夫や妻の不倫でつらい思いをしている方に読んでほしいコラム
この記事に目をとめてくださった方の中には、夫や妻の不倫で辛い思いをしている方が多いと思います。
「夫の不倫で気持ちがボロボロになったが、どうしたらわからない」
「妻の不倫でショックを受けて許せない気持ちでいる」
など、配偶者の不倫でストレスを感じている方は少なくありません。
配偶者に不倫をされた辛さをどうしたらいいのか、自分ひとりがこんな思いに苦しんでいるのか、信じていた相手に裏切られて、孤独感にさいなまれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、夫や妻の不倫でつらい思いをしている方、腹が立って許せない気持ちでいる方に、ぜひ目を通していただきたい、不倫で苦しんでいる方の実例や相談窓口などの内容をお送りします。
夫や妻の不倫で辛い思いをしている方へ
みなさんの中には、夫や妻の不倫を知ったけれど、誰にも相談できずに悩んでいる方、友達に相談したけれど、辛さを理解してもらえずに余計苦痛が増した方もいらっしゃるかと思います。
配偶者の不倫で辛い思いをした方の声を集めると、次のような声が多く見られます。
- 自分は愛しているのに相手の気持ちが離れていたことにショックを受けた
- 子育てで大変なのに、相手が外で不倫していることが許せなかった
- 自分以外の女性/男性と肌をあわせていると思うと苦痛を感じる
- 自分を女性/男性とみてくれないのに、不倫をしていることが許せない
- 家庭を顧みないのに外に浮気相手がいることがショックだった
- 嘘をついて不倫をされていたことで気持ちがボロボロになった
- 正直配偶者に恋愛感情はないが、それでも不倫は許せない
- 友達に相談したら自分にも非があるように説教されて余計に傷ついた
みなさんの場合はいかがでしょうか。夫婦の関係は様々なので、つらさや苦痛の程度や、その内容も一人一人異なると思います。
しかし、夫や妻の不倫で苦しんだ人は、あなただけではありません。次から、不倫で苦しんだ方の気持ちや、実例をご紹介します。あなたの気持ちに少しでも沿うような声があるのではないでしょうか。
不倫で腹が立つ人、相手が許せない方へ
不倫した配偶者も、不倫相手も許せない!腹が立つという方もいらっしゃいますよね。
そうするとつい、「不倫相手に復讐する方法」や「離婚裁判」といった言葉に目がいきがちになります。しかし、考えなしに復讐行為に走ると、かえってご自身が不利な立場になったり、罪に問われる可能性もあります。反対に、適切な方法をとることで、効果的な復讐をした人もいます。
ここでは、不倫の復讐で逮捕された実例をご紹介します。
- 不倫相手の妻を殺害しようとした女性が傷害罪で逮捕された事件
- 不倫相手に復讐しようとして職場にFAXを送った女性が脅迫罪で逮捕された事件
上記は、不倫の当事者が起こした事件ではありますが、同様の復讐行為をすると、配偶者の不倫で悩む方も逮捕される可能性があります。配偶者の不倫で傷ついた上に、逮捕されては踏んだり蹴ったりです。どれだけ腹が立ったとしても、このような行為はしないようにして下さい。
一方、不倫の復讐に成功した人もいます。
- 不倫相手から慰謝料をしっかり取ることができた事例
- 不倫相手と配偶者の双方から慰謝料を払ってもらえた事例
不倫をした配偶者と不倫相手が許せないとしても、離婚すべきかどうか、これからどのような対応をすべきか決めかねている方も多いと思います。
しかし、そのような場合でも、慰謝料を相手が払えるギリギリの金額をしっかり請求して、不倫相手の生活にダメージを与えたことが一番の復讐になったという人は多いようです。離婚をしなくても慰謝料は請求できるので、不倫をした配偶者も不倫相手も許せない、腹が立つという方は、どのくらい慰謝料を請求できるのか、効果的な慰謝料の請求方法はどうやったらいいか、などを考えてみるといいかもしれませんね。
不倫のショックで傷つきボロボロになった方へ
夫や妻の不倫でショックをうけ、傷ついてもう何もできないという方も多いと思います。
インターネットでも、「配偶者の不倫で苦しんだので自殺したい」「消えてしまいたい」という声も多く見られます。信じていた相手、一緒に暮らしている相手の裏切りを知れば、そのような気持ちになるのももっともだと思います。
でも、ここで命を絶ってしまっては、不倫相手の思うつぼだと思いませんか?
そもそも、不倫をする人は、相手に家庭があると分った上で関係を持つような人です。実際に、不倫の当事者が不倫関係を継続しようとして犯罪行為に手を染める人もいます。中には、不倫相手の妻の座に収まろうとして不倫相手の妻の殺害をネットで依頼したところ、それを知った不倫相手がいくら何でも妻に危害を加えるのは許せないと激昂して暴力を振るい、事件化したという事例もありました。
また、インターネットで検索をした人の中には次のような声もあります。
- ネットの声を見ていたら益々落ち込んでしまった
- ネットで不倫をした側のサイトを見てしまい一層落ち込んだ
- 悩みがつのって日常生活が送れなくなった
皆さんの中にも、同じような状態にある人もいるかもしれません。そのような場合は、思い切って「専門家」に悩みを打ち明けてみるのもいいかもしれません。
後で詳しくご紹介しますが、日本には、配偶者の不倫で悩んでいる方の相談に乗っている専門家がいます。専門家は、皆さんと同じように、夫や妻の不倫で苦しんでいる人の相談を多く扱った経験を持っています。経験豊富な専門家と話をすることで、気持ちが少し楽になることもあるかもしれませんので、ぜひ覚えておいてくださいね。
夫や妻を許すかどうするか迷っている方へ
皆さんのなかに、配偶者の不倫でショックを受けてはいるけれど、家族や子どものために、不倫をした妻や夫を許すかどうか迷っている方もいらっしゃいませんか?
インターネットでも、「不倫を許してやり直した」「復縁して円満に解決した」という声がみられます。しかし一方で、このような声があることも事実です。
- 許す気持ちもあるが、こころの整理がつかない
- 我慢して許したけれど、気持ちの整理がつかないままで辛さが続いた
- 許したけれど、トラウマになって夫や妻に触れられなくなった
覚えておいていただきたいのは、許すのは今でなくてもいいということです。そして、許すかどうかを決める権利を持っているのは、皆さんの方だということです。
許すにしてもどういう条件で許してやるのか、配偶者は許しても不倫相手へのペナルティはどうするのか、許す前に別居期間を置いた方がいいのかなど、じっくり考えてから許しても、決して遅くはありません。
不倫相手を許すのは相手のためではなく、不倫で辛い思いをした皆さんご自身が、今後よりよい人生を送れるためです。その際にも、専門家に相談することで、ご自身にあった許すタイミングや、許す際の条件のアドバイスが期待できるので、まずは気軽に相談してみてもいいと思います。
不倫をした配偶者との関係を再構築することはできるのか
夫や妻の不倫でショックをうけ、ボロボロになったけれど、できることなら関係を再構築したいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、関係を再構築した方もいます。中には、「不倫をした夫が反省をして子煩悩になった」とか「言動がおかしい不倫相手に対抗するうちに、配偶者との協力関係が産まれて関係が良くなった」という人もいるようです。
しかし、今、不倫関係で傷ついている中では、再構築がスムーズにいかないのが普通です。上手くいかないからと言って悩む必要はありません。関係を再構築する際には、焦らず、次のポイントをどうしたいのか、考えておくとよいでしょう。
- 関係の再構築の話をどのタイミングで持ちかけるべきか
- 関係を再構築する際に、配偶者に慰謝料を請求するかどうか
- 不倫相手に対して慰謝料を請求するかどうか
特に、話を持ち出すタイミングについては悩む方も多いかもしれません。現在、話ができない状況で話を持ち出しても喧嘩になり関係が悪化してしまう可能性もありますし、あまりに長期間放置していると、配偶者が不倫相手に絡め取られてしまうのではないかと不安になる方もいるでしょう。
そこで、配偶者に話を持ち出すタイミングとしては、不倫相手にも配偶者がいる場合はその人が不倫の事実を知っているかどうかを探っておくと、話の見通しが立てやすくなります。また、もし話がこじれた場合に備えて、ご自身の財産と生活の基盤をどうするか、役所や専門家にあらかじめ聞いておくと、ご自身も落ち着いて話を進めることができるでしょう。
不倫を許したけれどストレスでフラッシュバックに悩む声
ネットには、不倫を許したけれど、ストレスでフラッシュバックに悩んだり、鬱のようになる人の声が見受けられます。
具体的には、夫婦の営みが持てなくなった、夫や妻の下着に触れることができなくなった、街で不倫相手に似た人を見ると動悸や吐き気がする、といった人もいらっしゃいます。そのせいで、不倫をした配偶者を許したけれど、家族の関係は元に戻らないとかえって悩まれる方もいるようです。
そのような場合は一人で悩みを抱えず、次にご紹介する専門家にご相談してみてはいかがでしょうか。あなたは、配偶者の不倫で悩んだ被害者です。不倫のストレスで、以前と同じような家庭環境にならなかったとしても、それは皆さんのせいではありません。同様のケースの相談を多く扱った専門家に相談することで、気持ちが楽になったり、フラッシュバックを解消する方法が見つかるかもしれませんよ。
夫や妻の不倫でつらい人が相談できる専門家の窓口
ここでは、夫や妻の不倫でつらい思いをしている方が相談できる専門家の窓口をご紹介します。
(1)離婚カウンセラー
「離婚カウンセラー」とは「夫婦問題カウンセラー」とも呼ばれる民間資格保有者のことです。離婚だけでなく、夫婦関係の悩み全般に相談にのっており、カウンセラー自身も、夫婦関係の様々な経験をしたという人も多いようです。
また、離婚カウンセラーと話をして、より深い専門家のヘルプが必要と判断した場合には、適した専門家の窓口を知ることができるというメリットもあります。
配偶者の不倫を知って、ご自分の気持ちの整理がつかない、といった方は、夫婦問題カウンセラーに話すことで、状況や思いが見えてきて楽になるケースもあります。
(2)弁護士
弁護士は、夫婦の問題を法的に解決する専門家です、具体的には、配偶者や不倫相手に慰謝料を請求するタイミングや方法、金額や、許せない場合に離婚するにしても、その手順や方法のアドバイスを受けることができます。
相手が許せなくて、慰謝料の請求をすることは決めているとか、離婚をしたいと決めている方は、弁護士に相談すると、ご自身に適した方法を知ることができるので、問題の解決に向けて前進が期待できます。
まとめ
今回は、夫や妻の不倫で傷つき、辛い思いをしている方に向けたお話をさせていただきました。皆さんの辛さはひとりひとり違いますし、状況も家庭によって違うと思います。しかし、多様なケースを扱ってきた専門家であれば、状況を紡いで、ご自身に最善のアドバイスを受けられることが期待できますよ。
まずはお気軽に、あなたの味方となる専門家のドアをたたいてみてはいかがでしょうか。