旦那が浮気?疑惑を確信に変える浮気の痕跡とは
旦那の浮気を疑う方の多くが、証拠を発見する前に旦那の行動に違和感を覚えます。これらの違和感は、浮気を直感的に感じ取っているものであり、うまく利用できれば早期発見が可能です。
しかし、「確信はないけれど何だか怪しい」という程度では、思い過ごしとして流してしまう方も多いようです。
この記事では「なんとなく怪しい」場合に情報を整理するポイントと、浮気の兆候として現れやすい痕跡を紹介します。
「確信はないけど怪しい」場合は不審点を整理してみる
浮気をしていると確信しているわけではないけれど、なんとなく不審な点がある。このような場合、浮気の小さなシグナルを感じ取っているのかもしれません。怪しい場合、不審点を整理してみましょう。
(1)怪しいと感じた点=いつもと違う点
旦那に問い詰めて、直接不倫相手の連絡先を聞き出す方法です。
他人を不倫相手と誤認する確率が最も低く、確実な方法の一つといえます。
旦那に浮気の疑いがあるのであれば、何らかの不審に感じたタイミングがあるはずです。通常、旦那の言動に違和感を抱くのは、その要素が「いつもの旦那としては不自然」だからです。いつ、どのような場面で不審に感じたのか振り返ってみましょう。
たとえば、普段妻が外出し、何時に帰宅しようと気にしない旦那が、急に予定を気にするようになった場合を考えてみましょう。理由を聞いてもはぐらかされるようであれば、少々怪しいといえます。
どういった点を怪しいと感じるかは人それぞれですが、旦那の言動にひっかかる点がある場合、無意識下で不審だと感じているのかもしれません。流してしまわず、頭の中で振り返ってみましょう。
(2)生活の中の不審点をピックアップしてみる
旦那の言動に「おや……?」と思う点を発見したら、そのほかにもおかしな点がないかピックアップしてみましょう。不審点が一つなら思い過ごしかもしれませんが、以前の旦那からは考えられない変化が、同じタイミングでいくつも発生しているなら、何かあると考えるのが自然です。
浮気中の旦那の言動の変化としては、「一人で外出したがる」「急に優しくなる」なども代表的です。「そういえば」と思う点が複数ないか整理してみましょう。
浮気中の旦那が痕跡を残しやすいポイント
浮気をしている旦那は、個人差はあれ多少なりとも痕跡を残さないよう注意しています。ただし、気を付けてはいてもいくつかは漏れており、痕跡がちらほらと残っているものです。浮気の痕跡がどこに見られるかは人によってさまざまですが、ここでは一般的に痕跡を見つけやすい7つのポイントを見てみましょう。
(1)帰宅時の様子
浮気から帰ってきた直後は、無意識のうちに「バレてはいけない」という意識が働きます。そのため、不審な点を発見しやすいタイミングです。たとえば「帰ってすぐシャワーで体臭を消そうとする」「着ていたものをすぐに洗おうとする」「妻の接近を過剰に嫌がる」などの兆候がしばしば見られます。
特に、これらの兆候が毎日ではなく、週に何度かだけ起こる場合、その日に浮気をしている可能性があります。
(2)スマホの取り扱い
スマホの取り扱いが急に厳重になるのも、旦那の浮気ではしばしば見られる兆候です。スマホに残っているLINEやメールの内容は浮気の証拠の宝庫なので、警戒心が強くなるのは自然なことです。
スマホの取り扱いに関して、たとえば以下のような変化は見られないでしょうか。
【スマホの取り扱いに現れる浮気の兆候(一例)】
- 暗証番号が変わる
- 別室でスマホをいじる時間が増える
- 肌身離さず持ち歩く
- 後ろから覗かれるのを異常に警戒する
このような変化がある場合、浮気相手と隠れてやりとりしている可能性があります。
(3)バッグや財布の中身
バッグや財布の中身に、うっかり浮気の痕跡を残してしまうこともあります。以下のようなものが代表的です。
【身の回りのものに現れる浮気の兆候(一例)】
- 財布やカバンに避妊具のパッケージが入っている
- 旅行の予定は聞いていないが旅行誌が入っている
- 手帳に暗号めいた予定の記載がある
- ホテルや女性向け店舗のレシートがある
一見バレバレでずさんな管理に見えますが、浮気との二重生活に慣れて来た頃に、うっかり気を抜いてこういった痕跡を残しやすいです。旦那が怪しい場合、定期的にチェックしてみてもよいでしょう。
(4)お金の流れ
浮気の兆候が顕著に出やすい要素の一つが、お金の流れです。というのも、浮気では食事やデート、浮気相手へのプレゼントなどで相応の支出が発生するからです。男性は浮気相手に少なからず見栄を張りたがるので、デート代が全額浮気相手の負担であるケースはあまり見かけません。
お金の流れのなかに、以下のような不審点は見られないでしょうか。
【お金の流れに現れる浮気の兆候】
- クレジットカードの明細に不審な買い物の履歴がある
- 銀行口座の出金回数が明らかに増えた
- 消費者金融で少額の借金をしている
旦那のクレジットカードの明細や銀行口座の履歴をチェックし、不審な入出金や買い物がないか確認してみましょう。お小遣い制の場合も、頻繁に前借を頼んで来たり増額を持ちかけられるなら怪しいと言えるでしょう。
(5)給与明細
意外かもしれませんが、給与明細にも浮気の痕跡は残りやすいです。というのも、浮気中の旦那はデートや旅行を残業や出張と偽ることが多いためです。このことから、給与明細の記載内容と妻に対する申告内容に乖離が現れます。給与明細の記載に、以下のような点はないでしょうか。
【給与明細から確認できる浮気の痕跡】
- 残業代と残業時間が合わない
- 出張したはずなのに出張手当がついていない
- 知らない間に有給を消化している
浮気が疑われるのであれば、旦那の残業や出張の日数と日付を記録しておくことをおすすめします。明細が出たら、内容を照らし合わせてみましょう。
(6)SNSの投稿
SNSの投稿も、浮気の有無や浮気相手を探るためのヒントになります。旦那がTwitterやInstagramをやっているのであれば、投稿を監視してみるのも一つの方法です。たとえば以下のような不審点はないでしょうか。
【SNSから発見できる不審点】
- 男友達との飲み会だと言っていたのにSNSの投稿に女性が写っている
- 旦那の投稿に対してたびたび親しく返信している女性がいる
- 残業だと言っていた日に異性と食事をしている
疑わしい相手がいる場合、そのアカウントの投稿もチェックしてみましょう。顔は映らないようにしていても、旦那の体の一部や持ち物などが写り込んでいることがあります。
(7)カーナビの履歴やドライブレコーダーの記録
多くのカーナビは、検索履歴が残るようになっています。ホテルや旦那の趣味に合わないお店など、不審な履歴がないか確認してみましょう。
検索履歴のほかに、地図上の走行履歴も浮気を疑う場合のヒントになります。旦那の通常の行動範囲と異なる場所に、頻繁に点線がついている場合などは注意深くチェックしてみてください。
また、車内が映るタイプのドライブレコーダーを搭載していれば、そちらもあわせてチェックします。浮気相手の顔や名前、会話の内容なども入手できることがあります。
旦那の浮気疑惑が確信に変わった際にやること
旦那の行動や各種の痕跡から浮気が確信に変わった場合、その後どのように進めればよいのでしょうか。浮気を解決したいのであれば、いくつか決めるべき方針と、解決のための準備が必要となります。最低限必要な準備を5点紹介します。
(1)浮気の証拠を集める
旦那や浮気相手に対して責任を追及するのであれば、浮気の証拠は必須です。証拠がなければ問い詰めても相手にされないことも多いため、確実な解決のために事前に収集しておきましょう。
浮気の慰謝料請求は、不貞行為の存在を法的な根拠とします。そのため、証拠として利用できるのは「旦那と浮気相手の肉体関係を客観的に示すもの」です。たとえば「ホテルに出入りしている写真」や「肉体関係を匂わせるメッセージのやりとり」など。
浮気の証拠は自分だけで集めるのは難しい場合もあります。必要に応じて、探偵や興信所に依頼するのも一つの方法です。
(2)離婚するかどうかを決める
なるべく早く決定しておきたいのが、離婚するか否かです。夫婦の離婚は慰謝料の金額にも影響するポイントです。
ただし、途中で心変わりしたり、不倫の発覚段階では離婚を決めかねていることも珍しくありません。こういったケースでは、弁護士に密に情報を共有しておきましょう。翻意したり、決めかねていることも併せて相談することで、一緒に最善の方針を考えてくれます。
(3)慰謝料の請求可否と請求先を決める
慰謝料を請求するのか、請求する場合は誰に請求するのかを決定する必要があります。慰謝料の請求先は「旦那と浮気相手」「旦那だけ」「浮気相手だけ」の三通りが存在し、基本的には請求者の任意で決定することができるためです。
誰に請求するかは人によって異なり「離婚するので二人に請求する」「離婚はしないので浮気相手にだけ請求する」などさまざまです。「浮気相手が旦那に騙されていたので浮気相手には請求しない」という方もいます。
それぞれの状況に応じ、最適な請求先を検討してみましょう。
(4)必要であれば経済力をつける
旦那が浮気をしていても、旦那の収入に頼って生活しているため離婚は難しい、という方もいるかもしれません。こういったケースでは、いったん慰謝料の請求は保留し、先に経済力をつけるのも一つの方法です。
浮気の慰謝料請求は「浮気の事実と浮気相手の顔と名前を知ってから3年間」の猶予があるため、今すぐに請求しなければいけないわけではありません。証拠を保全できているのであれば、旦那の収入があるうちに資格の取得やスキルをつけ、職を確保してから離婚と慰謝料請求をすることもできます。
(5)サポートしてくれる弁護士を探す
浮気を最短で解決したいのであれば、不倫問題に強い弁護士に相談することをおすすめします。慰謝料を請求するだけであれば、法律の専門知識のない一般の方でも可能です。ただし、以下のような問題が起こると、交渉が難航する場合があります。
- 慰謝料の減額交渉をされる
- 浮気相手が弁護士に依頼し請求を拒否する
- 浮気相手が非協力的で請求に応じない
- そもそも交渉のテーブルにつこうとしない
こういったケースでは一人で対応するのにも限度があるため、信頼できる弁護士への依頼をおすすめします。また弁護士に依頼することで、必要書類の準備や仕事の日の交渉の代行など、時間を拘束されずスムーズに対応できるのもメリットです。
浮気の調査中の注意事項
浮気の調査にあたっては、いつか注意すべきポイントがあります。いずれも浮気の調査中についやってしまうのですが、後の交渉で不利になる場合や慰謝料の請求そのものができなくなることもあります。注意事項の詳細を見てみましょう。
(1)確信があっても問い詰めてはいけない
浮気の確信を持った場合でも、確固たる証拠が出るまでは、旦那を問い詰めてはいけません。浮気を疑われていると知られると、スマホ内の証拠を消されたり、以降のデートを控えることがあるからです。
素直に自白すれば、それを証拠として確保することもできますが、多くの不倫当事者は自発的に不倫を認めようとしません。浮気をとぼけられたり、逆ギレされたりして嫌な思いをすることも多いですし、何より証拠の収集難度が上昇してしまいます。証拠が出るまでは、浮気を問い詰めるのは我慢したほうが無難です。
(2)証拠が出るまで旦那の関係者には伏せておく
こちらも浮気の調査を旦那に知られないための注意点です。確実な証拠が出るまで、旦那の関係者には伏せておきましょう。ここでいう「関係者」には、義父母をはじめとする親族や、共通の友人・知人、近所の方なども含みます。
こういった旦那の関係者に浮気の相談などをしてしまうと、夫婦仲の改善に協力したいなど「善かれ」と思って旦那に知らせてしまうことがあります。こちらも証拠隠滅の機会を与えることになるため、控えたほうがよいでしょう。
旦那の浮気を胸にしまっておくことが苦しいときは、旦那と無関係の友人に相談するようにしましょう。また、有料となりますが、プロのカウンセラーは守秘義務があるため、相談相手としては非常に安心できます。
(3)違法な証拠収集をしないよう注意する
証拠収集の際は、違法な手段を使わないように注意が必要です。
たとえば車にGPSをしかける場合を考えてみましょう。夫婦の共有の車であれば、半分は自分の所有物です。そのため発信機を取り付けても、通常問題ありません。ただし、これが浮気相手の車や持ち物であれば、他人のプライバシーを侵害することになるため違法性が高いといえます。
違法な方法で集めた証拠は、裁判に発展した場合はその効力を否定されることがあります。また警察に被害届を提出されると、取り下げることを条件として慰謝料の減額を要求されたり、請求そのものを撤回するよう求められたりすることも考えられます。
違法な調査方法は慰謝料請求そのものを頓挫させかねません。あまりにもリスクが高いため控えるようにしましょう。
(4)LINEやメールのチェックは節度を持って
浮気を調査するため、旦那のLINEやメールをチェックする方も多いかと思います。通常、メッセージのやりとりの一部を証拠として保全する程度であれば、証拠能力を否定されることはほとんどありません。ただし、LINEのデータやメールの履歴を全てコピーするなど「浮気調査の必要最低限」を逸脱した行為は、違法性が高いと判断されることもあります。
メッセージのやりとりを証拠として確保したいのであれば、メッセージを表示しているスマホを、日付が分かる形でカメラで撮影する方法がおすすめです。こうすることで必要な部分だけ確実に証拠として確保できます。ぜひお試しください。
まとめ
旦那の浮気に際しては、多くの方が発覚前に兆候をキャッチし、不審に思います。旦那の行動に「おかしいな」と感じる点があれば、浮気の兆候がないか探ってみてもよいかもしれません。浮気中の旦那は、気を付けているつもりでもちらほらと痕跡を残しているものです。今回ご紹介した内容も参考に、身の回りに疑わしい点がないか探ってみましょう。
旦那の浮気が発覚した場合、信頼できる弁護士を探し、法的な解決を図りましょう。浮気は放置するとエスカレートすることも多く、早期解決が望ましいです。
弁護士を探す際は、浮気や不倫問題を得意とし、実績の豊富な弁護士を探すことをおすすめします。弁護士の経験や得意ジャンルには往々にして偏りがあり、必ずしも不倫問題に強いとは限らないからです。
まずは無料相談を実施している事務所を中心に、自分と相性の良い弁護士を探してみてください。