階別に見ていきましょう。
(1)今後の方針を決定する
まず、旦那の浮気問題の着地点をどこに定めるのか、方針を決定します。具体的に、以下の点を明らかにします。
【浮気問題への対処で決めておくべきこと】
- 旦那と離婚するか否か
- 離婚するなら子供の親権はどうするのか(子供がいる場合)
- 慰謝料は誰に請求するのか(当事者のどちらか一方または両方に請求可能)
- 慰謝料以外の浮気相手への要求内容(あれば)
なお、準備の段階ではこれらの内容全てが確定している必要はありません。
とくに、離婚するかどうかは迷いながら決定する方も多いため、すぐに決断することが難しい場合はいったん保留としても問題ありません。
慰謝料の金額にも関わってくるポイントですが請、求額の算出までに大筋を決定できればよいでしょう。
(2)浮気相手を特定する
方針決めと同時に、旦那の浮気相手が誰なのか、調査を行います。
慰謝料を請求しようにも、浮気相手の素性が分からなければ請求できないためです。
ただし、浮気現場をたまたま見かけたり、人づてに目撃情報を聞いたりした場合などは、浮気相手に関する情報が不足していることもあるでしょう。
このケースでは、証拠収集の後旦那を問い詰めたり、探偵や興信所に依頼したりして相手を特定することも可能です。
最終的に請求時に相手を特定できれば問題ないため、証拠の収集と並行しても問題ありません。
(3)浮気の証拠収集を行う
慰謝料を請求するには、その根拠となる不貞行為を示す物証が必要です。
浮気の証拠は裁判でも採用できるレベルのものが望ましく、具体的にいうと「旦那と浮気相手の肉体関係を示すもの」を用意します。
証拠としては肉体関係が客観的に分かるものが必要です。
たとえば「ラブホテルに出入りしていた写真(複数回分)」「肉体関係を臭わすメッセージのやりとりの写真」などを用意しなければなりません。
ただし、自分で用意するのは難しい場合もあるため、探偵や興信所に依頼して証拠収集をしてもらうと確実です。
(4)弁護士に解決を依頼する
浮気問題の解決においては、弁護士に依頼してサポートを受けることをおすすめします。
請求自体は自身でも可能ですが、弁護士に依頼すること以下のメリットを享受できます。
【弁護士に依頼するメリット】
- 法的に有効な書面の作成が可能
- 依頼者の代理人として裁判の対応ができる
- 示談交渉を有利に進められる
- 慰謝料の適正額を算出してくれる
- 相手方の弁護士との交渉ができる
慰謝料の請求をひとりで行う場合、これらの準備や手続きは全て妻が自分で行わなければなりません。
時間的・精神的負担が増大することが考えられるため、弁護士を選んだうえで解決を依頼することをおすすめします。
浮気の初期段階で旦那を問い詰めるのはNG
旦那の浮気を知った際にやってしまいがちなのが、浮気が判明した時点で旦那を問い詰めること。
しかし、これは浮気問題を有利に解決するためには避けるべきです。
では、初期段階で旦那を問い詰めるとどのような弊害があるのか、具体例を見てみましょう。
(1)証拠を掴む前だと追及が難しい
旦那の浮気を知った段階では、多くの場合十分な証拠が揃っていません。
この段階で問い詰めても、浮気を素直に認めないことが考えられます。
たとえば、ラブホテルのレシートが見つかった場合でも「泊まる場所がなくて一人で入った」などと言われると、それ以上追及はできません。
浮気相手へのプレゼントなども「同僚にあげただけ」「姉妹への贈り物」などといくらでも言い訳ができてしまいます。
このように、初期段階では浮気を認めさせることはできない可能性が高いです。
旦那との話し合いも徒労に終わることが多いため、証拠が集まるまでは浮気の事実を知っていることを悟られないようにしましょう。
(2)証拠隠滅を図る場合がある
初期段階で旦那を問い詰めるもう一つの弊害が、浮気を知られたことを知った旦那が証拠隠滅に出ることです。
十分な証拠が揃っていない段階で、旦那に浮気を調べていることを知られると、旦那の以降の行動が慎重になります。
それまでの浮気相手とのメッセージを削除するなど、浮気の痕跡を整理し始めるかもしれません。
今後の証拠収集にも支障が出る可能性が高いです。探偵の尾行も気付かれやすくなりますし、デートの足取りが残らないよう警戒するようになります。
また、浮気相手にも注意喚起することが考えられるため、浮気相手の調査も難度が上がってしまいます。
証拠隠滅の可能性も考えると、証拠の無い段階で問い詰めるのは非常にリスクの高い行為です。
問いただしたくなる気持ちは理解できますが、まずは落ち着いて調査を進めることを優先しましょう。
(3)勘違いの可能性もある
証拠の出ていない段階だと、そもそも浮気そのものが勘違いの場合もあります。
浮気相手だと思っている女性は同僚や上司かもしれませんし、ただの食事会をデートと勘違いしている可能性もあります。
確固たる証拠を掴むまでは、確かなことは言えないのです。
また、浮気は事実でも、浮気相手の顔と名前を知らなければ、別人と浮気相手を勘違いすることもあります。
この場合、旦那は堂々と浮気をしていない証拠を示せるため「勘違いでよかった」と誤認してしまうリスクも考えられます。
浮気を問い詰めるのは、肉体関係を示す証拠を入手してからにするのが鉄則です。
怒りのあまり暴走してしまわないよう、注意してください。
まとめ
旦那の浮気初期では「妻の予定の把握」「スマホの厳重管理化」など、それまで見られなかった様々な現象が現れます。
不審点が複数ないか、旦那の様子を注意深く観察してみましょう。
旦那の浮気が発覚しても「信じて待ちたい」という思いから、浮気を放置してしまう方もいます。
しかし、旦那自身での解決は難しい場合が多く、長期化は多大なリスクをはらんでいます。そのため、早急に浮気問題に介入し解決を図ることが大切です。
スピード解決を目指すのであれば、弁護士へ依頼するのもっとも効率的です。
仕事や育児で時間を割けないときにも、代わりに準備を進めてくれます。
何より法律と交渉のプロのため、妻に有利な形で決着がつく可能性が高くなります。
弁護士には依頼者との相性や得意なジャンルが存在するため、最初は無料相談で依頼しても問題ないか確認することがおすすめです。
依頼した際の慰謝料の見込みや費用感も確認できます。まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。