不妊治療中に夫(旦那)が浮気したときの対処方法とは?浮気を見抜く方法も解説
不妊治療を成功させるには夫婦間の協力が必要です。
どちらか一方の頑張りだけでは、目標を達成できません。
しかし、不妊治療中に夫が浮気するといったケースはよくあります。
本記事を読んでいる方は「よりにもよって不妊治療中に浮気するなんて」「浮気した夫を許せない」と考えている方が多いのではないでしょうか。
実は不妊治療中に浮気する原因は、夫だけでなく妻にあることもあります。
今回は不妊治療中の夫の浮気について、浮気する理由や対処方法などとあわせて解説します。
不妊治療中に夫(旦那)が浮気する理由や浮気防止方法とは?
不妊治療のストレスから逃れるために、夫が浮気するといったケースは少なくありません。
夫の浮気が発覚すれば、せっかく続けてきた不妊治療の継続が困難になります。
「夫の浮気を防止したい」「夫が浮気しているかもしれない」という方は、浮気する理由や浮気防止方法について知っておきましょう。
(1)不妊治療で溜まったストレスを解消したい
不妊治療中に夫が浮気する原因には、妻の愚痴を聞かされ続ける、会話の内容が不妊治療ばかりというものがあります。
不妊治療が上手くいかないとついイライラしてしまい、夫に愚痴をいい過ぎてしまうこともあるでしょう。
また、ついつい不妊治療の話ばかりしてしまいがちです。
妻は夫に愚痴や話を聞いてもらうことで、一時的にストレスを発散できています。
しかし、一方的に愚痴ばかり聞かされている夫は、どんどんストレスを蓄積してしまいます。
そして、夫婦の会話が不妊治療のことばかりになると、同じ話にうんざりした夫は妻との距離を置くようになってしまうでしょう。
不妊治療のストレスから逃れたい夫は、一時的な気の迷いで癒しを求めて浮気してしまうことがあります。
ですので、不妊治療中は一方的に話すのではなく、お互いに話し合う場を設けましょう。
たまには不妊治療を忘れて、2人で気分転換に出かけたりするのもおすすめです。
いつ終わるかわからない不妊治療に不安やストレスを感じるのは夫も同じです。
適度に話し合ったり息抜きをしたりして、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
(2)セックスレスや愛のないセックスが寂しい
セックスレスや愛のないセックスも、夫が浮気する原因の一つです。
一般的な不妊の治療方法であるタイミング法では、妻の排卵日を目安にセックスします。
お互いにしたいタイミングでセックスしないため、回数が減ってしまいます。
さらに子作りを意識しすぎて、セックスが義務的、作業的になってしまいがちです。
すると夫は「性欲を発散したい」「愛のあるセックスがしたい」と思うようになり、浮気しやすくなります。
ですので、夫からセックスに誘われたらなるべく断らないようにしましょう。
また、不妊治療の方法を決めるとき、セックスについてもしっかり夫婦で話し合うのがおすすめです。
(3)夫婦関係が悪化して家に居づらい
夫婦関係が悪化すると夫は浮気しやすくなります。
不妊治療が上手くいかず長引くと、お互いに不安や焦りでストレスが溜まりやすいです。
話し合いで意見が衝突して、夫婦喧嘩に発展することもあるでしょう。
夫婦関係が悪化すると、夫は家を空ける機会が増えやすくなります。
夫婦で一緒に過ごす時間が減るのは、夫婦仲が冷める原因です。
夫との距離を置いてしまうと、夫の妻に対する愛情が薄れてしまい浮気するきっかけとなります。
不妊治療を行うときは、以下の内容を心に留めておきましょう。
- お互いに愛し合っている
- つらいのはお互い様である
つらいときこそ自分本位にならず、お互いに支え合って不妊治療を進めてください。
不妊治療中に浮気する夫(旦那)がとりやすい行動や態度
本項目では、夫の浮気を見抜く方法について解説していきます。
不妊治療中に浮気する夫の行動や態度には、いくつかの傾向があります。
「最近夫の行動や態度に違和感がある」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
(1)帰りが遅くなったり家を空けたりする機会が増える
不妊治療開始後に夫が家を空ける機会が増えたときは、浮気しているかもしれません。
心当たりがある方は、以下の機会が増えているかを確認してみましょう。
- 夫との口論
- 短時間の外出
- 一人で出かける
- 急な出張や接待
- 妻が知らない人と会う
また、夫の態度が以前よりよそよそしい、おしゃれに気を遣うようになったというときも浮気に注意してください。
夫が浮気相手と会っている可能性があります。
(2)不妊治療に対する夫(旦那)のやる気が感じられない
不妊治療に賛成していたはずの夫が、子作りに対してやる気が感じられないときは浮気しているかもしれません。
心当たりがある方は、以下の項目を確認してみてください。
- セックスする回数が減った
- セックス中の態度が素っ気ない
- さっさとセックスを済ませようとする
- 子どもの話をしても興味がなさそう
夫が義務的、作業的にセックスするようになった、子どもの話に興味を示さなくなったときは浮気に注意しましょう。
(3)排卵日にもかかわらず夫(旦那)がセックスに応じない
子作りするチャンスにもかかわらず夫が排卵日にセックスを拒むときは、浮気している可能性があります。
また、浮気していなくても以下の内容が考えられます。
- たまたま気分が優れないだけ
- 子どもが欲しくなくなった
早急に話し合う機会を設けて、不妊治療について意見交換しましょう。
不妊治療中に夫(旦那)が浮気したとき離婚や慰謝料を請求できる?
続いて、離婚や慰謝料請求が認められやすい条件を解説していきます。
不妊治療中に夫が浮気しただけでは、離婚や慰謝料請求が認められづらいです。
離婚や慰謝料を請求しようと考えている方は、これから解説する条件に当てはまるかを確認しましょう。
(1)離婚請求が認められやすい条件
離婚は夫婦ともに合意することで成立します。
夫が離婚に反対する場合は、離婚請求が認められません。
しかし、以下の条件に当てはまる場合は離婚請求が認められやすいです。
- 夫が浮気相手と不貞行為を働いた
- 夫から悪意で遺棄された
- 夫が3年以上生死不明の状態である
- 強度の精神病にかかり回復の見込みがない
- その他婚姻を継続し難い重大な事由がある
不貞行為とは、浮気相手と肉体関係を持つ、または性的類似行為をすることを指しています。
夫が浮気相手と不貞行為を働いた場合は、離婚請求が認められやすいです。
悪意の遺棄とは、以下の内容を指しています。
- 病気などで働けない妻の医療費を支払わない
- 専業主婦の妻に生活費を渡さない
- 合意なしで別居する
- 家から追い出す
- 理由もなく家出を繰り返す
3年以上生死不明、回復する見込みがないほどの精神病にかかっているといった場合も、離婚請求が認められやすいです。
その他婚姻を継続し難い重大な事由の一例は、以下の通りです。
- DVやモラハラ
- 配偶者の親族からの虐待を見て見ぬ振り
- セックスレス、性の不一致、性行為の強要
肉体、精神的に暴力を振るわれた場合は、その他婚姻を継続し難い重大な事由に該当します。
以上の条件以外で離婚請求が認められることもあります。
離婚を考えている方は、弁護士に相談して離婚請求できないかを確認するのがおすすめです。
(2)慰謝料請求が認められやすい条件
慰謝料請求が認められやすい条件を見ていきましょう。
- 夫が浮気相手と不貞行為を働いた
- 夫がDVやモラハラなどを行う
慰謝料請求も同じく、夫が浮気しただけでは認められづらいです。
そして、夫が浮気相手と不貞行為を働いている場合は、慰謝料請求が認められやすくなります。
慰謝料は夫だけでなく、浮気相手にも請求可能です。
ただし、すでに浮気以外の理由で夫婦関係が破綻している場合は、慰謝料請求が認められないこともあります。
また、夫が既婚者であると知らなかった場合は、浮気相手に慰謝料請求できる可能性が低いです。
不妊治療中に夫(旦那)の浮気が発覚したときの対処方法と注意点
夫婦で不妊治療についてしっかり意見交換できていても、夫が浮気しているケースは少なくありません。
十分に話し合っても浮気している場合は、一度冷静に考えてから離婚や慰謝料請求、夫との和解を視野に入れて行動しましょう。
(1)不妊治療中に浮気した夫(旦那)を許せるのか考える
不妊治療を継続したい、夫と離婚したくないという方は、もう一度以下の内容について考えてみてください。
- 浮気した夫と不妊治療を継続できるか
- 浮気した夫の子どもが欲しいか
- 一度浮気を認めて反省してもまたするのではないか
離婚しない場合は、浮気した夫と不妊治療、子育てをすることになります。
「夫の浮気は一時的なものだ」と割り切れない方は、離婚の準備を進めましょう。
(2)不妊治療を中止して夫(旦那)と離婚するデメリットを考える
夫との離婚には、以下のデメリットがあります。
- 不妊治療を中止しなければならない
- 出産可能な年齢のうちに不妊治療を再開できるか分からない
- 十分な収入がなければ離婚後の生活が苦しい
夫と離婚すれば、不妊治療を中止することになります。
そして、出産可能な年齢のうちに不妊治療を再開できる保証はありません。
また、専業主婦や収入が少ない方は、離婚後の生活費も考慮してください。
以上のデメリットを考慮して、離婚するかしないかを決断しましょう。
(3)不妊治療中に夫(旦那)が浮気した証拠を集める
夫と離婚したいときだけでなく、浮気相手と別れさせたいときも浮気している証拠を集めましょう。
先ほど解説した条件に当てはまる証拠があれば、離婚や慰謝料請求が認められやすいです。
たとえば、夫が浮気相手とラブホテルに出入りしている写真があれば、不貞行為を働いた可能性が高く、離婚や慰謝料請求を認められやすくなります。
ただ、夫や浮気相手にバレないように証拠を集めるのは難しいです。
証拠を集めているとバレてしまえば、相手に警戒されて証拠を集めづらくなります。
ですので、証拠を集めるときは探偵や興信所に浮気調査を依頼するのがおすすめです。
探偵や興信所であれば、夫や浮気相手にバレないように証拠を集めてくれます。
さらに、離婚や慰謝料請求が認められやすい証拠を集めてくれるので、素人が集めるよりも安心です。
数ある探偵や興信所の中には、成功報酬制の事務所もあります。口コミなどで評判を参考にしながら、依頼する事務所を選びましょう。
(4)弁護士を立てて不妊治療中に浮気したと夫(旦那)に認めさせる
離婚や慰謝料を請求したいときだけでなく、浮気相手と別れさせたいときも弁護士に相談するのがおすすめです。
弁護士は離婚請求、慰謝料請求、夫と浮気相手の接触禁止に関する書類の作成や交渉を行ってくれます。
1つでも浮気の証拠があれば、なるべく裁判をせずに解決できるよう交渉してくれるので、夫と和解しやすいです。
一方個人交渉は、冷静になれない、脅迫で逆に訴えられるなどのリスクがあります。
ですので、夫や浮気相手と交渉するときは弁護士を立てましょう。
離婚や慰謝料を請求する側の場合、相談料無料、成功報酬制で依頼を引き受けてくれる弁護士事務所があります。
気軽に相談してみましょう。
不妊治療中に夫(旦那)の浮気相手が妊娠したときの対処方法
不妊治療中に「浮気相手に子供ができたから離婚してほしい」と、夫からいわれるケースがあります。
ただ、浮気相手が生理不順、別れさせるために嘘をついているという可能性もあります。
まずは落ち着いて、以下の手順で対処しましょう。
浮気相手に産婦人科で診断書をもらってくるように伝える
↓
妊娠が発覚したらDNA鑑定を行う
↓
浮気相手と子どもについて話し合う
話し合いの結果、夫婦関係の修復が不可能だと判断した場合は、弁護士を立てて離婚や慰謝料の請求を行いましょう。
夫が不貞行為を働いているため、離婚や慰謝料の請求が認められやすいです。
また、慰謝料は夫だけでなく浮気相手にも請求できます。
夫の報告に慌てたり落ち込んだりしがちですが、落ち着いて以上の手順で対処しましょう。
まとめ
不妊治療を継続するには、夫婦間の協力が不可欠です。
不妊治療を開始する前に夫婦でよく話し合い、治療中も定期的に意見交換の場を設けましょう。
一方的な意見の主張は、ストレスが溜まり浮気の原因になりやすいです。
夫に浮気されてしまうと、不妊治療を中止することになりかねません。
万が一、不妊治療中に夫の浮気が発覚したら、離婚するしないにかかわらず探偵、興信所に浮気調査を依頼しましょう。
夫が浮気相手と不貞行為を働いたという証拠が見つかれば、離婚や慰謝料請求、夫と浮気相手の接触禁止に関する交渉を行いやすいです。
弁護士を立てて上手く交渉してもらいましょう。